コラム

ベーシックインカムでしか日本人は救われない。

資産総額…あなたはどの層に属するか?

野村総合研究所の調査によると2020年、純資産1億円以上の富裕層が約133万世帯になったそうです。そのうち資産が5億円をこえる超富裕層が約9万世帯。

僕なんかはこのデータを見ると「ホントかな…」と疑っちゃうんですが、きっと住んでいる地域によると思うんです。

僕が住む札幌は人口約200万人、僕の感覚で言えば富裕層は100人もない感じさえします。なんなら僕がトップ10に入っているような感覚さえ覚えます(笑)
それぐらい資産家っぽい人が少ない地域でもあるんです。豪遊したりブランド品で身をかためたり、そんな「なんちゃって金持ち」みたいな人は沢山いますけど。

でも例えば東京とか神奈川だとそうはなりません。上場企業の社長や役員、そこに出資をする投資家がそこらへんにゴロゴロいます。だから富裕層133万世帯と聞いても何ら不思議ではないのでしょう。

ついでに紹介しておくと、純資産5000万円以上1億円未満の準富裕層が約350万世帯。3000万円以上5000万円未満のアッパーマス層が約700万世帯。3000万円未満のマス層が4200万世帯。

こうしてみると圧倒的にマス層が多いわけです。ただ、これは僕の経験からも言えることですが、アッパーマス層に行けた人というのは、数年もすれば富裕層になります。

3000万円以上の純資産を作るのって大変です。だけど、一度そのラインを越えてしまえば、その上は比較的ラクにいけちゃったりします。

なぜかというと複利ですよね。
基本、金融資産には複利が効いてくるので、例えば3000万円作るのに10年掛かった人は、
これを1億にするには3年も掛からないはずなんです。結局、マスからアッパーマスへいくのが一番難しいのです。

ということは、あと数年もすれば、恐ろしい格差社会ができあがり、マス層と富裕層しかいなくなる可能性もあります。

ただそれは日本国内の話であって、世界的に見れば年収300万円でも、トップ数%の超スーパーエリートなわけです。

日本で富裕層になっても世界では普通の人。逆に…

結局、資産なんてものは相対的な数字でしかありません。仮に日本で富裕層になったとしても、例えばロンドンやNYへいけば普通の人です。逆に年収300万円でも、フィリピンやベトナムへ行けば超富裕層です。

だから自分の年収がどれぐらいで、どの層に属しているかなんて無意味で、そんなことは気にする必要はないわけです。それに資産額と幸福度は、必ずしも一致しないということはすでに周知の事実。

経済的豊かなはずの日本の幸福度は世界で62位です。ちなみに日本より経済発展した中国は94位です(笑)これは経済発展すればするほど幸福度は下がるという確固たる証拠だと思います。

あなたは金持ちになりたいのですか?
それともシアワセになりたいのですか?

残念ならが両方を求めるのは無理です。今の日本ではね。ヒントは北欧にあります。フィンランド、デンマーク、スイス。ここの住人はお金持であり幸福度も毎年トップ3です。

日本と何が違うのでしょうか?
僕にも分かりません(笑)

でもハッキリしていることは、日本をフィンランドのようにすることは出来ませんが、フィンランドの人のように生きることは可能です。

その第一歩として。今日書いたようなデータは気にしない!おそらくですがフィンランド人は自分の資産がどの層に属するかなんて気にしてないですよね(笑)

北欧…日本人が目指すべきはここなんじゃないかな。そんなふうに思います。

ベーシックインカムしかない

僕は最近ホントよく思うんですけど、そろそろ資本主義の限界かなと。資本主義である以上、必ずお金や利益を追い求めなければいけません。それは悪いことではなくて当たり前のことです。資本主義では綺麗ごとで飯は食えませんからね。

でも、どこまで追い求めればいいのかというリミッターみたいなものが、そもそも人間には備わっていない。だから人はちょいちょい行き過ぎてしまう。これは食べ過ぎや飲み過ぎと同じでお金も理性を越えて稼ぎ過ぎてしまう。

けど行き過ぎた行為は必ず反動が来る。それが自然界の法則でもあります。だから資本主義の悲劇は2つしかない。

ひとつはお金のない悲劇。
もうひとつはお金を持ち過ぎたことによる悲劇。

資本主義では「ちょうどいい」が難しいんです。資本主義、経済優先では人は幸せになれない。日本を見ても中国を見てもそれは明らかです。

だから僕はベーシックインカム派です。ベーシックインカムでまずはお金のない悲劇を無くす。そうするれば、心に余裕とゆとりができる人たちが増えます。

そんな彼らは今度、社会貢献をしようとする。お金を追い求めない精神、フォー・ユー精神ですね。そんな彼らの生き方を見た、かつての経済主義者達は自分たちの生き様が、なんて時代遅れなんだと気が付く。

こうして世の中は平和になっていくのでした。
というシナリオかな(笑)

でも、これはすでに起きていることで、ヨーロッパから見ると日本や中国の経済主義は、もう古くてダサい生き方かも知れません。彼らはいま、経済主義の先へ行こうとしてますよね。

だから僕は本気でベーシックインカムしかないと思う。余裕の中からイノベーションも生まれるし、お金がないから子供を産めないという夫婦もいなくなり、少子化問題も解決されるし、おそらく犯罪も減ると思うんです。

そして何よりお金のストレスがなくなる。僕はこれが一番大きいと思っていて、病気が減れば医療費も安くなるし、すべてが上手く回り出す気がするんです。

予算は?っていう人も結構いるけど、ベーシックインカムというのは、結局、社会保障を先に受けるか後に受けるかの違いだけ。

年取って働けなくなったらお金貰えます。失業したらお金貰えます。病気や怪我をしたらお金貰えます。これが今の社会保障制度。

ベーシックインカムは、これらを先に受け取ろうってだけなので、あまり予算は関係ない。年金、失業保険、生活保護がベーシックインカムに変わるだけだから。

なのに、なぜか反対する人がいるんだよね。みんな、そんなに働きたいのかね!?笑

月10万円もらって温泉が出る田舎にでも引っ越し、のんびり暮らせば仕事なんてしなくてもいい。そして贅沢したければ、その分だけ働けばいいんです。最高じゃないですか!

ぜひ、次に衆議院選挙ではベーシックインカム党を作って立候補してみてください!
僕は全力で応援します!(笑)

 

<ベーシックインカムとは?>
国民に対して政府が最低限の生活を送る為に必要な額の現金を定期的に支給する政策で、国民配当/基本所得保障/最低生活保障と呼ばれる場合もあります。また、生活保護と明確に区別するために、ユニバーサルベーシックインカムを略して、UBI(Universal Basic Income)と呼ばれる場合があります。

その他の政策との大きな違いは、「失業保険」「医療補助」「養育費」等の個別の名目ではなく、保証を一元化して「国民生活の最低限度の収入を補償する」ことが目的です。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!