人の差は、1日1日の使い方で決まります。1日1日に何をするべきなのか?それが分かっているのか?今までのあなたはきっと分かっていなかったはずです。だから惰性で生き、何となく生き、無駄な時間を過ごしてきた。
自分がどの道に進むべきか明確にわかっていないと、自分の中に迷いが生じますから、大切なことに時間を割くことができず、大切なことを先延ばしして、大切なことから目を背けるために、どうでもよいことや楽なことに時間を使う、という結果になっていきます。
すると、時の経過とともに、それが不完全燃焼感や不安感につながっていき、モチベーションが下がったり、感情が憂鬱になったりとしていきます。
思うに、迷いがある限りは、やはりそれ以上の成長はないと思います。迷わずに大切なことに集中するべきなのです。では、なぜ迷いが生じるのかというと、僕が思うのは、学習不足が原因だと思います。
例えば帝王学では、成功は頭の中で作られる、ということを言っています。頭の中でまず成功できていなければ、現実世界で成功することは、おそらく不可能です。頭の中の成功を作るためには、学習をしなければなりません。
僕は、失敗した20代から30代を通じて、自分の学習不足が原因で死に金をたくさん使い、時間の一部をとても無駄に使ったと思っています。
世の中のこと、お金の仕組みを、当時の僕がもっと広く深く学ぶことができていれば、自分が20代で何をやるべきで、何をすべきでなかったかはより明確になっていたはずなのです。学ぶことで迷いがなくなり、大切な1日を、最も大切なことに、向けることができるようになります。そうなると、不安という感情はなくなり、自信が生まれてきます。モチベーションが高い、低いを論じる必要もなくなります。
確信ができていれば、その場に止まる必要がないことは明らかであり、行動以外ないという状態になります。
よって僕は、無駄なことを避け、正しくないことから離れ、価値あることに集中するためには学ぶしかないと思っていますし、ここ数年、現実に、時間を限界まで確保して誰よりも多く学ぶという意気込みで、学習した結果として、世の中のことが大変よくわかるようになってきて、自信がつき、迷いは消え、大切なことに集中できるようになりました。
解決できない課題はなく、達成できない目標もないと今は心から信じています。学習に次ぐ学習、これで全ての悩みは突破可能なのです。
知らない、わからない、ということがもたらす不安がとても大きいです。ソフトバンクの孫正義氏も同じようなことを言っています。
(以下、セミナーより引用)
「自分が成功したのは、誰よりも勉強をしたからだ、これ以外にない。ここにいる皆さんも相当に勉強しているかも知れない。けど、当時の私以上では絶対にない。なぜそう言えるのかというと、私は肺炎を起こしたって、肺炎になっていることに気付かなかった。私はそれほど勉強に集中していた。ご飯を食べる時も勉強をしたし移動中も音声を聞きながら勉強をしていた。寝る時間も最小限。それ以外のすべての時間を勉強にあてていた。つまり“物理的”に当時の私より勉強をすることは無理なんだ。」
凄いですよね。でも僕もトレードを始めた時はこんな状況に近かった。午前中はネットの仕事をして、午後から寝るまでのすべての時間をトレードの勉強に充てていた。この状態が約3年ほど続きました。
この話をすると、たいてい言われるのがこういうことです。
「凄いね、そんなに勉強したんだ」とか「やっぱり成功するためには何かを犠牲にしなければいけないんだね」とか、「結局、努力が必要ってことか」とか…
ここがポイントです!まだ何も行動していない、本気で学習をしたことのない人は、僕の話を聞きこんな風に思っていたわけですが、僕の感じ方はまったく違いました。
「多くの人は本当の楽しさを知らない」ということです。いまあなたの楽しみというか、一番楽しいことって何ですか?テレビを見ること、マンガを読むこと、寝ること、趣味に没頭すること…色々あるでしょう。また人間にはそれぞれ価値観があるので何とも言えませんが、人が最も楽しいと感じる瞬間は…
「できないことができるようになった瞬間、知らないことを知れた瞬間」
ということです。学習をすれば、それまで出来なったことができるようになります。知らなかったことを、知れてどんどん知識が身に付きます。僕もそうでしたが、この瞬間が楽しくて仕方なかったのです。
僕の例えで言えば、トレードの話になりますが、なぜローソク足はこんな動きをするのだろうか?これは本当にランダムで動いているのだろうか?という疑問が解決し、それにより上手くいかなかったトレードが徐々に上手くいくようになってきた。日々、学習したことが成果として現れるようになってきた。これが今まで遊んできたことの何倍も楽しかったのです。
だから傍から見ると、努力しているとか、遊ぶ時間を犠牲にしているというように見えるけど、全然そんなことはなく、僕はいま一番やりたいことをやっていただけだったんです。
確かに初めの何日かは嫌々だったかも知れない。それは「学習」という本当の意味を知らなかったからです。だけど「できないことができるようになる」「知らないことを知れる」という学習の本当の楽しさを知ってからは嫌々どころか、自ら進んで学習をするようになったんです。努力とか犠牲とかではなく、やりたいからやっている。孫正義氏のセミナーはそういった意味だったんです。