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メタバースはどこまで行くか?メタバースの将来性を俯瞰して予想してみた。

メタバース

先頭に立つ者はいつの時代も叩かれます。先週木曜日2022年2月3日。旧faceboo社、現meta社の株価が大暴落しました。26.4%の下落、アメリカ企業の1日の下落では過去最大の下げ幅となりました。

この数字を見て・・・
「meta社は終わった」
「メタバースは夢物語だった」
などといった声が聞こえてきました。

しかし、本質はそうではありません。暴落の原因はFacebookの本業であった実名式SNSの利用者が19億2900万人と、はじめて減少に転じたからです。

メタバースの将来性やmeta社がこれからやろうとしていることとは無関係だったのです。そもそも、facebookに限らずSNSはすでに頭打ち。そのことをマーク・ザッカーバーグCEOは誰よりも知っていたからこそfacebookは事業転換したのです。

言うなればこの大暴落はmeta社の下落ではなくfacebook、もしくはSNS時代の終わりを告げた下落と言ってもいいでしょう。

現に機関投資家たちの多くは、この下落を…
「史上最大の儲けを出すチャンス」と捉ええていたのです。

そこで、もう一度メタバースの将来性を俯瞰して語ってみることにしようと思います。

メタバースの話になると、メタバース肯定派の方がよく言いうのが…

「メタバースが進むだけ進めば人類はメタバースの中で生活する。そうなると食事とお風呂と寝る時以外はVRゴーグルをつけて生活するようになる」

というのですが、これは本当だろうか?実際のところ将来のことは誰にも分からない。予想されているように本当に僕達の生活のすべてがメタバースになるかも知れないし、ゲーム止まりとなるかも知れない。

ただ一つヒントになるのはスマホではないだろうか?例えば、いま僕の生活にスマホは欠かせないツールになっている。

仕事(トレードと執筆)はスマホで行い、休日はスマホで動画を見たり本を読んだりゲームをしたり大半の時間をスマホに費やしている。

お風呂に入る時も食事をする時もスマホを見ている。寝る直前までスマホを見ていつの間にか寝落ちしているような生活です。

人生において重要な時間から隙間時間まですべてがスマホ片手に過ごしています。

また買い物もスマホでAmazonへアクセスすればたいていのモノは手に入るし、amazonにないモノもGoogle検索で見つけることが出来ます。

このように僕の人生は「ほぼスマホの中にいる」と言っても過言ではありません。現代社会ではこのような生活をしているのは僕だけではなく、ごくごく普通のことです。

この2D画面のスマホ中心の生活がメタバースに変わるだけだと僕は思っています。

今のようにゴツイ形をしたVRゴーグルでは、不便さがあるので、「生活の一部になる」というのは、まだ早いかもしれません。

でも、例えばアップルが開発中のVRメガネが登場すると、そこに不便さはなくなり、メタバースは加速度的に広まり、人々はスマホの時のようにメタバースに夢中になるはずです。

ただ偏った見方ではなく俯瞰してみた時、僕はもう一つのシナリオもあると思っています。

仮にアップルがVRメガネの開発に失敗して、今のVRゴーグルから何ら進化しなかったとしたら、どんな未来になるのか?

おそらく今のスマホのように「生活の一部」になることはないでしょう。生活の一部になるには条件があって、それは「不便ではない」ということですよね。例えば動画を見たりSNSを見る時、わざわざあのゴツイゴーグルをかけるならスマホの方がいいや、となってしまう。

じゃあ、そうなった場合メタバースはどこまで使われ、どこまで僕達の生活に入り込んでくるのか?

結論からいうと
「仕事」と「ショッピング」です。

仕事とショッピングに関しては、仮に今のVRゴーグルのままでも従来よりも劇的に便利になるからです。

電車やバスに揺られ交通費をかけて出社する現代よりもVRゴーグルをかけた方が仕事の効率は劇的に向上します。

人類は常に生活をより便利にしてきました。便利にするために電気が生まれ車が生まれインターネットが生まれてきました。そして次の便利さは「メタバース」です。

ショッピングも同じ原理です。友達や彼女とショッピングを楽しむ、そういう観点もありますが、そうじゃない買い物も沢山あるはず。

ただ生活のための消化ゲーム的な買い物。例えば食料品や日常雑貨など。また悪天候の日などの買い物は、わざわざ店舗へ行く必要はなくなります。

メタバースの世界で実際に実物をみてサイズ感や色形を見て買い物ができるようになります。これってめちゃくちゃ便利ですよね。

このように、僕達の生活のすべてがメタバースに置き換わらないとしても、人類は昔から便利さを追求してきたという歴史があるので、「仕事」や「ショッピング」の場面ではメタバースが入り込んでくると僕は確信しています。

そして僕と同じような理由から国内でも大手企業が続々とメタバースに参入しているわけです。その企業の多くは「仕事」と「ショッピング」に関連した企業です。例えば人材派遣会社のパソナやファッションブランドBEAMSなどです。

生活のすべてがメタバースに置き換わる未来を100とするのなら、僕は最低でも40~50はメタバースに置き換わると思います。

それだけでも十分に巨大産業です。この巨大なビジネスチャンスが今、目の前を通り過ぎようとしています。僕にはこれを逃すことは出来ない。ビットコインの時のような後悔はもう二度としたくないからね笑。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!