トレード

トレードは急ぐと100%事故を起こす。車の運転と一緒だから。

事故

世の中には沢山のトレード本が溢れています。もちろん、中には素晴らしい本もあります。けど、そうじゃない本もそれ以上にあります。

じゃあ、良い教えと悪い教えって具体的に何が違うのかというと、「リスク管理」なんじゃないかなって思います。

良い教えというのは、「リスク管理」ありきで儲かる手法です。
悪い教えというのは、とにかく儲かる部分しか教えていません。

これはよく車の運転に例えられますね。例えば東京から大阪まで車で行くとします。通常、安全運転で行くと8時間ほどで着きます。

だけど、これを短縮することも出来ますよね。お金は掛かるけど高速道路を使えば5時間で行けます。ここは、時間を掛けるか、お金を掛けるか、個々の考え方が違ってきます。ですが、どちらを選択してもさほど危険はありません。

シートベルトをしっかり締め、途中で何度か休憩も入れて法定速度を守る。これが車の運転でいう「リスク管理」です。

一方でこんな、とんでもない人もいます。
「俺は3時間で行ける!」と。

スピードは常に150キロ。警察の取り締まりを避けるために出来るだけ脇道や細い道を走っていく。途中眠たくなっても、とにかく、出来るだけ早く着きたいので休憩なんて絶対にしない。

物理的には確かに3時間で行けるかも知れないけど、めちゃくちゃ、危険ですよね(笑)誰もこんな運転はしないと思います。

だけど、トレードになると、みんなこれをやろうとしてるんです。っていうかやっています。信じられないことに、こういった教えもあるんです。

稼ごうと思えば確かに稼げる。100万円をひと月で1000万円にも出来る。だけど、これは東京大阪間を3時間で走るに等しい、まさに自殺行為

こういった教えが蔓延しているのがいまの日本の投資教育の現場です。トレードはルールさえ守れば、確実にあなたの生活を豊かにしてくれます。

車と一緒です。車があれば色々なところへ行けて、確実に人生は便利で豊かになります。だけど、ルールを無視すれば、事故にあい、人生のすべてを台無しにしてしまう。スピードを出し過ぎたり、飲酒運転をしたり、スマホ運転をしたり…

これは絶対にやっちゃいけない。いけないと、分かっていても、ついついやっちゃうのが人間です。

だから、車もトレードも最後は人の問題、車が悪いんじゃない、FXが悪いんじゃない、便利にするも凶器にするも扱う人の問題です。

動画を100本見るよりデモトレードを10000回やれ。

これも今の日本に蔓延していますが…
「ゼロからスグに稼げる」
「確実に1000万円保証」
「開始1分で振り込まれる」

こんなキャッチを背に、ど派手なホームページでLNEへ誘導する。「全部無料!」と誘われ
1時間近い動画を毎日見せられる。最後には決まって、高額商品を売りつける。お決まりのパターンです。

もう、いい加減目を覚ましましょう。お金に関しては、おいしい話はないですよ…だいたい、いま成功している人が、毎日、1時間も動画見ていると思いますか?絶対に見てないですよ。

みんなが、こういった類の動画を見ている間に、結果を出す人は着々と一歩ずつ前に進んでいます。結局、楽しようとすると、そういった類の動画に時間を使ってしまう。

確かに勉強になる動画もあるでしょう。だけど、その学びは結果には繋がりません。結果を出すには「やりながら学ぶ」これしかないわけです。これを一年間もやれば確実に結果は出る。

だけど、結果の出ない人は学んだり、探したり、動画を見たり…そっちばっかりに一生懸命になり「実働」が伴ってません。

動画を見る暇があれば、その時間、デモトレードをした方が100倍勉強になる。これは断言してもいいけど、こういった類の動画を見ている人は一年後もまだ見てますよ。

けど、結果を出す人は、何をやればいいのか?頭が整理されているから、そういった類には見向きもしません。そして、やるべきことを一歩一歩確実にこなしていく。

歴史の名を残す人は皆トレンドフォロー

じゃあ、今日の最後に最大のヒントを言います。
これは学べば学ぶほど分かるのですが、FX、株、先物などで勝っている人は、ほとんどが、トレンドフォローです。

「勝ち続ける」ということで見ると、“ほとんど”ではなく“全員”と言っていいほど皆トレンドフォローです。歴史に名を刻むような優秀なトレーダーも皆トレンドフォローです。

唯一、サブプライムローンの問題で逆張りをして史上最大のボロ儲けを出したジョン・ポールソンがいるが、これは例外中の例外。

凡人には、とても真似できない。もっと言えば、真似する必要もない。物語りとして楽しむ分にはとても面白いが。基本的には、参考にしちゃいけません。

ということは、僕達がトレードで勝つためには、やっぱり、トレンドフォローしかないわけです。しかし、多くの人が、トレンドに乗ろうとしても乗れない…高値を掴み、安値で叩かれてしまう…

「トレンドに乗れば勝てる!」

そのことは分かっているのに、こんな失敗を幾度となく繰り返してしまう。それは相場のメカニズムを理解していないからです。

買い手が多ければ相場は上昇し、売り手が多ければ相場は下落する。

これは知ってますよね!?「当たり前だろ!」そう思った方は、注意が必要です。かなり危険です。

買いたい人が多ければ基本的に相場は上がります。だけど、あまりにも多くなり過ぎると
相場は上がらなくなるのです。

どうしてでしょうか?
これが説明できないと相場で勝つのは難しい。だけど逆に、ここが分かれば、トレードの取り組み方が変わるでしょう。

まあ、答えは、「そんなことか」と思うようなことですが、「そんなことか」も分からないから勝てないんです。では、紐解いていきましょう。

すべてのシナリオを想定してトレンドフォローと言う。

相場が右肩上がりにある時、買った人は、いずれ決済するので、今度は、売り手に回ることになります。つまり答えは…

買った人は一人の例外もなく全員が、売り手に回るわけですから、上昇幅が、大きくなればなるほど、今度は売り手が増えるということです。

だから、あなたが上昇しているのを確認し、おいていかれないように慌てて買った時には、
すでに大半の人は売り手に回っているのです。

買い手だったはずの人達が利益確定のために、どんどん売っているから相場はそれ以上、上がらずどんどん下がります。

そうなると、あなたのような高値で買った人達は泣く泣く売らされるので、さらに下落に拍車がかかることになります。これで終わればまだいいのですが…

損切りを食らったあなたは、何とか取り戻そうと今度は下落についていこうとする。ところが、基本は上昇トレンドにあるのだから、下がったところは絶好の押し目となり、彼らがまた買ってくる。

こうして、上昇トレンドは継続していく。結局、あなたのトレードというのは、トレンドは把握しているけど、いわゆる逆、逆をいく損切り往復ビンタ…

これを2回も3回も食らうと、資金も溶け、心が折れて撤退してしまうのです。冒頭申したように、勝ち組の多くはトレンドフォローです。
そして、あなたもトレンドフォローの“はず”

でも、トレンドフォローとは、単純にトレンドを読むだけではなく、彼らがどのタイミングで仕掛けてくるのか、どこで決済をしてくるのかまで意識しなければいけません。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!