前回の記事でも言いましたが最近、トレードへのご質問が急増しています。その背景にはtwitter社やmeta社の大幅な人員削減の発表や急激な円安があるのだと個人的には思っています。昨日もこんなご質問を頂きました。(※許可を頂き掲載しています)
太田さん初めまして。群馬県で自営業を営んでおります。開業して今年で7年目になりますが今年に入って売上も利益も急激に減ってきました。
昨年までは国からのコロナ補助金などでなんとか利益を確保してきましたが補助金が無くなった今年は本当に厳しい状況です。
半年ほど前から貯金を切り崩して生活していますが、そろそろ底が尽きそうです…
そこで私もトレードに興味があり、チャレンジしてみたいと思っています。
太田さんの教えを受けるにあたり教材等の他に準備するものなどがあれば教えてください。また結果が出るまでにどれぐらいの期間を要しますか?
まず大変多い質問として、トレードを行う際の環境作りですね。トレードを行うのに何が必要なのか?
結論から言うと、ネット回線さえあればトレードはできます。極端にいうとスマホ一台でも出来ます。
しかし、現実的には初心者がスマホ一台からはじめるのは、少々厳しいかと思います。というのは、「スマホ一台」というのは、もうすでにベテランの方でトレードを知り尽くした方が行うスタンスだと思います。
具体的に言うと、スマホで行うことは「確認作業」だけなんです。
「セットした指値が入っているかな」
「描いたシナリオ通りになっているかな」
「全体的にどんな動きをしているかな」
「経済指標は何時発表だったかな」
みたいな確認作業をスマホで行うだけで実際にチャート分析をしたり、初心者がトレーニングを行うには、やはりスマホだけではちょっと厳しいように思います。
ですので、
「これから本格的にトレードへ参入したい」
と思うのであれば、やはりパソコンは用意した方がいいでしょう。
「スマホだけでもできる」というのも、その通りではありますが「一からトレードを学び、
将来的には勝ち続けるトレーダーになる」という意味においてはパソコンは必須と言えます。
では、どんなパソコンが良いのか?トレーダーといえば皆さんが想像する“あれ”ですよね?そう。画面を何枚も並べたいわゆる「トレードルーム」のような“あれ”です。
僕は何をするにしても、まず形から入るタイプなのでトレードをはじめた時は、あれを作りました。画面を上下4枚ずつ計8枚並べて超高級チェアと観葉植物を飾った完璧なトレードルーム。
まあ、この部屋でトレードやっている時が一番、負けていたわけですけどね笑。
僕と同じように、まず形から入りたいという方はこれもOKだと思いますが僕の感覚で言うと完全なオーバースペックでした。
そもそもこうした形は顧客の資産を預かる機関投資家がやること。僕達のような個人トレーダーには必要ありません。
じゃあ、どこまで必要か?まずパソコンはどんなスペックでもいいので用意した方がいいと思います。容量とかCPUとかは一般的なもので十分です。
ただ、できればノートパソコンよりもデスクトップの方がいいです。その根拠は画面の大きさです。
ノートパソコンの画面は大きくても16インチ程度。これでは、さすがにちょっと小さいと思います。
そもそも、トレーダーはなぜ画面を何枚も用意しているのかというとそれがチャート分析には欠かせない、「マルチタイムフレーム分析」(MTF)のためです。
MTFとは、簡単に説明すると、異なる時間軸のチャートを同時に見て、現在の相場状況やトレンドを把握したうえで、エントリーポイントを探る分析法です。
例えば1時間足をメインにトレードを行っている人も1時間足だけを見るのではなく、日足や4時間足なども見て全体の流れを確認しエントリーする必要があるわけです。
この分析を行うためには、最低でも4つの画面が欲しいわけですが、画面を4つ用意する必要はありません。少し大きめの画面を用意して、それを4分割するばいいだけです。
そのため、できればデスクトップ型で27インチ以上あるのがベストです。最近は、27インチでも2万円前後で売ってます。画質はそこそこで十分なので高価なものは必要ありません。
ただ、これをノートパソコンでやってみて苦にならないという人はノート型でも良いと思います。
このあたりは個人差がありますので、まずは手持ちのパソコンで試してみるのでも全然OKだと思います。
まあ、どうでしょうか。。。パソコンを何も持っていない人が環境を揃えるのに必要なお金は10万円前後かな。
このあたりは中古や手持ちのパソコン、家電量販店の割引などを上手く活用して予算に合ったものを用意してください。
ちなみに僕はネットビジネスと兼用なので、あまり参考にならないかも知れませんが、27インチの画面でネットビジネス、そして最近仕入れた29インチの横長画面でトレードを行っています。この29インチの画面はamazonで29,800円でした。
次に投資資金。これには色々な考え方があります。まずまったくの初心者がいきなり数十万とか数百万の資金でトレードするのは危険。免許なしでスポーツカーに乗るようなものです。
ちなみに僕が初心者の時は300万円を口座に入れてわずか1ヵ月ほどでほとんどすべて失いました・・・
まず一つ目の考え方として初心者の方はデモトレードで練習をする。この場合、資金は1円も必要ありません。昔はこれが定番のやり方でした。
しかし、デモトレードは言ってしまえば単なるゲームのようなもの。
「本気になれない…」
「緊張感がまったく湧かない…」
という理由からデモトレードでの練習はあまり意味がないという意見もあります。ごもっともです笑。かといって、先ほど言ったように数十万円も口座へ入れてトレードするのは危険。
そこでまずは通常よりも一桁小さな金額で実践するというのが、最近の流行りです。
具体的には5万円以下。これぐらいの金額で練習し経験を積んでから大きなお金でトレードしていく。
この金額の感覚は人それぞれ違いますが一般的には5万円であれば、仮に全額失ったとしても致命傷にはなりませんよね。
致命傷にはならないけど、失いたくはない金額なので本気にもなれる。この感覚でスタート資金を用意するといいと思います。
さて、じゃあ、どれぐらいに期間で結果が出るか?これは非常に難しい質問ですが、
今回、僕達がやっている「トレーダー育成6ヵ月プロジェクト」で僕は次のように言っています。

「僕達に6ヵ月ください。一流のトレーダーに育ててみせます」と。
本気で真剣に6ヵ月取り組めばトレーダーとしての技術を身に付けることが出来ます。
しかし、そこがゴールではありません。以前にも言いましたが、トレーダーは技術職です。技術である限りゴールはありません。
実際、僕も今年でトレード歴12年目ですが日々、トレード技術を磨いています。
例えるならプロ野球選手はドラフトで指名されて入団するまでがゴールじゃないですよね。むしろ入団してからが本番で、彼らも日々、トレーニングを積んでいます。
トレーダーも同じようなもので、僕達がやれるのは6ヵ月でトレーダーとしてデビューさせてあげるとこまで。そこから先はご自身の努力とトレーニング次第で収入が決まってきます。
「努力次第で収入が決まる」
これを厳しいな、と思う人はトレードに向いてないかも知れません。サラリーマンのように、やっても、やらなくても給料は同じ、そうした安定した職業ではありませんので。
努力次第で収入が決まる。そして、その収入に上限はない。これがトレード最大の魅力だと思います。
