コラム

人生はふり幅で決まる!すぐに幸福感を味わえる方法。

幸福

ある女はみんなの前でこう言いました。

「私は帝国ホテルで食べたコース料理が忘れられない。今まで色々なコース料理食べてきたけど帝国ホテルは絶品!前菜からデザートまで完璧でした」

その日は、今までに食べた料理で何が一番おいしかった?という話題で盛り上がっていた。この女は飲み屋の女ということもあって毎晩、アフターで寿司やらステーキを食べていたそうです。自分でも言っていたが舌が肥えてると。

「太田さんは何が美味しかった?太田さんも結構おいしいとこ知ってそう!!」

と言われたので、僕は正直にこう答えた。

「病院で食べたおかゆ」

これは冗談でも何でもなく本当にそうなんです。僕も人並みに美味しいお店は行ってきました。銀座で政治家の先生たちが、よく使っていると言われるお寿司屋さんとか。北海道でサミットが行われたとき、使われたレストランとか。ハワイの有名なステーキ屋さんにも行きました。

でも、そんなお店より人生において忘れられないほど美味しかったのが入院した時に食べたおかゆなんです(笑)

虫垂炎になり5日間の絶食となり、6日目の朝に食べたおかゆが忘れられません。(おそらく人生で忘れることはないと思います)

これ僕は、かなり若い時から気付いていましたが人生は“振り幅”で幸福感を得られるんです。最悪があるから最高を味わえる。いつも最高だったらそれがスタンダードになって幸福感は味わえなくなるんですね。

だから冒頭に出てきた女も、いつも最高の食事をしているから、もっと上の最上級の食事をしないと幸福感が味わえなくなっている。

でも本当の幸福感は、そんな高級レストランに行かなくても味わえるんです。あなたも騙されたと思って試してみて下さい。朝と昼ご飯を抜いてみるだけです。それだけで、いつもの夜ご飯が高給レストランよりおいしく感じます。それは振り幅で決まるから。

最近、コロナ禍もあってキャンプが爆発的なブームになってます。僕も昔からキャンプが好きなのですがなんでキャンプがそんなにいいのか?もちろんキャンプそのものの楽しさもあります。でも、本質はそこじゃないと僕は思ってます。

キャンプは楽しいけど、やっぱりゆっくり寝れないしお風呂にも入れません。シャワーもないのでタオルで体を拭くだけ。テレビもないしスマホの電波も悪いので動画もほとんど見られません。夏は虫もウザいし。言ってしまえば汚いし不便なんです。

でも、だからこそ…キャンプが終わって家に着いた時の幸福感は格別となります。普段、当たり前になっている我が家がキャンプという不便を味わうことにより最高の場へと変わるのです。

これもふり幅。人生って全部こういうこと。

あなたは贅沢な暮らしをしている人を見て「羨ましいな」と思うかも知れない。いつも旅行へ行って美味しいものばっかり食べて毎晩飲みに行っているような人達。実は彼等って可哀そうなんです。(半分、負け惜しみですが笑)

それがスタンダードになっているので、それ以上のことをしないと幸福感を味わえなくなっている。シアワセを感じるには「ふり幅」です。普段は質素に暮らし、たまに贅沢なことをする。

「たまに」の定義は人それぞれですが僕の感覚で言えば年4~5回。我ながら、最高の人生を送っていると思います。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!