僕は野村監督が大好きでした。野村監督の講演会やトークショーはおそらく10回以上は行っています。いつかの講演会で野村監督はこんな話をしていました。
「優勝しようと思ったら強いチームを作るのではなく、
優勝するに、ふさわしいチームを作ることだ」
これ、めちゃくちゃ響きました。僕たちのビジネスでも同じことが言えると思います。成功したいと思った時…多くの人は稼ぐ方法やノウハウ、テクを身につけようとする。でも、これらにはほとんど意味はないと思ってます。
野村監督ふうに言えば、成功したいなら、成功するにふさわしい人になれ!ってこと。例えば今回のコロナウイルスでパニックになった時。成功者がドラックストアへ駆け込み、慌ててマスクやら消毒液やらを買うと思いますか?ちょっと想像できないですよね(笑)
有事の際、成功者はきわめて冷静です。冷静に数字だけを見て想定と準備だけをします。根拠のないデマやフェイクニュースを耳に入れず、不安という感情を自分の中から排除することが出来ます。
これは一つの例ですが、成功者はこういう立ち振る舞いです。僕が痩せようと思ったきっかけも、この言葉からです。僕の中で太ってる成功者ってあり得ないと思ったんです。
太るイコール自己管理と自制心の欠如です。本物の成功者にそんな人がいるだろうかと思ったんです。僕が知ってる限り成功者はみんなスリムで引き締まったイイ体をしています。成功するにふさわしい体をしています。
他にもお金の使い方であったり、他人への心配りであったり、言葉使いであったり姿勢であったり…成功にふさわしい人間像ってあると思うんです。僕は手法やテクニックよりもそこを目指していったんです。(いまも目指している途中ですが)
すると、お金も仲間も信頼も幸せも自由もあとから勝手についてきたって感じです。成功しようとはせず、成功するにふさわしい人になれ!ってことですな。
野村監督の言葉には命があって、他にもいい言葉が沢山あります。一番有名なところで言えば…
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
これも成功と失敗に置き換えて同じことが言えます。成功に法則なんてありません。一人一人成功への道は違うし、中には偶然たまたま当たっての成功も存在します。「なんであいつが成功してるんだ?」という不思議な成功も存在します。
でも失敗に不思議はありません。僕に言わせれば失敗する人は失敗すべくして失敗しています。つまり、当然の失敗。そりゃあ、失敗するよね!ってことを平気でやってます。だから失敗って科学で証明できるんですよ。いくつか例を出せば…
・あれこれ考えて行動しない。
こういう人は間違いなく上手くいきません。なぜなら、行動しないと成功はあり得ないからです。そんな当然なことにも気づかないんですよね。
・ラクしようとする
あなたはラクをしようとしてる人を見るとどう思いますか?それと同じことを、しようとしているってことだから他人からそう思われて成功できるはずがありませんよね。
他にも・・・
時間にルーズ、夜が遅い、礼儀知らず、口癖言葉使いが悪い、外見が汚い、食べ方が汚い、
文章が下手、プロフィール写真がない、などなど。
もう、だいたいこの辺見れば分かります。何をやってるかではなく、どんな習慣か?そこを見れば、その人が成功者かどうかすぐに分かる。あと、野村監督の言葉で個人的に好きなのはこれ。
「20歳の老人になるな」
人は年齢を重ねたから老いるのではなく、理想をなくし、理想を追い求める努力をしなくなったときに老いるのです。
どうですか?老人になっていませんか?僕も仕事でお付き合いする人の中で年配者も沢山います。でも、僕は彼らを年寄りだと思ったことが一度もない。
なぜなら、いい年したおじさん(おじいちゃん)が恥もせず自分の夢を追いかけているから。だから、いつまでも若々しいんです。
まるで夢と希望をもって、これから社会へ出る若者のようです。野村監督ふうに言えば…
「70歳の若者になれ」ってことですね。これらの言葉って、野村監督が亡くなってもずっと生き続けます。