僕の友人にロンドン在住のファンドマネージャーがいます。コロナ禍の前に彼が一時帰国した時に少しお話しさせて頂きました。
彼によると、このままではあと10年以内に日本人の約8割は貧困に陥るというのです。一体どういうことでしょうか。
アベノミクスがすべてのはじまり。
今の日本人の考えは、投資でお金を増やすよりも失敗してお金を減らす方が嫌だという考えでしょう。だから預貯金を選択する。
だけどこのブログで何度も言っているように預貯金のままでいることは、すでに価値を減らしているのです。
これだけお金を刷っているということは、円の価値が下がっていくのは当たり前。アベノミクス以来、円の価値は70円から120円までまさに大暴落しました。これは120万円の貯金が70万円まで減ったに等しいのです。
当時、安倍首相は経済政策だと言ってましたが、海外の人はそうは見ていません。安倍首相の円安政策の本音はこうです。
「もう国民全員は面倒見切れない…仕方ないけど強き者だけが残り富国強民を目指す！」
と言ってるに等しい政策でした。そこに気付いていない日本人があまりにも多過ぎると海外の人は見ています。
僕達世代のお金の教育は、そこに気づいた人から意識的に変えなければいけないと、僕は考えています。ここ10年で円の価値は約半分になっています。5年後、その価値がもう半分になる恐れだって十分にあります。だってアベノミクスとはそういうものだったから。
そして、基本的に今の政治もそれを引き継いでいるのですから。実務を知らないエコノミスト達がテレビに出て「125円が頭打ち」なんて言ってますが何を根拠にそういっているのか。
時代をさかのぼると1ドル360円の時代もあったのだから、200円オーバーも十分にあり得る話です。そこまで大袈裟じゃなくても、140円ぐらいから貧困層が莫大に増えて行く。
なぜなら物資を輸入に頼る日本では、輸入価格に物価が反映されますから。おそらく年収500万円以下の人達は相当苦しい状況になるでしょう。
「まさか自分がホームレス」
と思っている人もいるかも知れないけど、もうボーダーラインギリギリにいる人達が大半だということ。
そして最も危惧するのは、そのことを自覚しないで給料を飲んで食って買って垂れ流している人達があまりにも多い。
未だに労働収入を投資に回してない人が80％以上いる国は先進国では日本だけだそうです。日本では投資を行っている方がマイノリティかも知れませんが世界基準で見た時、投資をやってない方がもはや少数派なんです。いかにお気楽NIPPONか（笑）
これがファンドマネージャーが言う5年後、日本人の80％は貧困に陥るという理由です。
「まさか…」と思うかも知れませんが少なくても今のあなたよりもお金に関すること、そして経済など世界情勢に精通している彼がそう見ているということです。
どんなことでも同じですが「いま何が起きているか」というのは、中にいてはなかなか気付けません。日本国内にいては気付けないが、外から見る海外の人は当たり前のように日本人をこう見ています。
