昨日はChatGPTを開発したOpenAI社のCEOアルトマン氏が来日して岸田首相と会談したそうです。その中でアルトマン氏は近い将来、OpenAI社の日本法人を立ち上げると明かしたそうです。
一方、ChatGPTをめぐり国内の大学は相次いで対策に乗り出しているとか。東大や上智大学ではレポートや論文でのAIの使用を認めないなどと公表。
何かとChatGPTの話題が尽きませんが、この動きって何かに似てませんか?
そうですよね。インターネットやスマホの時にそっくりです。インターネットも日本に導入された初期の頃は様々な議論が沸き起こりました。
まず情報の正確性と信頼性の問題。インターネットは、誰でも簡単に情報を発信できる場となりました。しかし、その一方で情報の正確性や信頼性が問われるようになりました。
特に、ニュースや医療情報など、誤った情報が拡散されることが懸念されました。
次にプライバシーの問題です。インターネット上での情報のやり取りは、個人情報の漏洩や不正利用のリスクがありました。
特に、クレジットカード番号や個人名義の情報がオンライン上で扱われるようになったことでプライバシーの問題が深刻化しました。他にもコンピューターウイルスの問題や著作権の問題なども取り上げられました。
スマホも似たようなもので、様々な懸念点があり、さも重大なことかのにように取り上げられていました。
「スマホは何歳から持たせればいいのか?」
「学校にスマホを持ち込むのはありか?」
などなど。この日本という国は「初物」に対して、異常なまでの警戒心をもつ傾向があります。
でも僕個人的な考えとしてはその警戒心の99%はポジショントークだと思います。どういうことかというと、例えば東大や上智大学でAIの使用を禁止するのは先生たちが自分の立場が危うくなるからではありませんか。
生徒たちがChatGPTを使いこなせば、ただ知識を教えるだけの大学教授よりどう考えても優秀ですからね。
だからおそらく、この先、例えば弁護士や裁判官などの法曹界、そして医師会、教育委員会などからも、ChatGPTを懸念する声明が出されると思います。なぜなら、自分たちの立場が危うくなるから。
先日、テスラ社のイーロンマスク氏もAIの開発を一時停止を求める署名活動にサインしてます。
これは、AIがこのまま成長していくと人間社会に大きな問題をもたらす可能性があるため開発を一時停止しなきゃいけないという趣旨ですが、これも結局はポジショントークで、
テスラ社はAI開発に乗り遅れたから本音は「ちょっと待ってくれ!」ということだと思います。
結局、いつの時代も新しいテクノロジーに批判的や懸念ばかりいう人は、自分の立場が危うくなっている人達ってことです。
でも時代が進めば分かるけど、インターネットもスマホも危険な存在どころか、いまや生活必需品になっているいるしライフラインにもなっています。
AIも間違いなくそうなるはずです。だから僕は規制するのではなく、どんどん使って、使いこなせる人間になった方がいいと思います。
だって、インターネットもスマホもそうですが、使いこなしている人とそうじゃない人ではQOL(生活の質)も全然違うし収入だって全然違いますよね。
だから僕はずっと言ってきましたがこれからの時代はAIを使いこなした人が勝つしそうじゃない人は悲惨な人生になる可能性さえあります。
先日もプログラマーの友人から相談を受けましたがここ数ヵ月で一気に仕事が減ったそうです。収入も、このままいくと10分の1程度になるそうです。これは彼だけじゃなくプログラマーの多くがそのような窮地に追い込まれています。
その原因もChatGPTです。ChatGPTはプログラミングコードも書けるので、当然、プログラマーの仕事は激減するわけです。
今までプログラミングを書いてもらうのに10万円かかっていたところ、ChatGPTなら月額2500円で書き放題ですからね。費用対効果としては比べ物になりません。
あなたはまだ気付いていないかも知れない。気付いていないかも知れないけど、AIが僕達の仕事を奪うというのはすでに始まっていることなんです。
プログラマーやライターはすでに淘汰が始まっています。そして、この現象はあっという間に他の職業にも…
あなたがどんな仕事をしているか僕には分かりません。でも、どんな仕事もChatGPTを含めたAIはこなしますよ。それも超優秀な頭脳を持ってタダ同然でやってくれます。
この状況にどう対応するかがポイント。ただ失業するのを指をくわえて待つだけか。それとも、逆にこのAIを使ってお金を稼ぐか。その対応力がためされる時が来たってことです。