スポーツ界はオリンピックよりも大谷翔平選手で盛り上がっていますね!もうオリンピック自体が古いのかも知れません。
アスリートが目指すのは必ずしもオリンピックなどの世界大会じゃないのかも知れない。大谷選手を見ているとそう感じます。その理由は大谷選手の「ありかた」にあると思います。
死ぬほど大事な「ありかた」とは?
心理学者の植木理恵さんをご存知ですか?テレビにもよく出ているので知っている方も多いかと思います。以前に植木先生がテレビで非常に勉強になることを言われてました。
「日本人は、どうなりたいか?という夢は、はっきり持っている人は多いが、どうありたいか?というあり方を持っている人が少ない」
BY植木先生
これは、ビジネスや投資を行う上でも、僕はめちゃくちゃ大事なことだと思います。これが、すべてと言っても言い過ぎじゃないと思います。
例えば日本人の中高生に夢を聞くと、ほとんどの子は、スグに答えられるそうです。
プロ野球選手になりたい!
プロサッカー選手になりたい!
将棋の藤井さんみたいになりたい!
最近であればユーチューバーになりたい!
そして指導者も「どうなりたいか?」つまり夢しか学生たちに聞かないし「夢を持て」と指導します。
だけど、教育先進国では
「何になりたいか?」(夢)よりも先に、
「どうありたいか?」(あり方)と子供達に聞くそうです。
「明るい自分でいたい!」とか、
「いつも前向きな人間でいたい!」とか、
「ずっとチャレンジーでいたい!」といったように。
これが前提で、次に「何になりたいか?」が来るそうです。
(夢)と(あり方)は車輪のように、どちらか一方が欠けると走りません。だけど、日本では「こんな職業があるよ」とか、「この仕事は稼げるよ」とか、何になるか、何をするか、しか教えていません。
だから日本の子供に、「どうありたいか?」と聞いても、0.3%の子供しか答えられないそうです。これは僕の主観ですが、大人になるとこの割合はもっと低くなるんじゃないかと思います。0.1%とか、ほとんど答えられないとか。
ありかたがどう役立つのか?
じゃあ、この「ありかた」が何の役に立つのか、夢と、どのようにリンクするのかというと、夢や目標を追う時に必ず訪れる、壁や挫折を乗り越える大きな原動力になるそうです。
何になるにしても、いくつもの壁と挫折を乗り越える必要がありますよね。だけど、「ありかた」のない日本人は、壁や挫折にトコトン弱いんです。
これは僕もコンサルを行っていて心当たりが多々あるのですが、多くの人は、一回二回の失敗ですぐにあきらめてしまいます。ネットビジネスにしてもトレードにしても、ちょっとやって結果が出ないとスグにやめてしまう。
だけど、「ありかた」・・・
たとえば「前向きな自分でいたい」と思っている人は挫折をプラスに変えることが出来るんです。
大谷選手のありかたとは?(予想です)
前にもメルマガでお話ししましたが、僕のクライアントでビジネス9連敗の人がいました。ラーメン屋をやって失敗、美容室をやって失敗、海外輸出ビジネスをやって失敗…色々やるのですが、ことごとく失敗するんです。だけど、その度に彼はこう言ってました。
「よし!成功に近づいてきた!」と。
彼は確かにビジネスの才覚はなかったと思う。だけど、「いつもチャレンジしていたい!」
という、ありかたがあったので強かったんです。彼は今、年商10億を超える社長さんです。
大谷選手もそうだと思うんです。
「いつもチャレンジしていたい」
「誰もやっていないことをしてみたい」
そんな、あり方があったから二刀流にチャレンジして海を渡った。もし、彼にあり方が無ければ、きっと、ただの「165キロを投げる投手」で終わっていたでしょう。そして何より大谷選手は・・・
「野球を楽しみたい!」
というありかたがある。だから、彼にとって成績や年俸なんてどうでもいいんだと思います。
「打者に専念すればスゴイ成績を残せる」
「結局、中途半端な成績しか残せていない」
と色々言う解説者がいますが、彼にとって、そんなことはどうでもいいんだと思います。ただ少年のように野球を楽しみたい。少年の頃、空き地で友達と陽が暮れるまで野球を楽しんでいた時と同じ。あの頃のまま、ただ海を渡っただけ。そんな、ありかたが彼の人気の秘密だと思います。
今回のオリンピックは色々ごちゃごちゃしています。でも、大谷選手のように単純に野球を楽しみたいと思っていれば場所はオリンピックじゃなくてもいい。アスリートはこれからそうなっていくと思います。
あなたは、どうあるべきか?
僕のコンサルも数年前から、こっちへ方向転換しました。もちろん、僕自身もそうです。それまでは、「何をするか」「どう稼ぐか」といった“Doの極み”のような自分であり、そんなコンサルティングでした。
だけど、今は違います。「何をするか」「どう稼ぐか」「いくら稼ぐか」これも大切ですがそれ以上にこっちが大事。
「どうありたいか?」
「自分はどうあるべきか」
僕のあり方はずっと変わりません。
「仲間や家族と大爆笑をしながら過ごしたい」
これが根底にあるから、ツラいことも乗り越えられます。そして、最後死んでいくときは…「あー、ホント楽しかったなぁ」とニヤけながら死んでいきたいと思ってます(笑)
「自分のありかた」
死ぬほど大事だと思います。