トレード

100万円勝った話に意味はない。大事なのはその勝ちに対してどれだけリスクを負ったか?

リスク

おそらく今日書くことがトレードの極意と言われるところです。

例えばtwitterやユーチューブなどを見ていると、「今日は100pipsとれました!」とか、「100万円勝ちました!」という人が結構います。

しかし、そこに意味はなく、聞きたいのは、どれだけのリスクの上に、それだけ勝ったのか?ということです。もし「今日は100pipsとれました」という人がいたら聞いてみてください。

「どれだけの損切を取っていましたか?」と。

仮にここで同等か、それ以上の値であれば、おそらく次の取引で、マイナスへ転落します。でも仮に100pipsをとるのに、20pipsの損切しかとっていなければ、その人はかなり優秀で、話を聞いてみてもいいと思います。

大事なのは取った利益ではなく、利益に対して、リスクをどれだけ抑えたかです。損切り3万円に対して15万円儲けたなら、それは素晴らしいトレードと言えます。

しかし仮に100万円儲けたとしても、それに対してリスクも同等にあったなら、それは決して価値あるトレードとは言えないでしょう。

中には、どれだけリスクをとったのか?という質問に答えられないトレーダーもいて、これは、論外であり、こういうトレーダーは、結局、有り金がなくなるまでリスクを取り続ける。

FXは証拠金取引なので借金を背負うことはないが、こういうトレーダーが勝てるようになる日が来ることは、まずない。

リスク

100%勝てる方法は100%ありません。つまり、どんな優秀なトレーダーでも必ず負けることもあるということ。そして、勝ち組トレーダーと負け組トレーダーでは勝率もさほど変わらないということも分かっています。

勝ち組の勝率6割、負け組の勝率4割、せいぜい変わってもこんな程度。そんな微々たる違いなのに、なぜ保有資産だけが莫大に違うのだろうか?

その秘密がリスクにあるということ。勝てるトレーダーはリスクを極限まで下げてトレードしている。逆に勝てないトレーダーはリスクを、極限まで上げてトレードしているのです。

勝てるトレーダーは極論を言えば、1勝9敗でも資産が増えるような資金管理をしている。負けるトレーダーは極論を言えば、9勝1敗でも全資産を失うようなトレードをしている。

よく見かけるのが、1000円2000円の利益ばかり取って、たまに10万円負けるみたいな(笑)

いわゆる“コツコツどかん”タイプです。小鳥のように食べて像のような糞をする(笑)そんなトレードでは勝てるようにはなれません。

負け

トレードを行っていれば、損失は必ず発生します。避けては通れない、いわば経費のようなもの。だから、それをいかに少なく抑えるか?そこを考える必要があるのです。

でも、日本人トレーダーの多くは儲ける方ばっかりに意識が向いていて、負けをコントロールすることへの意識が薄いです。

よく聞くと思いますが一回のトレードでの損失を資金の2%以内に抑えるということ。資金が100万円であれば、一回のトレードでの損失は2万円までです。これを超えないようにします。

これは世界的有名なトレーダーでもあり、精神科医でもあるアレキサンダー・エルダー博士が提唱した「2%ルール」というものです。

今日は極論ばかりになってしまいますが、この「2%ルール」を徹底するだけでも、勝ち組に入れると思います。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!