投資

投資は難しいか?それとも簡単か?その答えは「どこで何を行うか」で決まる。

ウォール街
チャート

投資はそう難しいものではない。でも…

投資は難しいモノ…日本ではそう思われがちですが…その通りです(笑)
確かに簡単ではありません。しかし、めちゃくちゃ難しいかというとそうでもありません。
結局、どっちなんだと言われそうですが、結論からいうと、何をやるかによって難易度は変わってきます。

いま、日本人の多くがやろうとしていること…それは“短期間で爆発的に稼ぐ”ですよね!?これはハッキリ言って難しいです。おそらく僕がやっても損をします。なぜかというと、そういう訓練を受けていないし、その訓練には何年も要します。

ですが、本来の投資、いま僕がやっていることは誰にでもできます。今すぐ取り組むことができます。僕だから、とか投資家だから、とかではなく、誰にでも…もちろんあなたにも出来ます。

結局、投資というのは、「どこで行うか」「どこへ投資するか」…これで9割9分決まってしまうのです。ここでようやく、冒頭の答えに入るわけですが、AorB???あなたはどっちですか?

僕の答えはもちろん…、Bです。
まずAの相場、これは見覚えがあると思いますがビットコインのチャートです。一瞬の上げは物凄かったですよね。僕も長年、相場を見てきましたが、こんなチャート見たことがありません。

10万円が、わずか数カ月で240万円になり、そこから一気に30万円まで下落し今度は600万円を超えてきた(笑)恐ろしいですよね。

しかし、ここで考えて頂きたいのが、短期間で20倍になったということは、短期間で20分の1になることもあり得るということです。

ほとんどの方は、そこを理解していません。何が起きるか分からないのが相場です。市場です。「ここまで上がるだろう」「もう落ちることはないだろう」そんな大衆の予想と期待を、ことごとく裏切るのが市場というのものです。

少し専門的な話をすると、Aの相場(ビットコイン)は、「髭」が出まくっています。髭が出るということは、一瞬の上げ下げが大きいということでもあります。

つまり、分かりやすく言えばこういうことです。
上がったと思ったらスグに下がった、下がったと思ったらスグに上がったということ。「よし!ここから、上げてくる!」と思いきや、その期待を裏切り去っていく…まるで魔性の女のような相場です(笑)

何を考えているか分からない、どういった動きをするか分からない、だから捕らえられないということです。真の投資家というのは、基本的にこういう市場を好みません。

なぜかというと、もともと予想の付きにくい投資の世界で「髭」が出るということは、なおさら、どういった動きをするか分からないからです。

これはビットコインに限ったことではありません。例えば、為替市場もそうだし、日本の株式市場もそうです。商品先物市場なんて、もっと悲惨な状態です(笑)

ですが、いま日本人の9割がなぜか、そういった難しいところで投資を行っています。ゲームのように、より難易度の高いステージに挑むことが目的なら、それでもいいのですが、僕達が行っているのはゲームじゃありません。

投資です。資産運用です。お金を増やすことが目的なはずです。
(一部、そうじゃない人もいますが)

だったら、もっと簡単な相場で運用していった方がいいと思うのです。そこでBのチャートです。これは僕が2008年から投資をしているある株式市場の銘柄です。

これなら、あなたも資産を増やせると思いませんか?だって、どこから参加しても右肩上がりですからね!

「僕に出来たことは誰にでもできます」と言ったのはこういうことです。僕は「簡単な場所」で運用を行っていた、あなたは、わざわざ難しいところで運用を行っていた。僕とあなたの違いは、たったこれだけです。

投資で負けないたった二つのルール。

僕が行っている投資は、確かにビットコインのような瞬発力はありません。けど、投資判断にもっとも重要な持久力があります。

今の日本人は短期で儲けたいと思うあまり、瞬発力しか見ていません。けど、僕の投資判断に瞬発力は1%も入っていないのです。

ここ!かなり重要なところですので繰り返しますが、僕がどの銘柄に投資をするかという判断基準に瞬発力は1%も入っていないということです。

ここはメンタルに大きく関わってくるお話ですがAのようなチャートを見るとついつい参加したくなるのです。正直いうと、僕もビットコインが急激に上げた2020年頃には参加したくなりました(笑)けど、僕の投資ルールに、そこで参加するというルールは存在しなかったのです。

ルールにないものは絶対に行わない…絶対に何が何でも。
これが僕がユダヤ系の師匠の教わった、最大の教えです。ちなみに僕がユダヤ系の師匠に教わったことは、たった2つしかありません(笑)

●教えその一
自分のルールを絶対に破らない。

●教えその二
そのことを絶対に忘れない。

たったこれだけです(笑)
シンプル過ぎる教えでバカにする方もいるかも知れません。けど、投資で負ける人は全員100%、これが出来ていないと聞けばどうですか?少しは耳を傾けるのではないでしょうか。

日本人の多くは、自分のルールさえ持っていないし、仮に持っていたとしても、すぐに忘れその時の感情で判断してしまう。

仮想通貨では、日本人の投資能力が試されました。さすがに僕も誘惑に負けそうになりましたけど(笑)投資未経験の方が、自分のルールも持たず、その時々の感情だけで投資をしていました。

ガンガン上げて、誰でも儲かりますよという状態を作っておいて、サッと逃げていく。まるで銀座の高級クラブでハニートラップにでも掛ったような状態でした(笑)

けど、ここで絶対にルールを守る、誘惑に負けないメンタルを持っていたらどうだっただろうか…また違う結果になっていたかも知れませんよね!

ただ、勘違いしないで頂きたいのは、僕は別に仮想通貨投資を否定しているわけではありません。これも、長い目で見ると、面白い商品だと思いますし、今も僕はずっと興味を持って静観しています。

しかし、個人的な見解をいうと、今はまだ投資する時期じゃないと思っています。なぜかというと…

仮想通貨への投資がまだ早いと思う理由。

巷ではビットコインへの投資はもう遅いと言われていますが、僕は逆だと思っています。
まず、なぜ仮想通貨がこれほど大きな動きをするか、理論的に説明できるでしょうか?
これが分かっていれば、きっと僕と同じ見解になるはずです。

例えば、大きなバケツと小さなバケツに綺麗な水が入っていたとします。その両方のバケツに一滴ずつ黒いインクをこぼすとどうなるでしょうか?小さなバケツの方は一滴のインクの影響が大きく出て、水が真っ黒になります。一方、大きなバケツの方は、一滴ぐらいのインクだとさほど影響は出ません。

投資

実は、市場もこれと同じことが起きていて、参加者の少ない小さな市場に少し力をくわえると大きな影響が出るが、参加者が多い大きな市場に同じぐらいの力をくわえても、さほど影響はないってことです。

仮想通貨の市場規模は2020年末時点で約70兆円です。これはアメリカのマイクロソフト社と、ほぼ同じ規模です。なんだかんだ言っても、まだ一企業レベルの規模しかないのです。この規模の小ささが、今日の仮想通貨の激しい動きを演出しているのです。

このレベルだと、どこかの財閥や仕手グループが簡単に市場操縦できる規模でもあります。
単純な話、マイクロソフト社が全資産を仮想通貨市場へ投入すると、たった一晩で倍にでき、その逆も然りです。(こんなことあり得ませんが笑)

つまり、投資の鉄則として、安定して資産を運用したいのであれば、市場規模の大きなところが望ましいということです。例えば日本の株式市場は東証一部だけで約600兆円、仮想通貨市場の約10倍です。では、世界で最も大きな市場はどこでしょうか?

やっぱり米国株でしょ!これ一択でいいと思います。

世界中のマネーが集まり、取引高、時価総額が共に世界NO1、それも圧倒的に…全世界の株式市場時価総額約4800兆円のうち、およそ半分の2400兆円の規模を持つ。

そう、アメリカ、ウォールストリートにある「ニューヨーク証券取引所」です。言わずと知れた、世界の金融の中心地ですよね。仮想通貨とは規模そのものがまるで違います。

先ほどの理屈で言えば、ここで資産運用することが、もっとも安定的で、なおかつ特定の団体(仕手グループや機関投資家)などの影響を受けづらいということです。そして何といっても、日本株や仮想通貨とは違い、ニューヨーク証券取引所の平均株価(ダウ)は世界で唯一、右肩上がりで成長を続ける市場でもあるのです。

でも、なぜ世界の市場の中でダウだけが成長し続けるのか?
これは、大きな疑問だし、今が天辺だという声も上がっていますので、そのあたりをこれからお話しします。

まず第一にアメリカは移民をどんどん受け入れる国なので、先進国の中では唯一、人口が増加している国です。人口が増えれば、需要と供給のバランスで企業の価値は上がり、株も成長しているということです。

これは株だけの話ではありません。不動産もそうです。アメリカの不動産は基本的に年数が経てば経つほど価値が上がっていきます。ここが日本との決定的な違いです。

日本の不動産は20年で価値が失われます。法律がそうなっているからですね(耐用年数)
さらに今後、人口が減っていくことは決定的ですから、ますます住宅需要が減り、価値も減っていきます。

だけど、アメリカは先述した通り、人口が増え続けています。2030年には3億6000万人に達すると言われています。それに伴い、住宅需要も高まるので不動産の価値も上がっているのです。リーマンショックの影響により一時的に値は下げたものの、50年以上にわたり、年4~5%ずつ上昇しているのです。

このように、やっぱり人口というのは経済の発展には欠かせない要素なのです。日本は少子化の問題をここ何年も置き去りにしてきました…そのツケが出はじめてきていると言えるでしょう。

第二の要素は、やっぱり企業そのものがワールドクラスです。
日本にもトヨタやソフトバンクといった素晴らしい企業がありますが、やっぱり米国は桁が違います。

google、アップル、アマゾン、マイクロソフト、P&G、フェイスブック…日本人でも誰もが知っている企業ばかりが名を連ねます。これらの企業は、すべて時価総額が50兆円以上…桁違いという意味がここにあります。

第三の要素が先ほども話した市場規模です。
上場企業数は5000社以上、時価総額は約2400兆円。これは世界市場の約5割に相当します。なぜここまで規模が大きいのかというと、やっぱり企業というのは、ここをゴールに目指しているからです。「ニューヨーク証券取引所へ上場するぞ」これが世界の大企業の共通した目標になっているのです。今後も世界中の一流企業や新興企業が続々とニューヨークへの上場を目指すものと思われます。

そして第四の要素。
僕はこれが意外と大きいと思っていて、それはアメリカ企業も起業家も非常にモチベーションが高いのです。特にIT系が集まるシリコンバレーに行ったことのある人なら分かると思いますが、まるで一つの街そのものが会社になっているかのように働きやすい環境が整っています。その甲斐あってか、彼らのモチベーションは異常にまでに高いのです。

イノベーションを次々と産み出すことが使命となっているので、「これでよし!」ということはないのです。彼らは決して歩みを止めません。その結果、株価も右肩上がりとなっているのでしょう。

その他の要素として、アメリカ市場の良いところはまだまだあります。そのひとつが、配当金です。株の値上がりとは別に年に一回、株主に配られる配当金…これは日本の約倍の利率が付きます。2017年で見ると日経平均の予想配当金は1.85%に対して、ダウ平均は2.8%です。

さらに日本企業では配当金があたらない場合も多々ありますが、アメリカでは、40年以上にわたって、しっかり配当している企業も多々あります。コカ・コーラは55年連続、マクドナルドは44年連続、P&Gは60年連続の配当です。それだけ、アメリカでは株主という存在を大切にしているのです。

「株主あっての企業」そのことを日本よりも強く意識している証拠と言えるでしょう。「何があっても株主に損をさせてはならない」という強い意識も株価成長に大きな影響を与えていると言えます。

投資を行う場としては、ここ以外に選択肢はないと思います。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!