メンタル/マインド

結果を出すプロセスはすべて一緒。

道

今日の記事は本質的な内容であり、すべての人に読んで頂きたい内容でもあります。これをやれば儲かるとか、月にいくら稼げるとか、そういった薄っぺらい表面的なことではなく、大事な大事な本質的なことです。

「ヴィジョン」と「目標」はまったく次元が違う。

まず、はじめに結論から言います。僕はお金をどう稼ぐかを今日まで書いてきたわけですが、今すぐ稼ぐとか、短期間で大金を手にするとか、そういうことは、もう…今すぐあきらめて下さい。

そんな幻想を抱いている限り、何も手に出来ません。いつまでも、絶対に。これは断言できます。なぜなら、そんな方法は皆無だから。どこにもないし、そういった人は世界中に一人もいないからです。

「いや、でもネットでそういう情報をよくみるよ」

いい加減、目を覚まして下さい。彼らは占い師と一緒で期待させることでお金を稼いでいるだけです。これは「お金を稼ぐ」ということ以外でも同じだと僕は思うんです。

仕事にしても、趣味にしても、ダイエットにして、スポーツにしても、自分磨きにしても、とにかく何にしても、すぐに成功できるものってあるでしょうか?

僕はこの記事を書くにあたって1時間ぐらい考えてみたんだけどありませんでした。

やっぱり何者かになるには、それなりの時間は掛かると思います。そこで出てくるキーワードは、よく使われる言葉だけどやっぱり…

“ヴィジョン”だと思います。

ヴィジョンとは目標じゃありません。まるでタイムマシーンに乗って10年後の自分を見てきたかのような鮮明かつ明確な映像です。

「自分はこうなっている」

という強い信念のようなもの。疑いようのない、未来の現実です。これをもって、それに向かって一歩一歩地味に進んでいく。成功したり、自分を変える方法ってこれしかないと僕は確信しています。

これを持っている人間って、他に目移りしたり寄り道したりしません。

途中で・・・
「こんな儲かる話あるよ」とか
「実はもっと簡単な方法あるよ」と言われても自分の進む道はすでに決まっているからそんな話には耳も傾けません。

と、いうよりは、そんな話、聞く環境にすらありません。道が決まった人間は、もう何も探してないから。やるべきことにフォーカスし、そこだけに集中しているから。

けど、いま多くの人は自分を変えたいと漠然と考えたり、具体的な目標もなく、ただお金を欲しがったりしてます。

だから、「こんな儲かる話あるよ」と聞けばそっちをやってみたり…
「いやいや、こっちの方が儲かるよ」と聞けば、そうかとそっちへ脱線していく。

いくつも手を付けてみたり、無料講座を何個も見たり、色々なセミナーへ顔を出してみたり…これをやっているうちは、絶対に結果は出ないです。もう間違いありません。

現状維持は退化への入り口。

だけど、色々手を付けて脱線している人は、まだマシだと思うんです。それは「何かしたい」「変えたい」という表れでもあるから。

そうじゃなくて多くの人は、その日暮らしで、日々生まれてくるタスク(課題)を、もぐら叩きのようにやっつけて、その日を終えます。何の挑戦もせず、人生を良い方向へ変えようともしない。

よって5年経っても10年経っても30年経っても何も変わらないし、何も得られません。それどころか、「現状維持」を考えている人は自然の摂理でどんどん退化していきます。

例えば人間の筋肉は25歳をピークにそれを過ぎると年間で約10%ずつ減っていくそうです。これは恐ろしい数値で、筋トレも何もしないでいると約65歳で歩くのもツラくなるほど退化します。

医療の発達で人生100才時代と言われている陰で、約35年も身体が思うように動かないという肉体的ツラさを抱えながら生きている人もいます。僕はこの話を聞いた時、とても恐ろしくなり筋トレをはじめました。

お金も一緒です。
これまでの社会は収入アップを意識しなくても、年功序列という訳の分からない仕組みで給料は上がっていきました。けど、そんな時代はもうとっくに終わっています。現状に危機感を感じ、意識的に変えていかなければ5年後、10年後は確実に今より収入が少なくなっています。

「変える」というのは、痛みも伴い、とてもツラいです。時には結果が出なくて絶望する時もあります。だけど、ここで逃げたら、おしまいです。何も変わらない。

でも、個人差はありますが、一ヶ月か二ヶ月程度で雲の中をズバッと上に突き抜けるような感覚を覚えるときがきます。急に結果が現れ始めるのです。

僕は3年前、ビジネスより100倍難しいと思っている筋トレとダイエットにチャレンジしました。僕は、本能的にこのことを知っていたので、はじめの二ヶ月ほどは結果が出なくても我慢しました。

精神論になりますが、気合と根性だけで、はじめの二ヶ月を乗り越えるのです。この二ヵ月だけに自分の人生のすべてを賭けるのです。負けたらおしまい、逃げたら死ぬ。自分との約束を破ったら人間失格。

日々、意識的に自分にそう言い聞かせ、脳にインプットして、とにかくこの二ヵ月だけを何とか乗り超える。

そうすることで徐々に結果が現れて、やがて楽しくなり気付いたらゴールです。成功へのプロセスは全部これと一緒。お金を稼ぐものまったく同じです。

結果が出ない原因や収入格差の原因はすべてここ。

今の世の中、楽しいことで溢れています。大金を出さなくてもショッピングができます。無理のない範囲でローンを組んで車も買えます。わずか数千円でワイワイ楽しくお酒も飲めます。

家に帰れば、誰だってテレビが見れて、テレビがつまらないと思えばスマホで違う動画を見ることも出来ます。SNSで知らない誰かと繋がったり、アプリで出会いを求めることだってできる。

大きなお金が無くても、そこそこ楽しめるのが今の世の中です。僕は収入格差の問題って、
ここに原因があると思っているんです。

収入格差の原因については、経済評論家やエコノミストが色々言っています。政府が悪いだの、大企業が内部留保しているからだの。

もちろんそれもあるでしょう。だけど、もっと根本的な問題はここでしょ?日常に誘惑があり過ぎるからでしょ?ぬるい生活から脱却できないからでしょ?収入を上げるには痛みを伴い、めんどくさい、やりたくない、と思うことを一時的にやらなければいけません。

僕は努力という言葉は好きじゃないけど、ここでは分かりやすく、この言葉を使うと収入格差は努力の差でしかないと思ってます。みんな圧倒的に努力が足りない。もっと具体的にいうと学習をしていない。

けど、これは理解できるんです、僕は。なぜなら、僕もそうだったから。FXの世界へ足を踏み入れた時、プライスアクション、チャート分析、世界経済、資金管理…これらを徹底的に、学ばなければいけないことは分かっていました。だけど、誘惑が多すぎる、いまの世の中は(笑)

勉強しなきゃと思っていても、見逃せないドラマを優先しちゃったり、友達からの飲みの誘いを断れなかったり…ようやく一人になり、

「よし!今度こそ勉強するぞ!」

と思っても、SNSが気になったりLINEが飛んできたり。息抜きだったはずの、動画に夢中になっていたり…現代社会が作り出した誘惑に時間を奪われ、ほとんど学ばず、時間だけが過ぎていることに気が付くのです。

僕はこの状態がしばらく続いたけど、おそらく今のあなたもこの状態ではありませんか?僕は一年ぐらい続いたかなー、この状態が。楽なゾーンから、なかなか抜け出せない…どうしても楽な方へ戻されてしまう…ここから脱したキッカケは、ある友人のSNSの記事からでした。

なぜ、日本人は嫉妬する人が多いのか?

彼は僕よりも3つぐらい年下で、ある起業塾で知り合いになりました。もう、かれこそ10年近くの付き合いになります。そんな彼が自分の会社を上場させたことをSNSで知りました。僕とは進む道は違うけど、劇的に進化している彼を見て僕は…

「なんだろ…この敗北感は…」

と思ったんです。人生、久しぶりに沸き上がる嫉妬です。この嫉妬は、しばらく続き、
それからの僕は毎日SNSで彼をチェックしていました。まるでストーカーですよね(笑)

そんな時、彼から久しぶりに電話が…

「久しぶりに飲みに行かないっすか?」

僕は断っていた…とても会えるような心境じゃなかったから。僕は当時、彼にこんな感情を抱いていたんです。

「上場がなんだよ!俺が目指しているのはトレーダーだし、
こっちの方が全然難しいし、すごいから!」

これを口に出した時点で、きっと僕の人生はそこで終わっていた。僕の救いは、それを胸に留めておき、絶対に口にはしなかったことです。

思うに、嫉妬とは誰にでもあると思います。それは自分を正当化するための防衛本能だから。だけど、これを口に出した時点で、その人の価値は下がり、成長もなくなります。

「誠の嫉妬」は批判ではなく、実力と結果でそいつを超えること以外にありません。僕はそう思って楽なゾーンから脱却した。

今はどうかというと、彼を超えたかどうかは分かりません。進む道がまったく違うのだから比べようもないし、また比べるものでもないと思っています。そう思えた時点で僕の中から嫉妬は消えたのだと思う。

自分の信じる道を精一杯やっていれば、きっと嫉妬なんて感情は出てこないと思います。当時の僕もそうだったけど、嫉妬が出てくるのは、やってないから。だから、結果云々ではなく、やっている人に嫉妬する。

もう一度言いますが、楽なゾーンで生きているうちは、何も手に入らないし、人生を変えることは出来ません。

そして最悪は結果を出している人を見ると嫉妬という感情が生まれてきます。今の日本はこの状態の人が多いです。元ZOZOの前澤さんを見るたびに「ロケット落ちればいいのに」と思っていませんか(笑)

こうした嫉妬、その根っこにある原因は、現代社会が生み出した「なまぬるい誘惑」です。ここからの脱却!これがすべてにおいて、結果を出す最大のポイントです。

はじめの数ヵ月。ここに全精力を集中させろ。

そして逆説的に言えば、楽なゾーンから脱却するコツを掴めば、人生はいとも簡単に変えることができます。

確かに脱却は簡単なことじゃありません。だけど、脱却さえしてしまえば、もう、楽しさしか待っていません。

飛行機をイメージすると分かりやすいです。離陸してから雲の中を抜けるまでが一番パワーを使います。けど、一度、雲を上に抜けてしまえばあとは、悠々楽々と飛行することが出来ます。見渡す限りの青空で何の障害もありません。ゴールに向かうだけです。

これとまったく同じで、きついの、はじめの数ヶ月だけ。これを抜けるとランナーズハイというか、ゾーンというか、明らかにそれまでとはテンションが変わってきます。結果を出すコツ、プロセスが何となくイメージできたでしょうか?

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!