最低でも5年先ぐらいは見えるようになろう。
車で夜道を走ろうと思ったら、50~60メートル先を照らすライトが必要です。ライトがないと、危なくてとても走ることは出来ません。だけど、逆に何キロも先まで照らす必要もないわけですよね。50~60メートル先さえ照らせば、基本的に車はどこまでも走らせることが出来ます。
人生もこれとまったく一緒。
80才、90才…死ぬまでの計画を立てる必要はまったくないと思う。だけど、せめて5年6年先ぐらいまでは、しっかり見渡せないと危険です。そして、5年後が来たら、またそこからさらに5年先を照らせばいいのです。
そうすることによって、人生はトラブルなく楽しく過ごすことが出来る。だけど、いま多くの人は真っ暗闇の中を走っています。
いや、、、、もしかしたら走っていないかも知れない。先が見えないから、その場に立ち止まっているのではないだろうか。
5年先どころか明日も見えない。だから不安でやりたいことも出来ない。なぜそういう状況になったのか?答えを知る方法は簡単!
5年前の自分を思い出してみることです。5年前のあなたは、先を照らすライトを作ろうとしてこなかった。違いますか?
具体的に言えば、「浪費」をして「投資」をしてこなかった。資本主義社会において、将来を照らすライトは「投資」でしかありません。投資には「未来にお金を投じる」という意味があります。これを一切してこなかったのではありませんか?
人は生きてさえいれば必ず「未来」はやってきます、必ず…
そのことを意識していない人があまりにも多い。未来は希望であり、同時にリスクでもあります。それは、「いま」のあなたの行動に掛かっている。
これまでのように「浪費」ばかりしていれば未来はリスクとなりますし、「投資」をしていれば「明るい未来」しかありません。
ついでに言えば、「投資」をしないことには、いつまで経ってもお金の悩みは付いて回る。よくありがちな間違いで、お金に困っている人はお金さえあれば今の悩みは解決すると思っているようだがそれは違う。
お金に困っている人が仮に大きなお金を手に入れると問題はさらに大きくなる。遺産が入る、昇給する、宝くじがあたる…今より多くのお金が入ったところで、それはその人のお金の流れのパターンが加速するだけです。「稼いだお金は全部使う」というパターンが加速するだけ。
収入が増えた分、支出も増える。だから、「バカがお金を持つとろくなことにならない」という格言もあるのです。
お金の問題を解決する方法は、唯一、浪費を減らし、投資を増やす。
金持ちは資産を買い、貧乏人は〇〇を買う。
世界中には沢山の良本があります。一般的に良本というのは1000冊に一冊程度と言われてますよね。僕はあまり読書を好みませんが、良本と言われるものは読んできたつもりです。
良本とは読んだだけで、読者の人生観を変えたり行動する、きっかけになったりするもの。
「この本のお陰で今の自分がある」
そう言われるものだと思います。例えばスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」なんていうのは今も人気の良本と言えるでしょう。
経営者の方にとっては「ビジョナリー・カンパニー」は必読の良書として今も語り継がれています。
もちろん、読んだだけで結果は出ないが、「きっかけ」や「気づき」になる、それが良本というものだと思います。
しかし、、
ここに一冊だけ例外的な本があります。それは「こたえ」が書いてある本。「きっかけ」や「気づき」ではなく「こうしなさい」という答えが書いてある本があります。
【金持ち父さん、貧乏父さん】
知ってますよね?読んでいなくてもタイトル名は誰もが知っていると思います。僕も尊敬するロバート・キヨサキ氏の本です。この本は300ページぐらいあるのですが、結論はたった一行で説明できます。
結論!
「金持ちは資産を買い、貧乏人は負債を買う」
ということです。これが資本主義の答えです。あなたが今までお金持ちになれなかったのは資産を買うことなく、負債ばかり買っていたからです。
負債の代表的なものが家と車です。マイホームを資産だと勘違いしている人がいますが、あれは人生において最も大きな負債です。戦後、日本の成長戦略の一つが「住宅ローン」と「マイカーローン」です。これは凄い仕組みですよ(笑)
何が凄いのかというと、約20年、場合によっては30年以上に渡り、あなたの所得から自動的にお金を奪う仕組みを銀行が作り上げたのですからね。
この錬金術は今も、品を変え、顔を変え使われています。住宅ローンに始まりマイカーローン、クレジットの分割払いから保険まで…そして“彼ら”の最高傑作が「リボ払い」です。
“彼ら”は如何にして、あなたの口座から毎月決まった額のお金を奪うかだけを何十年も考えてきたのです。70年経った今も、そのことに、気づいていない人が多い。
このように負債とは買った瞬間に支払いが生じるものです。一方、資産とは買った瞬間に
お金を産んでくれるもの。マイホームはお金を産みますか?産みませんよね。だから負債なのです。
ここで、あなたに問いたいと思います。
「あなたはお金持ちになりたいですか?」
答えが「YES」なら方法は一つしかありません。資産を買ってください。これ以外の方法はありません。
断言しても良いでしょう。資産を買う以外にお金持ちになる方法はひとつも存在しません。ビジネス、宝くじ、仮想通貨…これらでなれるのは「期間限定の金持ち」です。一瞬、夢をみて終わりの金持ちです。
真のお金持ち、未来永劫のお金持ちになるには、資産を買う…すなわち、投資をするしかありません。
なぜホームレスになったのか?
ホームレスの人に「なぜそうなった?」と聞くと「家を買ったから」と答えた人がもっとも多かったそうです。
投資の一般的なリターンは年10%ほど。マイホームの平均価格は4,000万円ほど。家を買わずに投資をしていれば…年に400万円は働かず入ってきたということです。
家さえ買わなければ安心した暮らしが送れたわけですよね。家はそれからでも遅くなったのでは?
自分から求めない。
突然ですが…いま、あなたは恋をしてますか?僕はお恥ずかしい話ですが、未だに妻に恋をしています。若い頃の僕は、恋愛をすると、ついつい、その女性に夢中になり、積極的にどんどんアプローチをしていました。
時には自分を大きく見せたり、好きな子のご機嫌取りをしたり、そんな中で、うまく付き合えた子もいました。けど、そんな恋愛に限って、長続きしなかったりするんです。そこで僕は気付いたわけです。
自分から強く求めないとやってこない出来事は、まだ自分がそのレベルに達していない証拠だということに。
恋愛で言えば、女性を満足させるだけのレベルに達していなければ、それはすぐにバレます。そして、その女性はもう二度と戻ってはきません。
若い頃のこの教訓があって、今の妻に恋をしたときは積極的にアプローチせず、まず自分のレベルを上げました。こっちから行くのではなく、向こうからやって来るように自分を磨いたのです。
時間が掛かるように見えますが、長い目で見た時、これが最短距離なんです。
実は、これをお金に置き換えた時もまったく同じことが言えます。多くの人は「お金が欲しい」と強く願っています。
けど、強く願うということはまだ自分がそれだけのレベルに達してない証拠。それでは女性と同じで逃げていく。仮に上手く手に入ったとしてもすぐ失われます。
だから恋愛と同じように、自分から求めるのではなくて、向こうからやってくるようにしなければいけない。
これが、お金でいうところの「投資」です。コツコツ投資をしていれば、お金は、向こうから勝手にやってきます。あなたが求めなくても、たとえ、もういらないと言ってもやってきます。それが株でいうところの株主配当であったり不動産でいうところの家賃収入であったりします。
お金は、その人に見合った分しか入ってきません。そういう仕組みなんです。「お金が欲しい」と思ったら、強く求めるのではなく、自分がそのレベルになる。
それは具体的にいえば「投資」をする、キャッシュフローを生む資産を持つということ。1万円2万円からでも構わない。一歩一歩、コツコツ地味地味に。時間が掛かる様に見えるけど、これが「お金持ち」になる最短距離です。
僕は、人生すべてこれだと思います。
「自分から求めない」
欲しいものがあれば、まず、自分がそのレベルに達すること。「場を整える」とも言います。そうすれば、求めるものは、自然と手に入っています。