コラム

借金にもルールがあります。ルールを無視した借金は身を亡ぼす。

借金

総務省のデータによると、日本人における純資産1億円の割合は2.3%だそうです。このデータからすると、100人に2人は億り人という計算になりますので、あなたのお隣さんが億り人であっても何ら不思議ではありません。もうそんな時代に突入しているんですね。

ただ人の幸せを素直に喜べない、そこのあなた!笑
安心してください。ここからは僕の個人的な見解ですが、僕はこのデータにカラクリがあると思っています。

まず純資産1億円ある人が2.3%という数字は、そこそこ信頼できる数字かと思います。しかし、そういった方は、東京の一等地に集中して住んでいる可能性が高いです。

少し前にも児童相談所の件で、問題になりましたが、南青山とか港区とかですね。そういったところへ行くと80%以上が億り人かも知れません。そう考えると、その分だけあなたの地域に億り人がいる可能性は低くなります。

もうひとつカラクリがあって、ここで言う純資産というのは、資産から負債を引いた金額だということ。資産には、預貯金、株式、債券、投資信託、保険など、定義があるのですが、負債には定義がありません。

おそらく不動産ローンなどが主な計算材料になっていると思いますが、おそらくデータにならない負債も結構な額あると思います。

例えばカードローンとか、車のローンとか、事業ローンとか。仮にこれらを含めての純資産だとしても、あまり良い状況とは言えません。

なぜなら、資産は減ることはあっても、負債は基本的に減ることがないからです。むしろ、増える人の方が多いと思います。

僕の知っている限り、資産が多い人ほど負債も多いものです。資産3億円、負債2億円でも億り人です。だけど、この資産3億円が仮に株だとしましょう。

すると、この3億円は紙切れになる可能性のある3億円です。だけど、負債の2億円は払い終わらない限り2億円です。金利というおまけまでついて。

つまりこのケースの億り人は、たった一日で億り人から借金2億円になる可能性のある億り人です。まあ、ここまで極端なケースは稀だとしても、こういった億り人が、かなりの数含まれているのは確かです。

僕の周りにも何人かいるんですけど、住宅ローンを年利1%で借りている人が、金利0.05%の国債へ投資してるんですよね。もう、わけが分からないでしょ?笑

だったら国債への投資なんかせずに1%の住宅ローンを繰り上げ返済してしまった方が0.95%お得です。

僕がまず借金をすべて消して、もう二度と借金をしないのはそのためです。年利3%とか5%で運用する難しさを嫌というほど知っているから。利息制限法の上限である20%で借りると、もう致命的。普通の投資では、まず返せません。

単純に純資産1億円以上といっても、やっぱりその中身が重要です。これは僕が親しくさせて頂いてる、弁護士の先生に聞いた話ですが、自己破産や債務整理をする人の約7割が、もともとは、お金持ちだった人だそうです。頷ける話ですよね。

借金する時には、ルールがあります。まず消費のための借金は論外。絶対にしてはいけません。もちろんリボも。

それ以外で借金をする場合には、利息以上のリターンが得られる場合のみです。年利5%の投資に対して、年利1%で借りる借金はOKですがそれ以外はNGです。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!