昨日のゼレンスキー大統領の演説を聞き大変な状況なんだなということを改めて感じました。あなたはこのウクライナ情勢をどのように見ていますか?
僕は勉強不足もありよく分かりませんがこの一ヵ月、色々考えさせられました。まず思ったのは、この2022年という現代においても戦争は普通に起きるんだってことですよね。
僕達は「たまたま」今の時代に生まれ、「たまたま」この日本に住んでいるから平和なだけ。ほんの少し時代がズレてたりちょっと違う国で生まれていたら今の平和な暮らしはなかったわけです。
そう考えたら日々の生活の小さな不満に愚痴を言うなんてめちゃくちゃ愚かなことかも知れません。命を懸けてこの平和な日本を作ってくれた、おじいちゃんおばあちゃんに感謝ですね。
そして、僕なんかがやっぱり思うのはもう少し俯瞰してみた方がいいんじゃないかなってこと。
世の中的には・・・
プーチン→悪。
ゼレンスキー→正義。
みたいな構図が出来上がってますが、本当にそう決めつけちゃっていいんだろうか。
僕達は戦争がはじまってからのプーチンの声は、ほとんど聞いていません。そして多くの人が戦争前に、プーチンとウクライナ、そしてNATOとの間に何があったのかを知りません。
プーチンは何度も何度も何度もNATOには警告を出していました。そして自国民にも何度も演説をしていました。
それでもNATOは聞き入れなかったしテーブルにつこうともしてこなかった。こうした背景の中、プーチン側から見ると先制攻撃しないと自分たちがやられてしまう…そう思っての今回の軍事行動だったわけです。
だけど、そんなことはほとんど報道されずロシア軍が無差別にウクライナへ攻撃している映像だけを僕達は見せられているわけです。だからと言ってロシアの行為を正当化しているわけではありません。
ただ僕達は常に何かを見せられている。そのことを忘れちゃいけないんじゃないかな。過去、メディアが一方的な報道をしたとき果たして真実はどうだったか?
結局イラクに大量破壊兵器はありませんでした。フセインを失脚させるためのウソだったと認めたんでしたよね。
日本でもホリエモンが逮捕されました。でも、彼の犯した罪は懲役刑になるような大きな犯罪ではありませんでした。
結局、僕達は誰かの都合により何かを見せられ、信じ込まされてきたという過去があります。だからといって、プーチンが正義になるって話ではなく、僕達は常にフラットな状態で
「事実」だけを見る必要があります。
じゃあ、いま僕達が直面している事実とは何かというと…
地球の裏側で何の罪もない人達が、日々死んでいるということです。そして、その中には子供もいるってこと。この事実は間違いなく、まず世界が団結して考えるべきはそこだと思います。
プーチンが悪い!ゼレンスキーに感動した!それは見方にとって変わってくるから。でも罪のない人達が死んでるってことは事実。
だから僕は「制裁」という行為にずっと疑問なんです。見るべきは「罪のない人達が死んでいる」ってことでしょ。制裁じゃ人は救えないから。経済制裁で今度は罪のないロシアの子供が犠牲になるんです…制裁って何だか罰みたいな意味合いで人を救うもんじゃないと思う。
分かるんですよ、経済制裁でロシアの戦費を削れば戦争が早く終わるのでその分、犠牲者が少なくなるって論理だと思います。でも、人々を救うのはやっぱり制裁ではなく「テーブル」なんじゃないかなって思います。
プーチン含め各国首脳がテーブルについて話し合う。それが出来ればこうはなっていない、ってことも分かります。
でも、それをあきらめちゃったら動物と同じだし、本来、先頭に立って、それを提案できたのは日本だったんじゃないかなと、もどかしさを感じます。
どっちにしても戦争は誰得?て話で基本は誰も得をしません。賛否両論の戦争ですが、
唯一、世界中の共通認識は…
「早く終わって!」
ってことだと思いますのでそれをみんなで願いましょう!残念ですがそれぐらいしか僕達にはできないから。