コラム

いよいよ住宅ローン金利引き上げへ…

「大手銀行、固定型住宅ローン引き上げへ」

いよいよ、僕が今年の夏ぐらいに書いた最悪のシナリオになってきました。

日銀が円安を止めるためには金利を世界基準に引き上げるしかない。そうなると、住宅ローンなどを組んでいる人の金利は上がり月々の返済が苦しくなり、やがて払えなくなり家を失う人が続出する。

こう書いたのですが、思ったよりも早い時期にこうなりそうです。現時点では固定金利のみ。日本人の7~8割は変動金利で家を買ってますので多くの人は今のところ影響はありませんが、おそらく来年中には変動金利にも影響が及んできます。

どこまで金利が上がるかは神のみぞ知るですが、参考になるのはアメリカの金利です。現在アメリカの住宅ローン金利は6~7%で推移しています。

日本もここまで上がっても全然おかしくないし日本も昔は7~9%という時代があったんですよね。

現代でここまで高金利はどうかと思いますが、少なくても3~4%というのは正常の範囲内、というか、これが普通で今までが異常でした。

だから僕は住宅なんて買うもんじゃないと、買うなら現金一括で買った方がいいと、このメルマガで何度も言ってきました。

だって年収300万円の人が35年ローンで家を買うなんて、どう考えてもおかしいでしょ。正気の沙汰とは思えません。

僕の親世代の人達にとって、マイホームというのは、成功者の象徴のようなものだったそうです。

サラリーマンで実績を積み、やがて独立をして一生懸命働き、成功を掴んだ先に夢のマイホームがあった。

でも今はどうですか?銀行とハウスメーカーの策略なのか、誰でも簡単にマイホームが手に入るようになった。

しかし、それは国民に家をプレゼントしたわけじゃないんですよ。その逆で国民から資産を奪うためにやっていたこと。

低金利でお金を貸し付け家を買わせる。やがて、頃合いを見て、金利を上げれば土地をタダで奪うことが出来ますよね。これも僕がいつも言っていることですが

「簡単に手に入れたものは簡単に失う」と。

やっぱり身の丈にあった生活をしないと。今の日本人はとても身の丈にあった生活水準とは思えませんよね。

住宅を手を入れるのは地域差もありますが、年収800万円を超えてからだと思います。都内のタワーマンションを手に入れるのは年収で1億を超えてからです。

さらにその源泉がなくならないという仕事をしている人だけ。具体的には一部上場企業で働くとかもしくは株の配当金で生活をしているとか。それでやっとマイホームは手に入るレベルです。

とは言え・・・もう買ってしまった人にこんな話をしても仕方ありません。ここからは防衛策を考えないといけません。

方法はひとつしかなくて、収入を上げるということです。つまりは、副業を本格的に行うということ。それ以外の選択肢は考えない方がいいでしょう。

こういう時というのは、必ずと言っていいほど金融商人が近づいてきます。もっといい条件のローンに借り換えませんか?みたいなトークで。

でも、これも毎回言っていることですが金融商人の言いなりになってシアワセになった人を僕は一人も知りません。

彼らは大前提として、あなたのことなんて1ミリも考えていませんから。自分達の利益のことしか考えていません。金融屋ですから当然ですよね。銀行、保険屋、クレジット会社、証券会社…こうしたところは使うだけ。決して使われてはいけません。あなたを破滅させるだけの商品を沢山持っていますから。

もはや今の金融はハイブリットテクノロジー。客を騙すためにわざと複雑化させ、売っている本人でさえ訳がわからなくなっています。

住宅ローンも例外ではありません。そもそも今あなたが組んでいる住宅ローン、本当にあなたはその中身を理解していますか?

僕には理解できなかった。だから、僕は住宅を買う時も、無理して現金一括で買ったんです。

「自分が何をやっているか分からない時、リスクは起きるものです」

バフェットの名言です。自分には理解できないものには手を出さない。それが金融や投資の鉄則だから。

もし借り換えを検討するのら、100%その金融商品を理解してからです。どこにどんなリスクがあってどんな時にそれが起きるのか。それを完全理解した上で利用しましょう。

ただ僕なら…もっとシンプルに。残債分を稼いで返しちゃうという道を選択します。
稼ぐ方がよっぽど簡単ですからね!

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!