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オウンドメディアを持つ理由とメリット、デメリット。

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オウンドメディアの必要性

コロナ禍でみんなもう忘れているかも知れませんが2019年は、あるキーワードが世間をざわつかせました。それが…

「終身雇用制度の崩壊」

早い話、もう会社というところは給料を払えませんよ…という事実上のギブアップ宣言をしたことになります。もちろん日本国内すべての企業がそうではありませんが、比較的大きな会社ほど、雇用制度をやめる(もしくは縮小)のは早いかと思います。

よく聞かれる話かと思いますが、そもそも「会社」というものの寿命は長くて20年と言われています。(国税庁発表の企業生存率)

つまり、時代は20年一区切りとして流れているとも言えます。だから、経営者がよほど、柔軟にパラダイムシフトができて、新しいものをどんどん取り入れるような方でなければ、時代の流れについていけないということなのです。

しかし、大企業になればなるほど、身が重たいので、そう簡単にビジネスモデルを変えることは出来ません。

例えば、日本トップ企業のトヨタは自動車関連企業です。トヨタが時代の流れに乗ってSNSを運営するでしょうか?おそらくトヨタほどの経営ノウハウと顧客を持っていれば、かなりの収益が見込まれると思いますが、それを行うことはしません。

それは株主や大量の取締役がいるので、承認を取るのが難しいから。つまり身が重たいわけです。

一方、中小企業であれば簡単に古いビジネスモデルを捨て新しいビジネスへ転換できるはず。なのにそれもしない。それは経営者の怠慢と言わざるを得ないのです。

こうして20年一区切りで多くの企業が消え新しい企業が誕生してきます。しかし、いま新しく生まれた企業は、あまり雇用をしません。新しい経営者というのは、生産性の低い社員にまで給料を払うという非合理的なことを嫌う傾向にあるからです。そこで生まれた新しい組織が「プロジェクトごとに仕事のパートナーを選ぶ」という形です。

新しいサービスや企画に取り組む際、すべてを社員に任せるのではなく、社員が行うのは、あくまでも企画まで。あとの商品開発やマーケティングはすべて外部へ委託する。そして利益に対する報酬のみを支払えば、失敗リスクはないし、人件費も掛からない。まさにシリコンバレー方式の企業形態と言えます。

そんな時代において、あなたが収入を得るためにはどうしたらいいのか?それは、自分のメディアを持ち、いつでも好きなように情報を発信できる体制を整えることです。

自分のメディアを持っていれば、そこに企業の広告を貼ることも出来るし、もちろん自社の商品やサービスを売ることもできる。これがオウンドメディアというものです。

このオウンドメディアという仕組みを構築すると、よほどのことがない限り収入を絶たれる心配はありません。先行きの読めない今の時代において必要不可欠な収入源となると確信しています。

オウンドメディアとは?

ではオウンドメディアとは何か?
これをもう少し詳しく説明しましょう。やはり日本人の悪い癖で「よく分からない…」という状態から、はじめてしまうという点がありますからね。

オウンドメディアは数年から数十年かけて付き合っていくものです。
「よく分からない」ではなく、しっかり理解したうえで付き合っていくようにしましょう。

オウンドメディアとは、自社が所有する(Owned)メディアを意味します。広義では、ホームページ、ブログ、オンラインサロンの他にツイッターアカウントやフェイスブックページなどもオウンドメディアとする人もいます。

しかし、このページではあくまでも狭義として「自社で運営するブログ」とさせて頂きます。ここで注意が必要なのですが「自社で」ということなので、例えばアメブロやFC2ブログなどは含みません。

これはよく例えに出されますが、ソーシャルメディアの類、例えばLINEやフェイスブックやアメブロは賃貸マンション。あくまでも場所を間借りして運営を行っているだけなのに対して、オウンドメディアは自社ビル、もしくは持家のような感覚です。

賃貸マンションはオーナーの気持ちひとつで「出て行け」と言われることがあるかも知れません。それに対して自社ビルや持家であれば、どんな使い方をしても「出て行け」とはなりません。これが最大の特徴であり、オウンドメディア最大のメリットでもあります。

一般的には、オウンドメディアは、育てるのに時間がかかりますが、自社のメディアとして永続して利用できるのが特徴として挙げられます。一方、ソーシャルメディアは即効性はあるが消費者への説得力に欠ける点や、こちら側ですべてコントロールするのが不可能という点が挙げられます。

オウンドメディアを持つ理由。

では、なぜ昨今、オウンドメディアが注目を浴びているのか?
第一には、従来の広告手法が通用しなくなっているからです。消費者が広告を無視したり、広告を見ても反応しなかったりするという現象が起きています。

インターネットのバナー広告は、2000年頃には10%程度のクリック率がありましたが、今では1%を大きく下回っていて平均で0.3%となっています。

さらに現在、主流になったスマートフォンには、広告ブロック機能が搭載されつつあります。従来の集客施策の中心であった広告が機能しなくなったので、オウンドメディアの必要性が高まっているのです。

また従来、検索エンジン対策(SEO)は、専門のSEO業者に頼んで、自社サイトにリンクをはってもらう、いわゆる被リンク対策という手法が一般的でした。

しかし、検索の最大手企業であるGoogleがこの手法の取り締まりを強化。特に2011年以降に、Googleは、「パンダ」や「ペンギン」「ハミングバード」と呼ばれる多くのアルゴリズム変更を行い、現在は、質の高いコンテンツが上位に表示されるようになっています。

つまり、検索の上位に表示されるかどうかは、「対策」ではなくコンテンツ勝負という形に変わったのです。そういった観点からも、自社でのオウンドメディア運営が欠かせないと考えられています。

まとめ。

■オウンドメディアのメリット
・広告費が掛からない
・自社運営なので自由度が高い
・ストック性がある
・ブランド構築ができる
・成約率が高い

■オウンドメディアのデメリット
・育てるのに時間が掛かる
・時間が掛かるのでモチベーションを保つのが大変

こんな感じではないでしょうか。この性質を知れば、オウンドメディアが軌道に乗るまではフェイスブックページやツイッターなどのソーシャルメディアとの併用もアリだと思います。現にそうして結果を出された方も多くいます。

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2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!