みんなそれぞれ「基準」ってあるんじゃないですか。「ここまでやればOK」みたいな基準。
で、これって、やっぱりはじめは、誰かを見て決まってくると思うんです。仕事であれば、はじめに誰と働くか?どこで働くかで仕事の基準が決まってくる。
医療ドラマとかでよく見ませんか?神の手をもつ医師のもとで働いた研修医が、他の医者より、どんどん上達していくなんて。ようは、あれです。
僕もいま、毎日ジム通いしてるんですけど、僕が行くと毎日いる中年男性がいるんです。彼は毎日2時間近くトレーニングしています。それを、はじめから見ていた僕は、それが僕の中での「基準」になりました。
毎日2時間という恐ろしいほど基準の高い彼を見ていた僕は、それがスタンダードになるんです。
だから、週一で10分ぐらいトレーニングして「痩せない…」とか言ってるやつ見ると可哀そうだな、と思うわけです。その基準は、どこで拾ってきたのと。
ジムに通って、この2年半。本当にしんどくて、ツラくて、何度も逃げたいと思ったけど、今は、本当にその人に出会って良かったと思ってます。あっ。ちなみに彼とは話たことありません(笑)
いつも、遠くから「基準」として眺めてただけ。それでも、いいんですよね!基準になってくれる人がいるだけで。
トレードをはじめた時もそうでした。僕は師匠に何かを習った覚えは、ほとんどありません。ただ「恐ろしい基準」として、そこにいてくれただけ。
忘れもしません。僕がトレードをはじめた時、僕は暇さえあればチャートを眺めていた。師匠に、そうしろと言われたから。
僕は自分の中で、「かなりやってる」と思っていたけど、師匠との基準には大きな開きがあったんです。ある時、師匠はこう言いました。
「おそらく世界中に俺よりチャート見てる奴はいない。俺は一日24時間見てるから」
僕は「うそつけ!」と思いました。だって24時間チャートを見るなんて、じゃあ、いつ寝てるんだよ!と。
彼の平日の睡眠時間は6時間、あとの18時間はチャートを見ている。そして睡眠中の6時間はチャートを録画して検証ソフトで早送りしてみていたんです。
僕のように片肘立てて、寝転んでテレビを見ながらチャートを眺めている基準と、世界を取りにいっている彼の基準では、行動や姿勢に、そのまま表れていたんです。
僕は、この時これがすべての本質だと悟りました。どんな基準で物事に取り組むか?これがすべてだと。
僕はホント、サラリーマンをやめてからツイてるなと思ってます。なぜかというと、恐ろしく基準の高い人が周りにいたから。
ネットビジネスをはじめた時の平賀先生、投資をはじめた時の大富豪の方、トレードをはじめた時の師匠、ジムに通った時の名前も知らない中年のおじさん(笑)みんあ、恐ろしいほど基準の高い人ばっかりでした。
もし、僕とあなたに何かの差があるとしたら、それは決して能力とかではありません。
「ここまでやればOK」という基準だけ。
何をやっても結果が出ない人というのは、基準が低いから、やってる量が圧倒的に少ないんです。
「なんで結果が出ないんだろう」と悩む必要はありません。もっともっと量を増やせばいいだけです。何事も同じです。