メンタル/マインド

成功へのプロセスはすべて同じ。其の二

前回の続きを書こうと思います。

今の世の中、楽しいことで溢れています。大金を出さなくてもショッピングができます。無理のない範囲でローンを組んで車も買えます。わずか数千円でワイワイ楽しくお酒も飲めます。

家に帰れば、誰だってテレビが見れて、テレビがつまらないと思えばスマホで違う動画を見ることも出来ます。

SNSで知らない誰かと繋がったり、アプリで出会いを求めることだってできる。大きなお金が無くても、そこそこ楽しめるのが今の世の中です。

僕は収入格差の問題って、ここに原因があると思っているんです。収入格差の原因については、学者やエコノミストが色々言っています。政府が悪いだの、大企業が内部留保しているからだの。

もちろんそれもあるでしょう。けど、もっと根本的な問題はここでしょ?日常に誘惑があり過ぎるからでしょ?ぬるい生活から脱却できないからでしょ?

収入を上げるには痛みを伴い、めんどくさい、やりたくない、と思うことを一時的にやらなければいけません。

僕は努力という言葉は好きじゃないけど、ここでは分かりやすく、この言葉を使うと収入格差は努力の差でしかないと思ってます。

みんな圧倒的に努力が足りない。もっと具体的にいうと学習をしていない。けど、これは理解できるんです、僕は。なぜなら、僕もそうだったから。

FXの世界へ足を踏み入れた時、プライスアクション、チャート分析、世界経済、資金管理…これらを徹底的に、学ばなければいけないことは分かっていました。けど、誘惑が多すぎる、いまの世の中は(笑)

勉強しなきゃと思っていても、見逃せないドラマを優先しちゃったり、友達からの飲みの誘いを断れなかったり…

ようやく一人になり、「よし!今度こそ勉強するぞ!」と思っても、SNSが気になったりLINEが飛んできたり。息抜きだったはずの、動画に夢中になっていたり…

現代社会が作り出した誘惑に時間を奪われ、ほとんど学ばず、時間だけが過ぎていることに気が付くのです。

僕はこの状態がしばらく続いたけど、おそらく今のあなたもこの状態ではありませんか?僕は一年ぐらい続いたかなー、この状態が。楽なゾーンから、なかなか抜け出せない…どうしても楽な方へ戻されてしまう…

ここから脱したキッカケは、ある友人のSNSの記事からでした。彼は僕よりも3つぐらい年下で、ある起業塾で知り合いになりました。もう、かれこそ10年近くの付き合いになります。

そんな彼が自分の会社を上場させたことをSNSで知りました。僕とは進む道は違うけど、劇的に進化している彼を見て僕は…

「なんだろ…この敗北感は…」

と思ったんです。人生、久しぶりに沸き上がる嫉妬です。この嫉妬は、しばらく続き、それからの僕は毎日SNSで彼をチェックしていました。まるでストーカーですよね(笑)

そんな時、彼から久しぶりに電話が…
「久しぶりに飲みに行かないっすか?」

僕は断っていた…とても会えるような心境じゃなかったから。僕は当時、彼にこんな感情を抱いていたんです。

「上場がなんだよ!俺が目指しているのはトレーダーだし、こっちの方が全然すごいから!」

これを口に出した時点で、きっと僕の人生はそこで終わっていた。僕の救いは、それを胸に留めておき、絶対に口にはしなかったことです。

思うに、嫉妬とは誰にでもあると思います。それは自分を正当化するための防衛本能だから。

だけど、これを口に出した時点で、その人の価値は下がり、成長もなくなります。「誠の嫉妬」は批判ではなく、実力と結果でそいつを超えること以外にありません。

僕はそう思って楽なゾーンから脱却した。今はどうかというと、彼を超えたかどうかは分かりません。

進む道がまったく違うのだから比べようもないし、また比べるものでもないと思っています。そう思えた時点で僕の中から嫉妬は消えたのだと思う。

自分の信じる道を精一杯やっていれば、きっと嫉妬なんて感情は出てこないと思います。当時の僕もそうだったけど、嫉妬が出てくるのは、やってないから。だから、結果云々ではなく、やっている人に嫉妬する。

もう一度言いますが、楽なゾーンで生きているうちは、何も手に入らないし、人生を変えることは出来ません。

そして最悪は結果を出している人を見ると嫉妬という感情が生まれてきます。今の日本はこの状態の人が多いです。

その根っこにある原因は、現代社会が生み出した「なまぬるい誘惑」です。ここからの脱却!これがすべてにおいて、結果を出す最大のポイントです。

そして逆説的に言えば、楽なゾーンから脱却するコツを掴めば、人生はいとも簡単に変えることができます。

確かに脱却は簡単なことじゃありません。けど、脱却さえしてしまえば、もう、楽しさしか待っていません。

飛行機をイメージすると分かりやすいです。離陸してから雲の中を抜けるまでが一番パワーを使います。

けど、一度、雲を上に抜けてしまえばあとは、悠々楽々と飛行することが出来ます。見渡す限りの青空で何の障害もありません。ゴールに向かうだけです。

これとまったく同じで、きついの、はじめの数ヶ月だけ。これを抜けるとランナーズハイというか、ゾーンというか、明らかにそれまでとはテンションが変わってきます。

結果を出すコツ、プロセスが何となくイメージできたでしょうか?

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!