お金の知識

コロナ禍の今こそ気付くべき「幸せなお金の使い方」

お金の使い方

僕たちは本当は貧しい。。。

ある大富豪の男性が自分の息子を田舎の土地に送りました。それは裕福な生活を当たり前と思っている息子に一度「貧しさ」というものを体験してもらい自分たちの生活がどれだけ恵まれているかを知って欲しかったからです。

息子は田舎の土地に送られ、その土地の家族と一緒に生活をしました。
そして一週間後…

大富豪の男性は帰ってきた息子に貧しい生活がどんなものだったか聞きました。

父親
父親
あっちでの生活はどうだった?
息子
息子
うん!よかったよ!
父親
父親
こっちの生活と向こうの生活はどう違ったかな?
息子
息子
ああ!違いなんて、もう沢山あったよ!

息子は答えます。
それを聞いて父親は安心すると思った。自分の思った通り、
「自分たちの暮らしがどれだけ幸せか」
「自分たちがどれだけ恵まれているのか」
ということに気づいてくれたと思ったからです。

しかし…
息子が言った言葉は意外なものだったのです。

「僕たちは犬を一匹飼っているよね…
でもあの家は4匹も犬を飼っているんだよ!

僕たちの家には綺麗な水がはられたプールがあるよね…
でも、あの家にはとっても大きな池があって、その池はすごく透き通っていて新鮮で魚までいるんだ!

僕たちの家には庭を明るく照らしてくれる照明があるよね…
でも、あの家はお月様とお星さまが庭をとてもきれいに照らしてくれるんだ!

僕たちの家の庭は壁で囲まれているよね…
でも、あの家には壁なんて無いんだ!まるで地平線の彼方まで庭が続いているみたいなんだよ!

僕たちは家に帰ったら、いつもCDを聴いているよね…
でも、彼らは鳥のさえずりや自然の音を聴いて楽しんでいるんだ!

まだあるよ!僕の家の周りには安全のために壁があるよね…
でも、あの家はいつでも友人たちを迎え入れられるようにドアに鍵もかけてないんだ!

この街では、みんながスマホとパソコンが僕達を繋げてくれているよね…
でも、あそこでは家族や自然がみんなを繋げているんだよ!」

お父さんは驚きのあまり声が出ません…そして最後に息子はこう言いました。

「お父さん…
僕達が本当はどれだけ貧しいのかってことを教えてくれてありがとう!世の中には僕達よりもっともっと幸せなところが沢山あったんだね!」

この話が本当にあった話か童話かはわかりません。でも、僕は自粛期間中、この話を家族でリアルに体験しました。

昨年の自粛期間中、家族で一週間キャンプをした時、小学校3年生の次男が、先ほどの少年と同じようなことを言っていました。

「お金で買えるモノよりこっち方が凄いね!」

息子は満点の星空をみてそう言ってました。
やっぱり本当に価値あるものはお金では買えません。車、家、洋服、ブランド品、そういったものに価値を感じている人もいます。それはそれでいいでしょう。

でも、もっと身近に価値あるものも沢山あります。そして、それらはお金がなくても手に入ります。そうしたところへ目を向けると資本主義から抜け出し、お金の心配は和らいでいくと思います。

世の中はITが発達して今年はいよいよ5Gが来ますが、こうして文明が発達して進むだけ進むことが果たして良いことなのか?もしかしたら、文明が発達することで僕達、人間はどんどん貧しくなっているのかも知れません。

消費物には余計なものがONされている。

繰り返しになりますが、お金で買えるモノには、ほとんど価値がありません。その証拠に家も車も買った瞬間に負債超過になります。

どういうことか?例えば5000万円の家を買ったとします。購入後、すぐにリストラに合い支払いが厳しくなった。今ならまだ高く売れると思ってすぐに売却するも、査定額は3500万円…1500万円の借金だけが残ります。

車も同じです。キーをさしエンジンをかけた瞬間に中古車です。すぐに売っても負債だけが残ります。

この世にある消費物の99%がそうです。服も家電もパソコンもスマホもすべて、買った瞬間に価値が暴落します。

なぜ、そんなことになるのか?世の中の商品には本来の価値に様々なコストがオンされているからです。

代表的なものが広告費。商品の価格には必ず広告費が乗っかってます。その他にも流通コストや人件費などもONされています。社長のゴルフ代や飲み代も乗っているでしょう。

つまり、本来の価値とは関係ないものまで、一緒に買わされているということ。だから売りに出した時には、その分が差し引かれ安くなる。

大富豪と言われる人たちが、どれだけお金持ちになっても、質素な暮らしをしてように見えるのはこのためです。彼らは常に価値を見ているので、価値ない商品は出来るだけ買わないようにしている。

お金を出して買うべきものは何か?

じゃあ、何のためにビジネスや投資やトレードを行いお金持ちになるのか?何も買わないなら、お金持ちになる必要もないのでは?

その通りです。
モノを買うためには投資もトレードも必要ありません。

しかし、お金を出して買えるもので唯一、価値あるものがあります。何だか分かりますか?僕はそのために投資とトレードを行っていると言ってもいいし、ビジネスを行うのも、このためかも知れません。お金で買えるもので唯一、価値あるものとは何か…

それは「時間」です。

お金があれば自由な時間を買うことが出来ます。仮に今あなたが10億円を持っていたら。
もう、働かないでしょ(笑)一生働かないか、もしくは働いたとしても、本当にやりたい仕事だけをする。それって、10億円で時間を買ってるに等しいと思いませんか?

例えばあなたの月収が50万円だとする。最近、SNSで知らない人にお金を配るのが流行ってますがもし、僕があなたに50万円差し上げたら…あなたは一ヵ月働かなくてもいいですよね?あなたは僕から50万円貰ったのではなくて、「一ヵ月の時間」を貰ったに等しいのです。

これ。
逆も言えませんか?50万円がないから一ヵ月の時間を会社に差し出して給料という形でお金を頂いている。

いま僕は人生の24分の20が自由です。24時間のうち20時間が自由時間なんです。24時間すべてを自由にすることも出来ますが、それは逆に心身ともに老け込んでいくと気が付いた。

だから一日4時間だけ、好きな仕事をしている。あとの20時間は誰のものでもない、僕だけの時間です。時間はお金で買うことが出来ます。手に入れた瞬間に価値が暴落する消費物を買うか、それとも、誰にも邪魔されない自由な時間を買うか、

僕は皆さんが消費物を買っている間に、コツコツ自由な時間を買ってきただけです。だから毎日、自由でいられます。

お金を手に入れて欲しいモノを買うのもOKです。僕はそれをまったく否定しません。僕も散々やってきましたから(笑)

でも、消費にあきたら。今度は自分の時間を買ってください。自由な時間はお金で買うことが出来ます。逆に、買わないと一生、手に入りません。

この国では以前まで65歳以降、自由な時間が保障されていました。だから、まだ若いうちはどんどん消費をしても良かったんです。でも、僕たちが65歳になる頃にはその保障はもうありません。

だから今から自分でお金を出して買わなければ一生、自由な時間は手に入らないのです。
それは、死ぬまで労働者として働くことを意味します。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!