僕は起業家としてもトレーダーとしても大したことはありません。日本には凄い人が沢山いますからね。そんな僕でも、少しだけ人に誇れるものがあります。それは・・・
“先をみる力”です。
いま時代がどう流れていて、その先にどんな時代が待っているのか。これを読み取る力は人より少しだけ長けていると自負しています。
そんな僕が5年ほど前から言っていることが、「もうすぐ個人が活躍する時代がくる」ということでした。
これは予想というよりは必然で、実はいまある仕事の7割は必要のない仕事です。ただ単に雇用を生み出すためだけの仕事がほとんどだということです。
例えば日本で最も人口の多い仕事、営業マンとショップ店員。大変失礼ですが必要ないですよね。
今の時代、別に営業マンやショップ店員に商品を説明してもらわなくても、スマホ検索一発でなんでも解決しちゃいます。むしろ、営業マンやショップ店員が薦めてくる商品は、その人や会社の思惑が入っているので、必ずしもあなたに合っている商品とは限りません。
だから、お店も会社も商品だけを揃えて、あとは買い手が勝手に選んだ方がいい時代です。アドバイザーとかセールスマン的な仕事は、あと数年で間違いなくなくなるでしょう。なぜかというと必要ないから。
そのことに気付いちゃたんです。
コロナ禍によって。
自粛により営業マンが来ない。でも、意外となんとかなっている。いや、むしろ、しつこい営業マンが来なくて快適だと。
ショップに買い物へ行かなくても今の時代、ネットで何でも手に入る。それどころか、amazonの方が品数豊富で安いぞと。
そんな時代が来るのですが、今日の本題はそこじゃありません。ある意味、もっと恐ろしい未来が待っています。
例えば、いま僕の住んでいる北海道では、何が起きているかというと「中国侵略」です。コロナにより潰れたり廃業した店やホテルを中国企業が買いまくっているんです。
昨年twitter上で、
「北海道が中国に買収される」という話が話題になりました。その時は都市伝説とか陰謀論だと思っていたのですが、今はもうシャレにならないぐらい、現実味を帯びています。
この流れが何を意味するのかというと、別に「中国怖いよねぇ」ってことではありません。資本主義の行き着くゴールへと向かっている、近づいているということです。
資本主義の原則は利益をあげて、その利益で会社を大きくし、また利益をあげる。常に前年を越えることが使命とされています。そうしなければ株主に見捨てられライバル企業に食われてしまうからです。まさに弱肉強食の世界です。
だから強い会社はどんどん大きくなる。「そんなに大きくしてどうするの?」と僕も含めた庶民は思いますが、そうしないと彼らも他に食われてしまうからです。
会社はどこまで行っても、どこまで大きくなっても成長を止めるわけにはいかないというのは、こういう理由からです。
これが行き着くところまで行くとどうなるか?今のアメリカITがそうなのですが、GAFAMだけが生き残っているという状態。
そして、彼らはITを喰いつくしたので次はIT以外の分野を喰いつくそうとしています。だからAmazonがコンビニ業界へ進出したり、つい先日もニュースになりましたが、今度は映画会社も買収してきました。
このように資本主義社会での企業というのはすべてを喰いつくすまで止まることが出来ません。中国も同じです。中国は共産主義ですから国をあげて企業を取りに来ます。
ここからは僕の想像ですが、最後は「GAFAM連合」VS「中国共産党」の戦いになると思います。
その頃にはすでに日本企業の多くはどちらかに買収されていると思います。トヨタもユニクロもソフトバンクも全てです。
日本企業は構造上、もう米国企業には勝てません。資金が集まらない構造になっているので無理なんです。だから日本ではどんなに大きな企業でも最後はアメリカか中国に食われてしまう。
そんな時代に僕達はどう生きたらいいか?そこで冒頭いった「個人で活躍する」ということです。
アメリカ企業も中国企業も実際に買収されて中に入ってみないと分かりません。ただ、間違いなく言えるのは実力主義だということ。今の日本企業のように年功序列、終身雇用なんて
甘々な制度は絶対にない。
だから実力のある人は米国企業でも中国企業でも、もしかしたら今よりも良い待遇で働けれるかも知れません。
でも僕は基本的に、どうなるか分からない以上は個人で稼ぐ力を身に付けておいた方がいいと思います。出来るだけ多く稼いで、出来るだけ多く投資をしておく。いま時代、これが最も重要だと考えています。