投資

投資初心者が何を買えばいいのか迷ったら、まずこれをやってください。

投資

投資に基本答えはない。でも…長期なら。。。

「投資やってみたい!でも実際にどの商品を買えばいいんだろうか?」
と悩む人も多いかと思います。

証券会社のホームページへ行くと様々な投資商品が見つかります。また投資に詳しい人に話を聞いても返ってくる答えはみんな違います。

「やっぱり株だよ!」
「いや、FXが一番稼げる!」
「騙されないで時代はインデックス投資!」

このようにみんなポジショントークをしてきます。そして結局あなたの疑問は消えず今日まで来たのではないでしょうか?

それもそのはず。投資とは不確実な世界で100%正しい答えなんてないから。しかし、そんな投資の世界でも限りなく正解に近いものもあります。

S&P500と世界株インデックス

それは長期投資。20年30年という長期で運用を考えているのなら、もう答えは出ています。

それが「S&P500」と「世界株インデックス」になります。もちろんこの先、これよりも良い投資商品が出てくる可能性もありますが、現時点ではこれに勝る投資商品はないでしょう。

では、投資商品の良い悪いというのは、何をもって言うのかというとリスクに対するリターンです。

リスクがそれなりに高いけど、リターンも高い。そういう投資商品はリスクがありますが決して悪い投資商品とは言えません。例えば少し前の仮想通貨なんかがそうですよね。暴落リスクはありましたが、5倍10倍になる可能性もありました。

では2021年現在はどうか?現在1BTC=350万円近辺です。これが倍になることはあっても5倍10倍は考えられません。それに対するリスクは、相変わらず暴落リスクがあります。よって現在の仮想通貨(ビットコイン)は決して良い投資とは言えないと思います。

下記の図(マトリックス)をご覧ください。

良い投資と悪い投資とは?

 

マトリックス

縦軸がリスク、横軸がリターンです。
最も理想的なのはリスクが低くリターンが高い、いわゆるローリスクハイリターンでAに属する投資商品です。しかしこういう商品は滅多にありませんし、場合によっては詐欺にあたりますので要注意でもあります。

一番ダメなのはリスクが高くてリターンが低いCの投資商品。
Bはリスクも高いがリターンも高い、Dがリスクは低いがリターンも低い。

理想的なのはAですが、たいていはDです。ではここで少し思考力を使っていきますが、青丸、赤丸、黄丸、緑丸は何の投資商品を表しているでしょうか?少し考えてみましょう。

理想はリスクが低く、リターンがそこそこ。

まず簡単なところから。緑●は何か?リスクもかなり高いがリターンも相当高いところにある。これは昔のビットコインです。大暴落のリスクもありましたが10倍20倍の期待もありました。こういうところの商品というのは攻め方が簡単。少額だけ買っておけばいいのです。

では次に赤●は何か?これも簡単で今のビットコインです。もうすでに上がるだけ上がってしまったので、上値余地は、もうほどんとありません。ここから上がっても2倍か3倍程度、しかし暴落リスクは相変わらず高いですよね。こういう投資商品は見送るのが正解かと思います。

次に黄●ですが、これが分かる人は投資を勉強していると言えるでしょう。リスクが最も低く、リターンも最も低い投資商品は何か?

貯金!という人もいるかも知れませんがそれは反則ですね(笑)確かに貯金はここに属しますが貯金は投資ではありません。正解は国債ですね。国債は国が潰れない限り損をすることはありません。つまりローリスク。しかしリターンは現在日本の長期国債(10年)で0.08~0.09程度です。言ってしまえば貯金とほとんど変わりません。ほとんどやる意味がないですよね。

そして最後、青●は何か?実はここがS&P500です。アメリカの主要企業500社の株価指数ですのでリスクは限りなく低いです。そしてリターンはそこそこ。過去20年は8%前後で回っています。これが高いか低いかと言えば低いと見る方もいるかも知れませんが、複利を利かせれば間違いなく高いです。

このように投資の良い悪いというのはリスクに対してリターンが見合っているかどうかだけです。そして現在、リスクに対してリターンが最も大きいのが「S&P500」と「世界株インデックス」です。例えば下記のチャートはS&P500の月足チャートです。

チャート

月単位で落としているところはありますが、年単位で落としているのは過去10年で3回しかありません。しかもその3回も、下落というよりもレンジに近い形で、価格的にはほとんど落ちてはいません。

そう考えると本格的に落としたのは記憶に新しいコロナウイルスでの全米ロックダウンの時だけ。(2020年3月)約10000ポイントも落としています。この時はさすがに焦りましたが、わずか5ヵ月で値を戻しました。

逆にこれを経験したことによって「S&P500」は信頼度を一気に上げました。
「もう、よほどのことがない限り落ちないよね」
「結局最後はS&P500だね」
投資家の多くがそう思ったことでしょう。僕もそうですし、他の投資家もまったく同じ意見でしょう。

ですので投資での一つの結論として「S&P500」は長期ホールドということで良いと思います。

実際に運用シミュレーションをしてみよう!

ではS&P500ではどれぐらいのリターンで回るのか?ここ20年の平均は年利で8~9%です。ではこれで利益計算してみましょう。計算にはお馴染みの「楽天複利シミュレーション」を使います。

使い方は簡単。まずはあなたの予算からやってみましょう。仮に予算が毎月5000円だったとします。「毎月積立額」のところに5000円と入れてください。

次に「積立期間」ですが、何歳まで運用するかです。仮に現在30才の方が65才まで運用しようと思ったら35年になります。最後にリターンは過去20年の平均値9%で出してみましょう。

楽天

約1,470万円になりました。ここからは微調整です。足りないと思えば期間を伸ばすか、積立額を増やすしかありません。仮に毎月1万円にしたらどうなるか?29,417,845円になり単純に倍になります。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!