僕は割と本気で、日本はベーシックインカムになると思っています。ベーシックインカムとは国民一人一人に無条件にお金を配る制度です。最低限の生活を国が保障しますよって制度。
けど、ここに行くにはいくつかの段階がある。まず、あと数年以内に失業者が爆発的に増えるでしょう。これは、すでにデータが揃っているので、ほぼ確実。
それとは別に、日本は未曾有の高齢化社会だから。大変失礼ですが、中年も含め高齢者が、この先の技術革新についていけるとは思えない。
5Gもそうですが、デジタル化、仮想通貨、モノとネットが繋がるIot、さらにシェアリング、メタバース、AIにロボット…こういった新しい技術を使った社会に中高年が対応できるとは思えないんです。
すでにキャッシュレス決済でさえ、アレルギー反応が出ている人もいるぐらいですからね。
これからの社会はこうした技術に対応して仕事もしていかなければいけません。当然、対応できない人から順に、仕事がなくなっていきます。
すると、失業者が増え、はじめのうちはそういった人たちも失業保険で細々暮らす。けど、社会に対応できない人は、どこまで行っても対応できないので、新しい仕事も見つかりません。
そうして失業保険は、やがて生活保護になります。いま生活保護をもらっている人は、何となく肩身の狭い思いをしていますが、あと何年かすると、みんなが貰いだすので、「貰って当たり前」の世界になってくる。
「お前ももらってんの?いや俺も!」
みたいな感じ。こうして、ある意味、開き直る人が急増すれば、もうベーシックインカムと何ら変わらなくなる。これが僕が想像する日本の近い未来です。
ベーシックインカムは、「そうなればいいよね」という制度でした。でも、これからの日本を考えると「これしかないよね」という制度になります。
そして、その過程で、もう一つ大きな事件が起きる。ユーチューブやtwitterの出現で、国民はいま、ある真実に近づきつつある。
その真実とは、この国はすべて既得権益者のためにあり、1億2000万人の国民は、わずか数十名の上級国民のために働いているという真実です。
働いているだけなら、まだいいですが、時には上級国民のために犠牲になり命を落とし、上級国民の気分次第では刑務所へ送られる。
そんな現実を、ここ数年、僕たちは何度も見せられてきた。上級国民は人を殺しても逮捕もされず、事情聴取だけ。大事な資料を改ざんしても、辞任するだけで済む。本来は懲役刑になるようなことが、です。
中には、まったく報道もされず、国民の知らないところで処理されている事件も沢山ある。けど、もう限界でしょう…
おとなしい性格の日本人も、さすがに、これ以上は黙ってられない。きっと、もうそんなレベルまで来ています。
ここでちょっと歴史の話になりますが1920年、戦後恐慌が起きます。バブル崩壊みたなものですね。その後、1923年に関東大震災が起きます。
バブル崩壊で経済がめちゃくちゃになり、その後、追い打ちを掛けるように自然災害に見舞われる。日本は壊滅的なダメージを受け、その後、何年も立ち直れないでいました。
しかし、そんな中でも権力者、今でいう既得権益者ですね。そういう人たちだけは、のうのうと暮らしていた。
それを見た、ある一人の思想家、大川周明が「もう我慢の限界!」とクーデターを起こしたのです。それが1935年の「五・一五事件」です。なんか、今に似ていませんか?
バブル崩壊に東日本大震災、その後も下がり続ける国民所得…そんな中、上級国民だけは、のうのうと暮らしている。怖いぐらい一緒でしょ。
【科学や文明は進歩しても、人間の本質は変わらない】
自民党は良くも悪くも長過ぎたのではないでしょうか。そこに既得権益者が生まれ、もはや、その力は政治をも超えている。いつの時代も犠牲になるのは国民です。
僕は今の日本の流れを俯瞰してみて、そろそろ「五・一五事件」と本質は同じ何かが起きるような気がしてなりません。
色々なことが限界に達しています、今の日本は。だから僕はこう思う。
とにかく、ここ2~3年で力をつけろ。そうしないと、本当にヤバいことになる。
今の日本は、怒りなのか不満なのか分かりませんが、そういった「気」のようなものが、もうパンパンに張った状態です。
ホントに…本気で危機感をもって準備したほうがいいです。経済が大混乱に陥った時、最低でも2年は食っていける財力、それを持っておいた方がいいと思います。
そして、出来ればいつでも日本を出られる準備、それを、ここ2~3年でつけて頂きたいと思ってます。