トレードにおいてメンタルがどう関係しているか？これを前回よりも詳しく書いていこうと思います。このブログ読者様はトレードに興味ある人、将来的にはトレードで食べていきたいと思っている人が多いので、ぜひ最後までお読みください。
これは僕がメンタルトレーニングを受けるきっかけになったことでもありますが、僕はFXを長らく5～10枚単位で取引をしていました。
生活費を稼ぐぐらいなら、これぐらいの単位で十分だったのですが、僕はもっと上のステージへ行きたかった。
そこで20枚30枚の取引を試みたのですが、メンタルが追い付かず普段通りのトレードがまったくできなくなったのです。
負ける時は口座のお金がこれまでの2倍3倍のスピードでなくなっていく…そんな数字の変化を目の前にして僕は完全に冷静さを失っていたんです。
逆に増える時も2倍3倍のスピードで増えていく。すると何が起きるのかというと、普段、損切や利益確定を行わないところでこれらを手動で行っていたのです。
5～10枚でトレードしていた時は売買ルールを守ることができたのに、なぜ20～30枚になると、それが出来なくなるのか？
理由は僕のメンタルの弱さにありました。僕のメンタルが、まだ20、30枚で取引できるようなメンタルではなかったのです。
結構ショックでした…僕は20、30枚で取引できる自信があったからです。ネットビジネスをやっていた時は広告費に平気で数百万、時には1000万円を使っていた僕が、たった数十万の値動きで動揺するとは…
桁が一つ違う！僕は100枚200枚で取引するのが目標でしたから。それが20枚30枚で冷静さを失いルール通り出来なくなるなんて久しぶりに自分に対する自信を無くした時でした。
そして僕はメンタルトレーニングを受ける決意をしたのです。トレードにおいてメンタルが影響を及ぼす部分はまだまだあります。主に下記のような部分です。
1・感情的な判断
メンタルが弱い人は、市場の変動に対して感情的になりやすく、冷静な判断ができなくなることが多々あります。
例えば、利益が出た時に興奮してリスクを無視しロット数を上げたり、損失が出た時に恐怖や焦りで慌てて売却することがあります。
このような感情的な判断でトレードをおこなっているうちはトレードで食べていくことは不可能。そして、これはメンタルの弱さが原因です。
2・迷いや不安
メンタルが弱いトレーダーは、自分の判断に自信が持てず、迷いや不安を感じることがあります。
その結果、タイミングを逃してしまったり、適切なポジションを持てなくなることがあります。また他者の情報に惑わされたり鵜呑みにするのもこのタイプ。
3・フォモ（FOMO）
メンタルが弱いトレーダーは、他の人が利益を上げている時に取り残されることを恐れ、フォモ（Fear of Missing Out）に陥りやすいです。
その結果、雇用統計などのリスクの高い場面で無理にポジションを持つことがあり、リスクを顧みない投資判断を下すことがあります。
4・損切りの遅れ
これはよく言われることですが、メンタルが弱いトレーダーは、ポジションがマイナスになった場合、損失を認めることができずに損切りを遅らせる傾向があります。
市場が回復することを願って待つことで、さらなる損失を拡大させるリスクが高まります。
「神様おねがい！」はまさにこのタイプ。
5・過信
メンタルが弱いトレーダーは、一度利益を上げると過信に陥ることがあります。その結果、リスク管理を怠り、過大なポジションを取ることで、それまでに勝った分を一瞬でなくしてしまう傾向があります。
6・無駄な取引
これは非常に多いですよね。メンタルが弱いトレーダーは、自分が取引をしていることで市場をコントロールできると錯覚することがあります。
また常にポジションを持っていないと「チャンスを逃してしまう」という不安もあり、それがいわゆるポジポジ病に繋がっていきます。
7・反省や学習の欠如
メンタルが弱いトレーダーは、失敗した時に落ち込み、その先の学習が欠如します。「今日はもうゆっくり寝よう」よく聞く言葉です笑。
寝たらダメなんです。負けた時、負けた日は負けた原因を学ぶ絶好のチャンス。それを逃してしまうのもメンタルの弱い人の特徴です。
こうして書き出すと分かるようにトレードはメンタルが9割…いや全てと言っていいんじゃないでしょうか。
迷いや不安がある人がFXで勝てるとは思えませんし、反省や学習をしない人が勝てるほど甘い世界ではありません。
多くの人はテクニカルや手法ばかり学びます。でも、今日の記事で分かったように、テクニカルや手法を学んだところで、それを扱えるメンタルがなければ何の意味もありません。
FXで勝ちたいならメンタルを鍛えろ！僕もメンタルトレーニングを受けてから、稼ぐ桁がひとつふたつ上がりました。それぐらいトレードにおけるメンタルは重要です。
