「敗者のゲーム」という本を知っていますか?
1985年に初版されすでに約40年間、全世界で100万人以上に読まれた良本です。
この本は、結局のところ、どの投資が一番儲かるのか?ということをデータに基づいて書かれている本です。
最も肝となる部分は、
【アクティブ投資VSインデックス投資】
で最終的にどちらが資産を大きく出来るか?という問いに対して結論を出しています。
アクティブ投資とは、市場の平均以上のリターンを求める投資で例えば個別銘柄への投資やFXや先物などのトレードも含まれるということです。
一方インデックス投資とは、日経平均、NYダウ、S&P500などの株価指数をインデックスといい、これに連動した利益を求める投資を言います。
この両者。あなたは、最終的に利益を出すのは、どっちだと思いますか?
僕がはじめてこの本を読んだのは、もう10年以上も前です。はじめて読んだ時は正直、唖然としました笑。
なぜか?その時僕はすでにトレードをはじめていたから。投資よりトレードの方が儲かると思い込んで日夜、トレードの勉強とトレーニングをしていたからです。
しかし、この本を読んで知ったのです。実は、最終的にはトレードよりも投資の方が資産を大きくできるということを。
データとして用いられているのが、プロのファンドマネージャーや機関投資家であっても90%はインデックス投資に勝てないというのです。
意味分かりますか?もっと分かりやすく言いましょう。仮にあなたが毎月3万円ずつ、インデックス投資に積立していったとします。売ったり買ったりはしません。ただ、3万円積立投資をするだけです。
一方でプロのファンドマネージャーが同じ金額で売買を繰り返すトレードで資金を増やそうとします。
20年後。最終的に資産が大きくなっているのはどっちか?90%の確率であなただということです。
これが現実なんです。だから「こつこつ地味に積み立てるのが最強」ってことです。
僕は残り10%にかけてトレードも行っていますが、20年後、どっちの資産が大きくなっているか?あと2~3年で答えは出ますが、、、まあ、おそらくインデックス投資でしょうね。