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投資で意外と重要なのはパラダイムシフト

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投資を行う上でかなり重要度が高いのがパラダイムシフトをそっこーで行うということ。パラダイムシフトとは意識の切替。これが、なかなかできない人が多いんです。

例えば、米国株は上がる!という意識を持っている人は多いと思います。確かに米国株は強かった。大きく下げる場面があっても、結局は元の値に戻しそれを上回ってきました。

最近で言えばコロナショック。28,000ドルから一時18,000ドルまで急落。しかし、半年で値を戻し結局は37,000ドルまで急騰した。

このように米国株は確かに強い。
「結局、米国株を買うだけで儲かる」
という、市場のコンセンサスがありました。

しかし米国株は強いという意識が強すぎると判断を鈍らせてしまいます。市場は常にフラットな意識で見る必要があります。米国株は確かに強い。いや強かった。でも今はどうか?という問いが常に必要です。

米国株の「いま」を冷静に分析すると、まずテクニカル的には、今年の1月に高値を付けそこから一度も高値更新をしていない。

コロナの時でさえ半年で値を戻していたのに今はもう10ヵ月も戻せないでいる。それどころか、底値の更新を続けている。

テクニカル的には綺麗な下落トレンドとなっている。では、この下落の背景には何があるのか?それは、もうハッキリしていて、FRBによる政策金利の上昇です。

今のアメリカの最大の問題は過去に例を見ない急激なインフレです。ビックマック1個1700円とかラーメン一杯3000円とか。今のアメリカはこんな値段になってます。

これは円安の影響もあるのですが同時に米国のインフレも影響してるんです。これを止めるためにFRBが利上げを行ってますが、これが長期化するとの観測が強まっているのです。

利上げをすると企業は資金調達が困難になる。資金調達が出来なければ景気が後退する。ということで株価が下がっているわけです。

これに関してFRBは
「しょーがないでしょ!!」と開き直りの姿勢(笑)

というのが、米国株に関する現状認識。これを踏まえて冷静な判断をすると、ここから米国株を買うのは正気とは思えない。

でもパラダイムシフトの出来ていない人や米国株は買い!という思考停止した人は、今日も明日も来月も米国株を買い続ける。

FXの経験がある人なら分かると思いますがFXの世界では「ユーロドルは売り」という何となくのみんなの意識があります。

しかし相場ですから当然、売りの中でも一時的な上昇もあるわけです。この上昇時にパラダイムシフトの出来てない人は、いつも大損をしてしまうのですよね。

投資もトレードも同じですが、まずは思い込みを捨て、その時々で冷静な判断が必要です。

・米株は強い!
・S&P500は下がらない!
・ユーロドルはショート!
・金は必ず上がってくる!
・GAFAMの株は持ち続ける!
・バフェット株も売らない!

こういう思い込みが判断を鈍らせます。投資に絶対はありませんからね。今こそ、パラダイムシフトをしゼロベースで投資戦略を考える時です。

なぜなら・・・
世界規模でゲームチェンジが起きたからです。あなたも自分の投資戦略を練り直してみて下さい。

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2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!