コラム

「時の商人」時間はこの世でもっとも貴重だと気付かされた話。

時間

「時の商人」という話をご存じでしょうか?

その商人は時を売っていた。
「いらっしゃいませ。時はいかがでしょうか?1分から承ります」

ある男は商人から1時間の時を買った。1時間買った男は、それを読書の時間に使った。ある女は一週間の時を買った。一週間の時を買った女は、それを海外旅行に使った。

「10年欲しいのだがね」
ある老人は商人に聞いた。

「お客様、10年だと少し値がはりますが」
「かまわん、10年分よこせ」

10年の時を買った老人は、それを病気の妻に譲った。

これは「宝石時計長野」というジュエリー店のポスターに使われていたお話です。僕はこの短いお話に感銘を受けました。

よく例え話に使われるのですが、大富豪と呼ばれる人たちの多くはお年寄りです。彼らに若い頃に戻れるならいくら出しますか?と尋ねると、みな口を揃えてこう言うそうです。

「いくらでも。全財産でもかまわん」

つまり若いというだけでポケットに大富豪並みの大金が入っているのと同じです。しかし、多くの人は、その価値に気付かない。そして、年をとった時にようやく気が付く。中には余命を告げられた病院のベットの上で気が付く人もいる。

僕が最近、朝晩やっている儀式があるんです。儀式と言っても大したことではありません(笑)

まず朝ですが、自分にこう問いかけます。
「よし!今日は何にチャンレンジしようか」
自分にそう問いかけると嫌でも脳が考え出します。

そして夜は、自分にこう問いかけます。
「今日は何をした?」
この問いに答えられなかった日はモーレツに後悔します…

「また86,400円を無駄にしてしまった…」と。
86,400円とは何か?これが時の商人が売っていた「時」の値段です。

一日は86,400秒です。仮に1秒1円だとすると一日を無駄に過ごしただけで86,400円を損したことになります。

一週間だと604,800円、
一ヵ月だと2,592,000円、
一年だと31,536,000円、

これだけの価値を無駄にしていることになります。あなたも問いかけてみてください。
「今日は…いや、今年はここまで何をした?」
答えられなかった人は、すでに24日、価値として2,073,600円を無駄にしているに等しいです。

「時間」はこの世で最も価値があります。いま、この記事を読んでいる瞬間も、1秒ずつ貴重な時を刻んでいます。

そう考えると僕もこの記事を読んで頂いているだけであなたに感謝の気持ちが湧いてきます。本当にありがとう。

だから僕は逆に電話営業とか訪問販売とか、平気で他人の時間を奪う人達が許せないんです。電話をしたり訪問することがタダだと思ってるから。

そうじゃないんだよと。あなたが電話したり訪ねてくることで、こっちは貴重な時間が奪われているんだよと言いたい。

友達なら構わない。けど、見ず知らずの人に時間を奪われることに僕は本当に不快感しかありません。

本当に時間は貴重です。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!