先日、ネット番組で久しぶりに良い話を聞きました。何人かの起業家や社長が出演して、「起業の成功の秘訣」を語り合う番組でした。ホリエモンとかも出ていましたね。
約1時間…散々、議論していたのですが、最後にある社長さんがこう言ったのです。
「そもそも成功の秘訣なんてないんだよ。成功はアートだから」
どういうことかというと、成功は芸術と同じで正解はないってこと。100人成功者がいれば100通りのやり方があり秘訣を聞いたところで再現性はないんです。
例えば僕のやり方をあなたに教えても年代も時代も環境も違うから、ほとんど意味がない。じゃあ、成功本として沢山売られている、ウォーレン・バフェットの本（世界一の投資家）は役に立たないのか？
彼の本を読めばわかると思うけど、彼が投資を始めたのは小学生の頃からです。すでに大人のあなたが、その話を聞いても意味がない。だから、成功の秘訣には意味がない。そして、この社長さんはこうも言っていました。
「成功に秘訣はない。でも失敗は皆同じ事で失敗している」
これは僕も以前にまったく同じことを書きました。失敗は、いくつかのパターンがあるから、それを学ぶだけで失敗は避けられると。僕が見てきた失敗の大きな要因は3つ。
１・情報不足
２・慢心
３・浪費
まず情報不足。
今の時代、情報で失敗する人は本当に多い。お金に関しても健康に関しても失敗する人の多くは間違った情報を得ていたり情報そのものが古かったり。
「情報弱者」「情報格差」「情報資産」という言葉があるように今の時代、負ける奴は決まって情報不足です。
次に失敗する人の特徴は慢心です。これは僕も経験済み。ネットビジネスが偶然上手くいった、FXがたまたま勝てた。こうしたことで、自分に実力があると慢心し失敗する。こうした人間の失敗は致命的な失敗になる。
このパターンは本当に多い。だから、人生あがった人のアドバイスには必ず、「謙虚でいなさい」というのがあるのでしょう。そして、慢心は次の失敗にも繋がる。
失敗する人の特徴、最後が「浪費」
これは以前の記事にも書きましたが、お金に困る人の原因の99.999％は浪費です。自己破産する人のほとんどは、貧乏人じゃありません。元お金持ちの人が慢心からお金を使い過ぎてしまうのです。
このように失敗は言葉で説明が付くのです。けど、成功は説明できない。これをまとめて、この社長さんは…「成功はアート。失敗はサイエンス」と言っていました。
株式会社オンデーズ代表取締役社長田中 修治氏より
