Aさん、Bさん。結果を出すのはどっちでしょうか？
例えばここに、ダイエットをして痩せたいと思う二人の女性がいたとします。Aさんは、夏までに痩せて水着を着て彼氏と海に行きたいというのが目的。
自分では頑張っているつもりなのですが、なかなか結果が出ません…というのも、Aさんは仲のいい友達が沢山いるので、よく飲み会に誘われます。
飲み会では、カロリーを気にはしているものの、少し酔ってくると「まっ、いいか」と、その場の雰囲気に流され、ついつい揚げ物やデザートなど、高カロリーのものを食べてしまう。
また、「ダイエット中なんだよね」と友達に話しても意識の低いコミュニティは「そんなの気にしない気にしない！」とすぐに誘惑してくる。家に帰り、体重計に乗ると罪悪感にかられ…
「よし！もう絶対に誘惑に負けない！」
と心に決めるのですが、友人から送られてくる、美味しそうなレストランのLINEや楽しい雰囲気のインスタを見ているうちに、また飲み会へ行ってしまった。Aさんは、そんなことを繰り返していました。
一方、もう一人の女性Bさんは、夏に行われるモデルのオーディションに向けて痩せるのが目的でした。子供の頃からの夢だったモデルに絶対になると決めていたので信じられないほどの努力を続けています。
このBさんが、Aさん同様に飲み会に誘われて、仮に行ったとしても、揚げ物やデザートなどを注文するでしょうか？おそらく…いや絶対にしないでしょう。
食事には、カロリーはもちろんですが、栄養素、バランス、添加物に至るまで細心の注意を払うと思います。場合によっては「食べない」という選択肢を取ることもあるでしょう。
そして、アルコールも摂取せず、野菜ジュースやミネラル・ウォーターで乾杯するのではないでしょうか。
もっと言えば、そもそも飲み会に誘われた時に、モデルを目指しているBさんが、その飲み会に参加するでしょうか？
他の女の子達が楽しそうに、お酒を飲んで騒いでいても、まったく羨ましがらずに、誘いを断り、むしろ、その時間をジョギングやストレッチなどのトレーニングに充てると思うのです。
Bさんは、朝から晩まで「モデルになる」ことしか考えていませんから、それを邪魔するものは、すべて「悪」なのです。（極端な話、誘惑してくる友達も悪と考える）
さて、同じ「痩せたい」という目的を持つ、二人の女性。まだ結果は、出ていませんが、どちらがダイエットに成功するかは、あなたにも容易に想像が付くかと思います。
この二人の差は言うまでもなく「意識の高さ」です。
なりきること。そうすれば意識が高まる。
僕は自分で自分のことを、かなりのナルシストだと思っています（笑）
ただ、ナルシストと言っても、鏡を見て惚れ惚れするような系ではなく、完全に「その人」になり切るってことです。
例えば僕はトレーダーになる！と決めた時、僕の中でのモデルはラリーウィリアムズでした。「誰？」と言われると思いますが、彼は世界一のトレーダーです。
ラリーなら、どう行動しているかな。と常に考えるのです。
例えば深夜に肘ついて横になり、テレビ見ながらポテチ食ってないだろとか。隙間時間にユーチューブでくだらない動画見てないだろとか。誰かに嫌なことされても文句言わずに受け流すだろとか。
普段の生活から、「成功者ってこんな感じだろ」と想像して、そうなり切るんです。僕の場合、それがラリーウイリアムズで、ラリーウイリアムズになり切って生活していました。
その行動のひとつひとつが、意識の高さに繋がります。先ほどモデルを目指している女性を例えに話しましたが彼女はモデルを目指している時からすでにモデルと同じ生活をしていました。
僕も同じでした。トレーダーを目指している時から、すでにトレーダーになり切って生活をしていた。
すべての行動は「そうなる可能性」によるもの。
人生は選択肢の連続です。そして過去の選択肢の結果が今です。だからゴール（目標）が必要なんです。ゴールがあれば日々の選択肢で可能性が高まる方向へ行けばいい。
けど、ゴールがないと、そもそも可能性そのものが計れない。例えば暇で何をしようか迷った時、可能性が高まることをすればいいのです。
本を読む、チャートを見る、経済誌を買ってくる、瞑想をする…などなど。
「毎日、勉強していればトレーダーになれる可能性は高くなるな」
「動画サイトでドラマを見てる奴がトレーダーになれる可能性は低いだろう…」
といった感じです。可能性がすべての判断基準。日々のすべての選択肢は可能性が上がるか、下がるかで選択するのです。
たばこ、お酒、飲み会、テレビ、ゲーム、ショッピング、SNS、愚痴…などなど。僕の中ではこれらはすべて可能性を下げる要素だった。だから、一時的にすべて排除した。
逆に・・・
読書、デモトレ、瞑想、筋トレ、イメトレ、情報収集…などなど。トレーダーになる可能性が高まることを生活の中へどんどん取り入れました。
考えてもみてください。テクニックやスキル云々の前に、タバコ吸って酒飲んで酔っ払って
昼まで寝ているような人が成功するでしょうか？極端ですが、ほとんどの人がそうです。
僕達が本を読んでいる時、多くの人は動画サイトを見ている。僕達が筋トレしている時、
多くの人は飲み会で騒いでいる。僕達が明日の相場のために深い眠りについている時、
多くの人はまだ酒飲んで騒いでいる（笑）
絶対に、結果なんて出ないって。なんで、そんな簡単なこともわかんないんだろ、と思うわけです。そしてお金に困った時だけ、一瞬がんばってみるとか。もう、バカなんじゃないかと思います。
目指した時点でもうそうなった気でいないとダメ。
「私は初心者です」と宣言してくる人がよくいるんですが…
「だから？だから何？」
初心者であってもプロであってもやることは変わらないわけです。先ほど言ったように、
モデルを目指した時点で、もうモデルなんだよ。トレーダーを目指した時点で、もうトレーダーなんだよ。起業家を目指した時点で、もう起業家なんだよね。
けど、多くの人は、その自覚が圧倒的に欠けている。
どこの世界に、やることもやらず、酒飲んで動画見ているトレーダーがいる？いませんよ。「何かになる」ってことは、人生丸ごと、そこに集中するってこと。何も今の仕事を辞めろってことではなく、そうなる可能性の高い方へ行けって話です。
「これをやって〇〇になる可能性は高いか、低いか」
これがすべての判断基準。低い方へいけばなれないし、高い方へ行けば早かれ遅かれ、そうなれる。
一切、勉強してない奴が弁護士になる可能性は低い。分かりますよね？じゃあ、何をすればいいのか？めちゃくちゃ単純です。でも、こんな単純なことが分からない世の中になっちゃったんです。
同じ常識の住人を持て。
多くの人はビジネスを行おうと思った時、“ビジネス脳”になっていないんです。投資家になろうと思った時、“投資家脳”になっていないんです。
それはどういうことかというと、早い話が、一般の人と同じことを考えていてはいけないということです。例えば…
「生涯年収と言われる3億円を一ヶ月で稼ぐ方法はないだろうか？一ヶ月で稼げればあとは遊んで暮らせるなー」
例えばこういうことを、まじめに、真剣に考えてみること。すべての、意識をそこに集中してみること。学校教育や社会の常識でガチガチに塗り固められたバリアみたいなものを破ってみる。
「月3億円」
なんて言えば、周囲からすると、お前はアホかと。そう言われるのがオチです。なぜなら、それが一般人の常識だから。
でも、世の中には、毎月１00億円のキャッシュフローを得ている人だって少なくないんですよ。どっちの常識の住人になるか。
僕も15年前までサラリーマンでした。一日10時間労働で年収300万円が常識の世界。そんな常識の住人だった僕でも、今では…
「そんなの絶対にあり得ない」
と思うようにまでなりました。月100億と聞いてあなたが狂ってると思ったように、僕にも10時間働いて年収300万円はどうかしてるぜ！と思うわけです。
「月3億円稼ぐ！絶対に」
「F1チームを持つ！絶対に」
「ベストセラー作家になる！絶対に」
このような一般人から見て狂った人のようなゴールを設定してみる。そして、それを人に話してみてください。
お前はアホか！とか
無理に決まってるだろ！とか
そう言われたなら合格です（笑）でも、稀にあなたのその話を真剣に聞いてくれる人が現れます。
そういう人は大切にしてください。常識の殻を破ったあなたと同じ住人ですからね。
「ラリー・ウィルアムズを超える！絶対に」
これが僕の狂人的な目標です。僕も多くの仲間にこのことを話しました。
「無理無理！」
「ラリー？だれ？」
こんな返答がほとんどでしたが、たったひとり、こう言った人がいるんです。
「ラリーを超えたお前のさらに上を俺は行く！」
僕のトレードの師匠です（笑）
あなたの周りにも必ず同じ住人の人はいます。少なくても、一人、僕がそうですから。
