お金の知識

無駄な出費でどれだけの可能性を失っているか考えてみよう。

お金がない

投資の話になると必ず、「やりたいけど種銭がありません…」という人が出てきますが今日はそこの話をします。投資の方程式は…

【時間×資金×利率】

となります。ですから、資金は1円でも多い方がいいのが分かります。しかし、実際には多くの人が、毎月ギリギリの生活をしているのが現状です。特にコロナ禍では経済的余裕のない人が多く、投資なんて行っている場合じゃないという人もいるでしょう。

お金がない理由はこれです。

でも、果たして本当にそうでしょうか?例えば毎月30万円の給料を貰っているとして、まずそこから家賃、光熱費、スマホ代、車などのローン、を払うかと思います。

そして余ったお金が食費になり娯楽代金になり、いわゆる浪費というものに使われます。そこからさらに余ったお金が投資などに使われる。優先順位としては下記のような感じだと思います。

■マネーサイクルの優先順位
1位:家賃
2位:光熱費
3位:各種ローンの支払い
4位:スマホ代
5位:食費
6位:接待交際費
7位:娯楽
8位:投資・自己投資

これが多くの日本人のマネーサイクルです。こうして書き出すと気が付くと思いますが、この優先順位の順番に日本の産業って儲かっていますよね。

1位は家なので建築業界が儲かり不動産屋さんが儲かり大家さんが儲かる。2位は光熱費なので、東京電力が儲かります。3位は車などのローンなのでトヨタやホンダが儲かります。
4位はスマホ代なのでNTTドコモが儲かりauが儲かります。あと数年もすれば、スマホの優先順位は1位になるかも知れませんね。

多くの人が必要だと思って優先的に払っているものには滞りもなく代金が回収できるから儲かるという単純な仕組みです。ここで一つ考えてみて頂きたいのが、これからあなたが行う投資。

これは言うなれば「未来の自分が使うお金」ですよね。極端に言えば、年金が崩れた今となっては「ここに使うお金=寿命」と言えるのではないでしょうか?

そこまで言うと、極端すぎるかも知れませんが、少なくても「いま住んでいる家」よりも
はるかに優先順位が高いはず。100歩譲ってもスマホよりは優先順位は高いですよね。スマホは失っても死にませんから。

マネーサイクルを刷新しよう!

そこで、投資へのお金を最優先するということです。これは僕も行ってきましたが、早い話、給料が入ったら、まず投資にお金を使うということ。家賃よりも光熱費よりも、ましてやスマホ代金よりもまずは投資する。

このように強制的に消費家習慣を絶たないと、なかなか変えることは難しいです。

■新・マネーサイクルの優先順位
1位:投資・自己投資
2位:家賃
3位:光熱費
4位:各種ローンの支払い
5位:スマホ代
6位:食費
7位:接待交際費
8位:娯楽

そして、ここにはあえて書かなかったですが、投資を行う上での大敵は何度も言いますが「保険」です。保険をやめるだけで、あっという間に種銭はできあがります。

確かに保険をやめるのは勇気がいるかも知れない。でも大丈夫!僕も保険をやめて5年以上経つけど困ったことは一回もありません。

断言しておきますが日本人であれば民間の生命保険、医療保険に入らなくても困ることは一切ありません。下記の記事を読めば分かります。

保険会社
結局、保険って必要なのか?もっとも入っちゃいけない保険がこれです。入っていい保険とダメな保険がある。 少し前にtwitterで話題になったニュースがこれ。 「第一生命がコロナ保険を発売開始」 ...

必要以上なお金、例えば入院したら一日1万円欲しいとか、自分が死んだら1000万円欲しいとか、そういう場合は保険が必要になりますが、そもそも、そんなお金必要ないでしょ。

それが必要になる場面を考えてみてください。そんな場面ないはずです。日本は意外かも知れませんが社会福祉が充実してるから。お金に余裕のある人はいいんですよ。保険もサービスの一つですから。

でも普段の生活費に困ってるとか、将来の自分に投資もしてないとか、そういう人は保険よりもそっちが優先です。

保険は最後の最後。娯楽のあと。もうお金が余った時に入ればいいんじゃないかな。多くの人は優先順位を間違っていると思います。

間違いなく言えるのは保険よりも投資です。保険は死んだときや病気になった時にもらえるお金。でも投資は将来、何もなくても確実に受け取れるお金です。

すべての可能性を失うのが浪費と保険。

もう少しお話します。少し前の話になりますが、あなたは今年のGWにいくらお金を使いましたか?

「わからん」
「もう覚えてない」
「うーん…3万円ぐらいかな」

という人は相当にヤバいです。いま一度、人生を見つめ直した方がいいです。同時にこの記事を最後までお読みください。多くの人は自分の収入は把握しているけど支出は把握していない。

収入は給料しかないので、25万とか30万円とかしっかり把握していますよね。でも、その25万円の行き先がイマイチよく分かっておらず、知らず知らずのうちにお金が無くなっている…気付けば、毎月月末になればギリギリの生活。給料日を待つ日々が続きます。違いますか?

これではお金持ちになるのは遠のくばかりです。所得の大小にかぎらず支出をしっかり把握していない人に、お金持ちになる資質はありません。

なぜなら…支出を把握していないということは支出のコントロールが出来ないからです。支出のコントロールが出来ない人は、どれだけ大きな収入があっても、いずれ支出は収入の額を越えてきます。これを「パーキンソンの法則」と言います。
(支出の額は、収入の額に達するまで膨張するという法則)

ハリウッドスターのジョニー・デップがいい例です。彼の生涯賃金は日本円で約8000億円とも言われています。しかし、彼は過去に何度も破産寸前まで陥っています。

まあ、この豪快な生き方も彼の大きな魅力ではありますが、僕たち庶民が真似をしても「ただの浪費家」になります。

だから、もしあなたが本当にお金持ちになりたいと思ったなら、支出を完全に把握し支出をコントールし出来るだけ支出をしないようにすることが第一歩です。

どんな投資をするにしても、その第一歩は「支出のコントロール」になります。なぜかというと投資は繰り返しになりますが…

【時間×資金×利率】

で成り立つから。どこか一つでもゼロであればダメ。そして、3つすべてが出来るだけ多い方がいい。

しかし、この3つの中で実際に自分でコントロールできるのは【資金】だけなのです。ここに気付いている人は意外と少ない。

時間は何年ホールドするか?ということなので例えば年金のようなお金を作りたいという方は、65才から今の年齢引くことで自動的に計算される。自分でコントロールは不可能です。

利率は年利です。企業の業績や株価によって変わってきますので、ここを自分でコントロールすることは出来ません。

じゃあ原資は?
支出の話と繋がってきましたよね!支出を減らせば原資を増やすことができる。毎月10万円をムダに使っている人は、その10万円を投資に回すことが出来ます。

その10万円を年利30%で回したら、10年後いくらになっているか?と考えれば無駄な支出は減りませんか?だから僕は1万円を使うとき、いつも考えます。

「この1万円は10年後いくらになってるか…」

この思考で僕は飲み屋へ行くのをやめました(笑)
一時間後、尿になる1万円の使い方か、10年後、1000万円になる可能性の高い使い方か。

どっちを選ぶかというと考えるまでもなく後者です。でも、若いうちはそれが出来なかったんです。その場が楽しければそれでいいやと。そして、多くのお金を失ってきました。

僕にはこうした強い後悔があるので、いまはしっかりコントロール出来てるんだと思います。

そして、ここまでの話が理解できたなら真っ先に削る支出はこれも繰り返しになりますが「生命保険」です。保険に関しては何度も繰り返していますが無駄以外の何ものでもありません。

結論から言うと、保険に入っていたらお金持ちなれる確率は一気に低くなります。なぜかというと、保険というのは一世帯当たりの収入に対しての支出割合が大きすぎるのです。

例えば4人家族月収30万円のモデルで考えてみましょう。きっと保険屋はこう言ってきます。

「お父さんに、もしものことがあったら家族が路頭に迷うことになります。4人家族であれば最低でもこれぐらいの保障は必要でしょう」

と不安を煽られて毎月3~5万円の保険を勧めてきます。すると、月収に対して10%以上の比率です。支出割合としては相当に高いです。だから保険会社は次々と駅前にビルが建つし、保険屋の給料もあなたの何倍も高い。

そろそろ気付いて欲しい。保険なんてギャンブルと同じで、保険で助かる人はごくごく一部の人だけだと。

この10%を投資に回せば、あなたが20~30年後、お金持ちになっている可能性は極めて高い。仮に保険をやめて毎月5万円うかせて、年利30%の投資を20年間続けたら…

747,475,930円になります。

7億ですよ!笑
そりゃ駅前にビルも建ちますよね(笑)

いつ訪れるか分からない不幸のために毎月5万円を払い続けるのか?それとも、かなり現実的な7億を取りに行くか?考えるまでもないでしょ。

再度、確認ですが、この7億はかなり現実的な数字です。極端な例とか、分かりやすく多めにとかではなく、むしろ、少し控えめな数字で、かなり現実的です。

保険や余計な支出というのは、こういう可能性をすべて失うことになるのです。

冒頭、
「いま一度、人生を見つめ直した方がいいです」
と言った意味が分かりましたか?

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!