投資

日本にいる限り、考えなければいいけないのが「災害リスク」です。

災害リスク

日本は地震大国。そして東京と横浜は災害リスクが世界でナンバー1都市だと言われています。ちなみに4位に大阪と神戸、6位に名古屋が入っています。

やっぱり日本に住んでいるというだけで災害リスクが大きいということを再認識する必要がありますね。

最近は、投資家を中心に、日本から逃げていく人が多いです。その理由が「税金」と「災害」です。これを理由に日本から逃げることが果たして正解かどうか?は個々の判断。というか価値観です。

なので、ここから先は僕の個人的な意見として参考にして下さい。僕は今のところ、日本から出るつもりはありません。

いっとき、ハワイへの移住も考えましたが、昨年約1ヶ月ハワイ暮らしをして分かりましたが、こりゃ飽きるなと(笑)

すっごく良いところですけどね!良いところですけど、所詮、島です(笑)ずっといると飽きちゃうんです。日本も島国ですが規模が違う。だから年に一回、長期滞在ぐらいが、ちょうどいいのかなと思っています。

税金を理由に日本を出る人は、シンガポールや香港に移住します。けど、例えばシンガポールは、確かに税金は安いですが物価がめちゃくちゃ高い。

シンガポール

僕が昔乗っていたプリウスをシンガポールで買うと1500万円もするそうです。約5倍です…医療費も高いし、外食なんて、ぼったくりのレベル(笑)トータルすると、税金の安さはメリットにならないんです。

だから「税金」だけを理由に日本から出ていくのは僕は間違っていると思う。日本は確かに税金は高い。所得税に住民税、事業主税など取られると、もう半分ぐらいなくなります。

そのうえ、そろそろ来ると思うのですが、予定納税とかいう訳の分からない仕組みまである。これ払うと、もうほとんど手元には残りません。

それでも僕はやっぱりトータルすると日本にいる方がお得だと思います。

一応、僕も数十か国、海外を回っていますが、日本を超えるところはありません。300円で、あんなに旨い牛丼食える国なんてありませんからね!

牛丼だけじゃない。ワンコインで餃子も食えるしカレーも食えるし、なんだったら寿司だって食べられます。

去年、バンコク行って寿司食べたら、たいして美味しくもないのに一人5万円ですからね。
「これは観光客価格か?」と聞くとそうではないらしい。現地の人も普通にこれぐらい取られるとか。

食事だけじゃない。街中、どこにでもコンビニがあり、ありがたいことにトイレが借りられる。しかもウォシュレット!これも日本だけです。台湾のトイレなんて汚くてまるで使う気になれませんから…

そう考えると、日本の税金は「快適税」も入ってるのかなと。だから個人的には税金を理由に移住するのは間違いだと思う。

街並み

もう一つは災害リスクです。これはやっぱり真剣に考えるべきです。僕が札幌にいる理由の一つもこれ。札幌は日本の大都市の中では比較的災害リスクが低い。地震も少ないですし、津波もほぼ来ない。台風のリスクも少ないです。

ある外資系大手保険会社が、地震などの災害時に本社機能が集約しているのは危険と判断し一部を札幌に移す計画があるとも聞いています。

やっぱり同じ日本でも、関東や関西はリスクが高くなっています。僕が日本株を資産の8%しか持たない理由もこれ。上場企業の約80%は関東と関西に集中している。災害により壊滅的な被害が出ると紙切れになる可能性も大。

海外投資家も日本株から離れているし、東京、横浜の不動産はもっとも保有しちゃいけない投資商品とも言われている。その理由もすべて災害リスク。

今すぐ、とは言えないけど、人生を長期的に見た時、日本国内での移住は、ひとつの選択肢かも知れません。

まあ、こんな記事を書いていても明日、札幌に地震が来ないとも限らない。結局は確率論の問題ですが、僕は意外と大事なのは心の問題かなと。

例えば、いま東京が地震により、壊滅的な被害が出たとしたら…東日本大震災の時のように、日本人が強い気持ちを持ち団結することができるか?僕は、そこが一番心配です。

東日本大震災から10年が経ってますが、あの時と今とでは日本人の気質が違うと思っています。なんだか、最近は足の引っ張り合いや、妬みひがみが目立ちます。

また、ちょっとしたことで挫折し、何でも人のせいにして生きている人も多い。そんな中で東日本大震災の時のような日本人らしさが発揮できるか…世界中が称賛した被災地の人達の強さ、僕は、今の時代、これはもうないと感じています。

例えば東京が同じような被害にあった時、そこから立ち直れるか…僕はそこが一番心配です。だから、災害対策も大切ですが、歴史を学び、心を強くすることも大切だと思います。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!