「これを捨てるか、どうか。
ここでやめるか、続けるか…」
深く深く考えて、結論を出しました。結論としては、やめることにしました。ここでスパッと、あきらめることにしました。
メルマガでも宣言していたので、僕のメルマガを毎回読んでくれている方なら知っていると思いますが、僕は2018年からスキャルピングにチャレンジしていました。
スキャルピングとは、トレードの超短期売買です。主に1分足を使ったトレード手法ですね。トレードの中でも、最も難しい競技と言われています。これに、約3年間ほど、チャレンジしていたんです。
トレードの経験は、かなり積んだ。この10年間は誰よりも相場と向き合ってきた。そんな自負もあったので、きっとスキャルもできる。そう思っていました。
が、甘かった。。。
僕のトレードスキルは、スキャルの場では全く通用しませんでした。でも、それは想定内でした。
だから、この3年間、トレーニングを積んだし、超短期売買の本も読み漁った。努力で突破できないことはない!そう思っていたからです。でも、ダメでした。おそらく、これは年齢的なものもあると思う。
僕は今年で47歳です。さすがに反射神経に老いを感じました(笑)僕がメインでやっている、スイングトレードやデイトレードとスキャルピングの違いは、この例えがピッタリだと思う。
スイングやデイトレがロールプレングゲーム。
スキャルピングがシューティングゲーム。
スイングはゆっくり戦略を練って出来るのに対して、スキャルは感覚と反射神経が結果が左右する世界。似てるようだけど、まるで違う競技でした。だからそう簡単に、うまくいくはずはなかったんです。
でも、トレードを始めた時もそうだった。何年も上手くいかない時期があって、それでも、あきらめないで来たから今があるじゃないかと。そう自分に言い聞かせてきましたが、なんだか、あの時とは違っていたんです。
何が違うかというと、楽しくなかったんです。今回のスキャルの努力は楽しくなかった。以前はトレーダーになった自分を想像してワクワクしてたんだけど今回はそれがなかった。それで確信しました。
「あー。おれ…これ好きじゃないんだ」と。
好きじゃないから努力も苦痛だったし、なんだか、鏡で自分を見ると老けたし(笑)でも、一回やると決めたことを、簡単に投げ出してしまうと、それが癖になる。そう思ったから、結論を出すのに72時間掛けました。これは、投げ出す自分への罰でもありました。
そして、丸3日72時間考えて、それでも考えが変わらなかったらやめようと。結果、まったく変わりませんでした(笑)
なんの未練もありませんでした。これこそ、本当に俺に向いてないことだと。そうとしか思えなかったんです。
もう二度とスキャルをやることはありません。別れた女とヨリを戻すことはあり得ません!笑。僕は、スイングとデイトレに一生を捧げる。そう決めた3日間でした。
何かを捨てるというのは、何かをはじめる時の何倍も勇気がいります。
なぜなら、可能性が一つ減るから…そう思っていたのですが、実は逆かも知れない。何かを捨てるということは、「この道は違う」と分かったということ。トーマス・エジソン風に言うならば…
「私は失敗などしていない。ただ、うまく行かない方法を見つけただけだ」
ってことだと思う。ただ、そのためには捨てる前に、思いっきりやってみる必要がある。中途半端にやって捨てるのは可能性を捨てるに等しいから。けど、思いっきりやった後に捨てるのは、「失敗」ではなく「発見」だと思う。
個人的な記事で申し訳ありませんが、僕的には、大きな岐路となった3日間でした。あなたも、結果が出ていないことは捨てた方がいい時もある。
ただ、最後に自問自答してみよう。
「じぶんは、やり切ったか?」と。