トレード

円安って結局、良いのか悪いのか?

トレード

円安が止まりませんねー。ドル円相場は約6年ぶりに120円台まで大暴落しました。この記事を書いている時点では121円を突破。

FXをやっている人で正しくトレードしている方は、大きな利益になったのではないでしょうか。

ところで円安って結局のところ、僕達にとって良いのか?それとも悪いのか?為替相場というとのは常に基軸通貨であるドルとの「相対評価」で決まります。

つまり円安ということはドルが高くなっているということで、逆に円高になるとドルが安くなっているってこと。じゃあ、今はどっちなんだ?というと直近5年ぐらいで見ると確かに円安です。

でも2000年まで遡ると、1ドル135円なんていう時代もありました。でもでも。
2011年には75円なんて時もあったんです。

トレード

だから円安円高っていうのは、いつと比べてそう言えるのか?って側面もあります。ただ、今は明らかに円安に向かっています。

そこで円安と円高どっちが良いのか?これは結局のところ、その人の立場によります。有名な話でいうとトヨタ自動車は1円円安になっただけで300億円以上も、純利益が大きくなると言われています。

このように輸出企業で働いている人にとっては円安になると会社の利益が大きくなり給料UPが期待できるかも知れません。

ただ、どうでしょうね。。。
ここで先ほど話した長期的な目線が役立ちます。日本では過去20年間給料が上がっていないと言われています。

じゃあ、ここ20年の為替相場はどうだったか?20年前はさすがに参考にならないと思いますが、例えば2015年には125円を付けています。

この時、理論上では輸出企業は大きな利益を得ていたはず。でも、ほとんどの人は給料が上がっていません。

つまり日本では円安になったからといって、庶民の給料が上がるという話にはならないようです。

一方、円安になって困る人は?これは一般人のほぼ全員と言っていいでしょう。なぜなら輸入品が高くなるから。この国では食品も日用品も生活雑貨も、ほとんどが海外からの輸入品に頼っています。こうしたものの値段は必然的に高くなります。

前にも少し話しましたが、僕の買ったハーレーダビットソン(バイク)去年までのモデルは150万円だったのに、今年のモデルは180万円になっていました。これも少なからず円安が影響しています。

つまり輸入品に頼っている日本では物価が高くなるってことで、ますます庶民の生活は苦しくなってきます。円安は海外旅行では顕著に現れます。これは僕も経験していますが、例えばハワイ。

去年まで日本円で1000円で食べられていたハンバーガー。今年は1200円を出さないと食べられない…ということになります。

まとめると。輸出を中心に行っている大企業は儲かる。でも庶民の暮らしは益々厳しくなっていく…これが、ここ最近の円安の傾向です。

じゃあ、庶民には打つ手なしなのか?思考停止した人はそうなります。今後、日本での生活は益々きつくなるでしょう。

でも、ここで意識を変え対策を打つ人は?投資やトレードを行うでしょう。例えば、これは以前に原油高になった時も言いましたがCFDや先物で原油をロングにしておけばガソリンや灯油が高くなった分の差額はらくらく稼ぐことが出来ます。

これと同じ原理で円安で生活が厳しくなることを予想して、ドル円をロングしておけば、
生活品が高くなった分の差額は稼げるわけです。もしくは円安で成長しそうな企業への投資ですね。

このようにトレードや投資は、生活コストのヘッジにも使えるってことです。これからの時代は知恵を使わないと生きていけない。流されるままでは損をする一方です。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!