― 時代は変わった。
最近ホントにそう感じます。かなり鈍感な僕でさえ、そう感じます。人間は基本的に変化を嫌います。だから僕もこの時代の変化を受け入れたくなかった。だけど、もう受け入れざるを得ない。そこまで来ているんだと思います。
じゃあ、具体的に何が変わったか?身近なところから言えば、テレビが面白くなくなりました(笑)制作側がコンプライアンスばかり気にして昔のような面白さがまるでありませんよね。
これは、僕たちがそうさせたんだと思います。何かあればすぐに人を叩き、愚痴を言う。そんな風潮がテレビを変えました。この変化は庶民すぎて、逆に気付かない人も多いかと思います笑。
コストに縛られた人生を歩む人達。
もう少し大きな変化で言えば、「人の価値観」そのものも変わったんだと思います。“人生の3代コスト”って知ってますか?
1・マイホーム
2・車
3・見栄
まずマイホーム。これは税金や維持費も入れると、平均で6000万円掛かるそうです。次に車。これは何度も買い替えれるので平均で4000万円も掛かるそうです。

最後に見栄(笑)
洋服を買ったりブランドもんを身に付けたり、2の車も見栄という人もいますよね。それだけではありません。子供の教育も見栄という最低な親もいます。
ようは、人の目を気にしてとか、世間体とか、「みんなが持っているから」という基準は
すべて見栄となります。そこに使うお金が、なんと平均で5000万円だそうです。
これをすべて足すと・・・1億5000万円になります。
サラリーマンの生涯平均賃金が2億2000万円と言われていますから、そのほとんどを“人生の3代コスト”に使っていたと言ってもいいかと思います。
つまり!“人生の3代コスト”に縛られた人生を多くの人が歩んでいるとも言えます。だから、車産業は儲かります。ハウスメーカーも儲かります。ブランドショップも儲かります。だって、僕たちは彼らのために働いていたんですから。
しかし、時代は変わった。
これに関しては「変わった」というより「気が付いた」と言った方がいいかも知れない。マイホームはいらないと気付いたんです。車もいらないと気が付いたんです。見栄はカッコ悪いと気が付いたんです。
僕の家は賃貸、車もプリウスに乗っています。見栄もありブランド品とか着ていましたが似合わないと気が付きました(笑)
“人生の3代コスト”に掛かる費用、
1億5000万円、いまの僕は…
0円です。
すると気が付くんです。人生とは何かを得ることで幸せになるのではなく色々なものを「捨てて」幸せになるんだと。
何かを得るとそれを維持しようと必死になる。結果、それに縛られた人生になってしまう。だけど、それらを手放すと本当に自由な人生になります。
所詮は脳の信号でしかないと思えば…
僕が色々なものを「捨てる」ことが出来たのは、「ある気づき」からでした。人は何かを得るためには、それ相応の対価を払わなければいけない。
それが「お金」だったり、「リスク」であったりします。例えばマイホームを手に入れるには、平均で6000万円の対価を払わなければいけない。
ここで重要なのは、払う対価は6000万円だけじゃないということ。35年間ローンに縛られるという対価も同時に払う必要がある。「6000万円プラス35年の時間」これにマイホームが見合うものかという問題です。
もっと踏み込んで話をすると、すべての感情は所詮「脳の信号」に過ぎない。
「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」「悲しい」「悔しい」「ムカつく」…マイホームを手に入れるということも、所詮は「嬉しい」という脳の信号を手に入れるだけなんです。ちょっと分かりづらいですね。

じゃあ、少々下ネタになりますが、例えば目の前に好きな芸能人がいて「好きにして」と言われても僕は手を出しません。
なぜかというと、目の前の芸能人を抱いても得られる脳の信号は、だいたい想像が付くからです。「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」ぐらいですよね(笑)
想像が出来ないほどの「驚き」はないわけです。だって、だいたい想像つくでしょ。そこにリスクがなければいいですよ。だけど、必ず何かの対価を払わなければいけない。この場合の対価は「リスク」です。もしかしたら妻にバレて離婚になるかも知れない。もしかしたら、この芸能人のハニートラップかも知れない。
つまり、所詮は脳の信号なわけだから、想像できるものに対して、払う対価が高すぎるというわけ。
マイホームや車も一緒です。マイホームは新しい部屋に引っ越したときの脳の信号とさほど変わりはありません。車もすでに持っている人なら、新しい車を手に入れても脳の信号はさほど変わらない。
海外旅行も一緒。はじめて海外へ行ったとき…それは価値あるものでした。「驚き」があったから。だけど、同じ国に二回目に行った時はもちろんだけど、違う国に行った時も脳の信号はさほど変わらない。
そう考えると、もうこの世の、だいたいのことは「こんなもんだろ」と想像が付く。あとは、「こんなもんだろ」にどれだけの対価を払うか?の問題になる。ほとんどのことは支払う対価が高すぎるのです。
マイホーム、家、見栄にそれだけの対価を払う価値はないと僕は感じました。マイホームを買ったとしてもどんなに大豪邸を建てても「こんなもんだろ」と想像が付いてしまう。
車もそう。友人がベンツに乗っているのを見ると僕もたまに車が欲しくなるけど「こんなもんだろ」と想像が付くからいらない。
それよりも、今までに経験したことのないもの、例えば「宇宙旅行」とか。政治家になるとか。そういった想像も付かないものには、対価を払ってでも経験してみたい。だから最近はまだ経験していない大型バイクの免許を取りました。
働き方革命とAIと。
最近の若者は「悟り世代」と言われるそうですが、彼らはそのあたりが賢い。「こんなもんだろ」と悟ってるのです。だから、対価を払ってまでそれを手に入れようとしない。僕も遅ればせながら、「悟り世代」の仲間入りができたと思ってます(笑)
このように人間の価値観は、ここ数年で完全に変わりました。この変化に乗り遅れると、「ダサい人」になってしまう。
変わったのは、これだけじゃない。最大の変化はこの次の話にある。ここに気付いていない人はこの先、本当に命取りになるかも知れない。それが…
「働き方革命」です。
この変化に乗れない方は、この先、厳しい現実を突きつけられる。まずこの話をする上で、
「AI」(人工知能)の話は欠かせない。AIはこれからの時代、欠かせない存在になることは間違いない。

しかし、多くの部分で、AIを勘違いされている方も多い。まずよく言われているのが…「AIが人間の職業を奪う」ということ。これ自体は間違いないのですが、「奪う」という表現は間違っている。
正確には・・・
「AIが人間の仕事をしてくれる」ということ。
AIとは、ざっくり言うと、「膨大なデータの蓄積と記録」
そして「素早い計算」ですから、例えばコンビニのレジなんかは最適な仕事です。また過去の判例や分厚い六法全書を使って答えを導き出す弁護士や裁判官などもAIの方が適しているかも知れない。
要は今までに人間がやっていた、「無駄な勉強の時間」がAIによって短縮される。「無駄」というと誤解を招くかも知れないが、例えば人間はゼロの状態で生まれてくる。
そこから学校へ行って、知識をどんどん身に付けていくわけです。その間、小中高と最低でも12年間もある。
だけど、AIチップがあれば、その12年という時間を短縮できるわけです。これがAIの最大の利点です。そういった意味では、小中高の勉強もいらなくなるかも知れない。
学校の「勉強」とは、「答えの暗記」に過ぎないわけだから、それならAIチップを一つ持っていればそれで用は足りるわけです。だから、これからの、小中高の勉強は、もっと専門分野に特化した勉強になると思う。
野球をやりたい子は一日中、野球をやる。将棋をやりたい子は一日中、将棋をする。子供の頃から経営に興味があれば小学校からやる。そんな教育の場になる可能性は高い。
仕事もまったく同じで、同じことの繰り返しやデータから導かれるような仕事はAIに任せた方がいい。そして、人間はもっと、人間にしかできない仕事をするようになる。そんな時代が、もうすぐ来ると思います。
大事なのはそんな時代を想定して頭の片隅においておく。今から準備をする必要はないかも知れないが、意識だけはしておく必要があると思います。