結果を出すのに、もっとも大事なことは「迷いを断つ」ということです。迷いながら何かに取り組んでいても絶対に結果は出ない。行動も中途半端になってしまう。
僕もFXをはじめた時、ずっと、この「迷い」があったから結果が出なかった。迷いというよりは、どこかに疑いがあったのかも知れない。
「本当にFXで成功なんて出来るんだろうか…？」と。
ネットビジネスをはじめた時には迷いがなかった。それは何故かと、いま考えてみると、
まず「やるしかない」状況だったから。
あの時は僕も借金があって、なおかつ、収入源がなかったので、ある意味、迷っている場合じゃなかったと言える。
そして、身近にネットビジネスで大成功をしている人が何人もいたから、「やれば成功できる」という確信があって迷いなんてなかった。
だけど、FXの時は違った。別に追いつめられてもいなかったので、あえて、ツラい道を選択することもなかった。さらに僕の周りでFXで成功しているのが僕の師匠だけだったので、どこかで僕はこう思っていた。
「これは師匠だから出来たことなんじゃないか…？凡人出身の僕に出来るんだろうか…？ビジネスの世界へ戻ろうかな…」
こうした迷いがあったから、行動も中途半端になり、なかなか結果が出ていなかった。僕はそのことに何となく気が付いたので、退路を断つことにした。
「よし！一年間と決めて、これで結果が出なければスパッとあきらめよう！」
僕はどちらかというと、FXで成功したいというよりは、FXという夢を、さっさとあきらめたかった。だけど、やってもいないのにあきらめるのは後々、絶対に後悔すると思ったんです。
あきらめるなら、全力でやってみて、それでダメだったと、あきらめたい。そうすれば後悔は残らない。
そして僕は、一年間誰よりもやった。きっと、バフェットより為替のことを考えていた一年だったと思う（笑）
この一年は僕にとって人生最大の宝物。なぜなら…
人は一年あればまったく別人になれる
という貴重な体験をしたから。365日、一日も欠かさずそのことに取り組めば、どんなことでもあっても、必ず結果が見えてくる。
僕は一年、FXを真剣にやった結果、すべての迷いが吹き飛んだ。
「これで、やっていける！」
という確かな自信と確信を得ていたんです。この時、師匠に言われた言葉が、僕は今も忘れられません。
「おまえ、表情変わったな」
師匠が言うのは、一年前とその時では僕の表情がまるで違っていたと言うんです。一年前は、パッとしない暗い表情をしていたが、その時は、自信に満ち溢れた明るい表情をしていたと。
きっと、あなたも以前の僕と同じ状態だと思う。例えばトレードで3億を稼ごうと言われても、「自分に出来るんだろうか…」とまだ迷いがあるはず。
でも、3億とかFXトレーダーとか、自由な暮らしとか、独立とかあきらめたくない。今のままの生活を続けようか…それとも、夢を追いかけてみようか…どっちつかずの中途半端な状態だと思う。
だったら、一年間だけ真剣にやってみる。それでダメだったら、スパッとあきらめて今の会社に骨を埋める覚悟ですべてを捧げる。そうすれば、今の会社をあなたが変えられるかも知れない。
何をやるにしても中途半端はダメ。
中途半端で得られるものは愚痴と不満ぐらい。
やるなら徹底的に。期間を決めて徹底的にやれば、成功しても失敗しても必ず道は拓けます。
以前に家族で登山に行ったことがあるんです。結構キツイ中級者レベルの山でした。登山口付近で、数名の若者が躊躇しているのが見えました。
「おい、どーする？本当に行くの？」
「うーん、雨降るかも知れないよ？」
「そうだよね、足も痛くなるかも…」
「水って誰か持ってきた？」
「wifi繋がらないよ、きっと…」
一生懸命、やらない理由を探してるんです（笑）そんな彼らの姿を見て、当時4年生だったうちの息子が…
「はやく行こうよ！行けば全部分かるよ！」
と。さすが我が息子。そう、すべては行かないと分からないんです。結局、彼らもうちの息子に引っ張られるように最後まで登り切りました。
そして最高の表情をしていました。登る前の表情とはまるで違っていました。やり切った奴は、成功失敗にかかわらず、本当に良い表情をするなーと改めて思いました。
