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CFDやFXはトレンドフォローが最適。

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CFDやFXの特徴を生かした戦略とは?

トレードで勝つにはまずトレンドを読むこと。世界中のトレーダー、誰一人欠けることなくまずはトレンドを読んでいます。

トレンドとは相場の流れのことです。相場が上にあがることを上昇トレンド、逆に下にさがることを下降トレンドと言いますが、この流れが発生すると、なかなか終わらないのがCFDやFXの最大の特徴です。

なぜかというと、現物と違ってほぼ24時間取引されているので一度流れに乗ったものは終わらないのです。

ですので、この『トレンドが続きやすい』という特徴を生かした戦略を第一に考えなければいけません。そこで考えられる最適な戦略と言えるのがトレンドフォロー戦略なのです。

トレンドフォローとは書いて字の如く、トレンドをフォローする、つまり相場の流れを追随する、後からついていくという意味です。

トレンドが発生しやすいならば、当然それに乗った方が勝ちやすいもっともシンプルで、かつ効率的な戦略と言えるでしょう。

トレンドフォローとは基本的に線を引くだけです。まずチャート分析をしていく上で有効な手段としてテクニカル指標というものが様々な種類あります。相場の方向性を示す、トレンド系のもの。有名なところで言えばボリンジャーバンドや一目均衡表などがあります。

そして買われ過ぎや売られ過ぎなど相場の強弱を測るオシレーター系(振り子)のもの。MACDやストキャスティクスなどです。

これら代表的なものだけで数十種類あります。ですが、トレンドを掴む上で、これらのテクニカル指標よりも重要とされるもの、それが…

トレンドラインです。

トレンドラインとは、相場の流れに沿って引かれる線のことですが、このラインがなぜ重要かと言うと、後ほど詳しくチャートを使って説明しますが、トレンドが出やすいという市場の特徴をもっともシンプルな形で生かすことが出来るからです。

難しいテクニカル指標を使わずとも、上昇や下降といった相場の向き、強弱、さらにはトレンド転換の兆しや節目をライン一本で掴むことが出来るのです。

ただラインを一本引くだけと言ってもいくつかのルールがあります。そのルールをこれから説明していきましょう。

まず相場とは一直線ではないということ。これは絶対です。CFDに限らず株式市場や先物市場の歴史において過去に一度だって一直線でどちらかに動いたことは一度だってありません。必ず波を打って動いていくわけです。

まずトレンドには定義があるということ。
ほとんどの人はこれを知りません。トレンドの定義とは何か?

上昇トレンドとは、
底値が切り上がり、なおかつ高値も切り上がること。

下降トレンドとは、
高値が切り下がり、なおかつ底値も切り下がること。

これに当てはまらないものはトレンド発生とは言えません。すなわち、トレンドフォローは行えないということ。もっと言うなら、発生してないところではトレード自体行わないということです。

この高値と底値が分かれば、もう簡単です。トレンドラインを引く時には上昇トレンド時には底値と底値を結ぶ。下降トレンド時には高値と高値を結ぶ。

これだけです(笑)単純明快ですよね。これなら誰にでも出来そうですよね。では実際にチャートを見てみましょう。

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これはある期間の米国S500のチャート(GMOクリック証券のチャート)です。安値が切りあがり、高値も切りあがっているのが分かるかと思います。これで上昇トレンド確定です。では、これをトレンドラインで表すとどうなるか。

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一瞬ボラティリティが高くラインを抜ける場合もありますが、基本はラインに沿って上昇しているのが分かるかと思います。

このラインを明確に下抜けるまでは上昇トレンドが継続中ということになります。このトレンドラインはトレンドを表すだけではなく抵抗帯としても使うことが出来ます。分かりづらいかも知れないので始点と終点の部分を拡大してみましょう。

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こうしてみるとトレンドラインに沿ってどんどん安値が切り上がっているのが分かりますよね。ということは、トレンドラインが支えになっているわけですから、ローソク足がトレンドラインのところに来た時にエントリーすれば良いわけです。

そしてトレンドラインを明確に割り込んだら今度はトレンド転換を疑うわけです。すなわち、このトレンドラインの外側にストップロス(損切り)を置いておきましょう。

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そうすると損失も想定内ということになります。逆に当初の思惑通りトレンドラインに沿って相場が上がっていけば、決済ポイントを時間の経過と共に上げていくことも出来ます。すると、このトレンドが続く限りさらなる利益をあげていくことができます。

トレンドラインが引けない時はどうするのか?

では、トレンドラインが引けない時はどうしたらいいのか?ここでもう一度トレンドの定義をおさらいしておきましょう。もっとも大事なことなので何度も書きますね(笑)

上昇トレンドとは、安値が切り上がり高値も切り上がる。
下落トレンドとは、高値が切り下がり安値も切り下がる。

これで、はじめてトレンドラインが引けるのでしたね。では下記のようなチャートではどこにトレンドラインを引くとイイでしょうか?

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なかなか定義に当てはまっているところがないように思えます。そうです、つまりはトレンドが発生していない状態。

トレンドラインはいつでもどこでも引けるというものではありません。しっかり「谷」と「山」が出来上ってはじめて引けます。初心者にありがちなミスとして、どこにでもラインを引こうとします。

それはどうしてもエントリーしたいという心理の表れでしょう。よく「ポジポジ病」なんて言われますよね。しかし、デイトレーダーは別として多くのプロトレーダーというのは一般的に一ヶ月トータルするとエントリーポイントは10回あるかないか程度です。

逆に初心者というのは僕が見ていてエントリーが多過ぎるように思えます。毎日最低でも一回!とか。多い人だと一日に何回もエントリーしているのを見ます(苦笑)

そこでよく考えてみてください。トレンドフォローをメイン戦略と考えるのなら、そもそも、チャンスはそんなに多くはないはずです。トレンドラインをしっかり引いて、あとはチャンスが来るのをじっくり待つ。

逆にトレンドラインが引けない時はトレンドラインが引ける相場が来るのをじっくり待つということ。

「トレンドラインが引けない時はどうしたらいいですか?」

という質問をよく頂きますが、答えは簡単。エントリーしないことです。トレンドラインが引けないということはトレンドが発生してないということ。すなわち、相場がどっちへ行くかまったく読めない状態。そこでエントリーするのはまさにギャンブルと同じです。

上達するために必要なのは知識ではなく訓練。

あなたは今までに何かスポーツをしたことがありますか?野球でもサッカーでもテニスでも何でもいいのですが。僕はゴルフをやっていますが、数年前にコーチの教えを受けたことがあります。

「太田さん、ゴルフは肩から始動して腰をひねりクラブはまっすぐ後ろへ上げる。そして、その軌道のまま振り下ろすのです」

そう教わりました。コーチに言わせると理論はたったこれだけ。これ以上、教えることは何もないというのです。この教えが正しいのか間違っているのか…ここではそれはさほど問題ではなく、スポーツは理論で言えば、簡単だということ。

じゃあ、何が難しいのかというと、その理論を自分の体に覚えさせることが難しいのですよね。これは野球もサッカーもテニスもすべて同じ。野球で早いボールを投げようと思えば、手首を強化してスナップを利かせ投げる。理論は簡単です。

サッカーもシュートに回転を掛けるときは、ボールの中心ではなく斜め45度を蹴る。これも言うだけなら簡単。つまり何が言いたいのかというと…

 

上達するために必要なのは知識ではなく訓練。

 

知識なんていうのは一行の文章ぐらいなもので十分。CFD含めた相場もまったく同じです。知識ばっかり追い求めている人がいますが、そういう人は決まって相場の世界で勝つことは出来ません。

なぜなら、相場とはスポーツそのものだから。スポーツは知識では勝てないですよね。確かにはじめは知識も必要かも知れません。だけど、大事なのはその知識を身に染み込ませるための訓練です。

野球のグランドで机を並べノートを出して勉強しているチームがあるでしょうか?とにかくひたすら練習、練習、練習だと思います。

理論は簡単。簡単だけど、それを身に染み込ませるためには考えたり悩んだりしていてもはじまりません。分からなくてもいい。ただやればそれでいい。これは僕も師匠から教わった言葉。トレードは冗談抜きでこの一言に尽きます。

 

考えても答えは絶対に出ない。けど、やってみると何かが見えてくる。

 

10回やって分からなければ20回やればいい。20回やって分からなければ100回やればいい。それだけです。トレンドラインの引き方はまさにあれこそ、考えていても答えは出ません。だけど、分からないなりにいろいろ線を引いてみると何となく分かってくる。

一回二回引いただけでは「分からない…」と落ち込む人もいますがそれは当たり前ですよ。それはゴルフで言えば練習場で2~3球打ってあきらめるようなもの。

僕は何年か前に10,000回トレードを達成しました。もちろん、トレードは回数が多ければいいというものではありません。しかし、僕の中でそれは練習。10,000回練習してようやく一人前のトレーダーになれたのです。

トレンドラインも一本二本じゃ上達しない。最低でも1000本2000本は引いてみて、はじめて答えが見えてきます。トレンドラインもそうだし、トレード全体もそうですが、よく皆さんが「稼げるようになった」と言いますがあれは間違い。

正しくは…
「上手になった」
「うまくやれるようになった」
というのが正解です。

その結果、お金が後からついてくるという感じです。トレードはスポーツそのもの。この意味がお分かりでしょうか?

「これでよし!」はない。僕も未だにトレーニングを続けています。それは今よりもっと上手くなりたいからです。そのためにはトレーニングしかありません。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!