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FIREの倹約は意外と奥が深いぞ!倹約と単ある節約は違う。

すでに耳に入っていると思いますが、あのフジテレビがリストラを開始しました。一昔前は憧れの職場だったのにねー。僕も一人だけフジテレビに知り合いがいるのですが今は老人ホームみたいになっているそうです笑。

数少ない女性社員が高齢幹部のオヤジギャグに付き合わされてそれはもう悲惨な職場だと。

そんなフジテレビもようやく世代交代。50才以上の社員は辞めてくれ!ってことです。ただ、これを言っているトップ(社長)が66才だという矛盾。いま思えばホリエモンに買収されていたほうが良かったかも知れませんね。

あなたにとっても他人事ではないと思います。これがこれからの日本のトレンド。今回のフジテレビもそうですがサントリーの社長も45才定年制を提言されていました。大炎上しましたが…

会社はいつでも辞められるよう身軽になっておいた方がいい。これが、いま僕が最も皆さんに言いたいことです。

そのためのFIREです。今の会社にいながらFIREを目指す。これが最も理想的な形です。何度も言ってますが、FIREは起業しようとかセミリタイアしようという話ではないので、誰にでも出来ます。

ルールを知り設計図を作り、その通り進めれば誰にでもできるんです。要はやるか、やらないか…だけの話。フジテレビの話題で少しでも危機感を感じたなら一刻も早くFIREを目指しましょう!

そこで今日は一人、モデルケースを紹介したいと思います。僕の友人でもあるK君のFIREまでの道のりです。きっと、参考になると思います。

K君は僕より3才年下で現在44才です。仕事は設備会社の営業マンで、東京都内に住んでいました。年収400万円前後、妻と娘の3人暮らし。

「ザ・普通」のような平凡な生活でした。そんなK君も40才になったのをキッケカに、第二の人生を考えるようになったそうです。

今の仕事は嫌いじゃないけど、好きでやっている仕事でもない。これって一番、厄介で惰性で続けちゃうんですよね。ハッキリ嫌だ!と思う人は意外と行動が早くて辞める道を模索します。

でも好きでも嫌いでもない。とりあえず生活費は稼げるので現状を変えることなく何となく今まできた…

こういう人は多いと思います。K君もまさにそんな感じでしたが、40才という切れのいいタイミングで本人なりに思うところがあったのでしょう。

「最近FIREって言葉を耳にしました。これって僕でも出来ますかね?」

みたいな相談を受けたのが3~4年前だったと思います。そこで僕はFIREの第一段階、「無駄の徹底排除」を彼に教えました。

ここでよくファイナンシャルプランナー(FP)の先生に相談する人がいますが、それはNG。彼らのアドバイスって机上の空論で実用性がないんです。

例えば彼らはこういうことを言います。ドルコストを利かせるために車の燃料はこまめに入れましょう!みたいな。

確かにその通り。理論的にはそうです。だけど、実際問題、毎日のようにガソリンスタンドへ行く手間、そして燃料を入れに行くために燃料を使うムダ、これを考えると決して有効とは言えません。これで数万円も節約できるならいいですが、せいぜい数百円の世界。コスパが悪すぎます。

倹約とはそういうことじゃない。例えば、これは一つの考え方ですが、あのアップルのスティーブ・ジョブズ氏。

彼は黒のタートルネックの服しか着ないことで有名でした。あれは理由があるのを知っていますか?自分の人生から「ファッション」を排除するためです。

流行り廃りに左右されたり買い物で無駄なお金や時間を使わないために、彼は三宅一生がデザインした黒のタートルネックを100着以上持っていたそうです。

「これで死ぬまで服はいらない」

ステーブジョブス

これは僕も見習いました。僕はアディダスの上下を3着と決めました。これ以外、服はいらないと。

そう決めることで、服で迷う無駄な時間もなくなりましたし年間で数十万使っていた洋服代も節約できました。

大富豪と呼ばれる人たちは何よりも「時間」を大切にします。だからFPの先生が言うような単なる節約ではなく、どうしたら有効な時間も生み出せるかを考える。そう考えるとこまめにガソリンを入れるなんて愚の骨頂です。

これは倹約の一つですが、他にも僕がよくメルマガに書く保険です。これもFPの先生は収入の5%以内に保険はおさめるようアドバイスします。月収20万円の人だと1万円です。

でも、僕に言わせたらそれすらムダ。何度も言ってますが日本に住んでいたら生命保険の類は一切必要ありません。まあ、これを説明するととてつもなく長くなるので、またの機会に詳しく説明していきます。

そんな倹約生活でK君が思ったのは2つ。
・倹約生活は意外と面白い!
・無知だということでこんなに損していた…

最終的にK君は毎月ギリギリだった生活費からなんと15万も貯金が出来るまでになったのです。こうなると何ができるかというと、多少リスクのあることが出来るようになる。

例えば仮想通貨を買ったり、FXをしたり株をやったり、事業を起こしたり。なぜか?失敗しても元々ムダに払っていたお金だから。

さらに彼は公的資金を引っ張ることにも成功。これは最近、本当に多いのですが、お金は稼ぐよりも政府から引っ張った方が早いという成功例。特に最近はコロナ禍ということもあり
政府の助成金や補助金は審査がゆるゆるな状態。個人でも使える制度が沢山あるので、そういったものを片っ端から使っていきました。

これも意識を変えるだけ。こういった公的制度を使うことに後ろめたさを感じている人もいますが、そんな必要はまったくありません。

だって、僕達は今までしっかり税金を払ってきたんだから。使えるものは堂々と使っていきましょう!

こうしてK君はわずか4年で目標額に到達。今は都心から約2時間の程よい田舎街に引っ越し同時に会社も辞めたそうです。そんなK君から一言だけメッセージを頂きました。

まさか自分がFIRE出来ると思ってなかったけど、いま思えば太田さんがいう勇気さえも必要なかったかなと思います。だって、ただ倹約生活をはじめただけだから。

惰性で消費していた無駄カネを生きたお金に変えただけでFIRE達成できました。今は24時間、自分と家族のためだけの時間です。正直、めちゃくちゃ暇です笑。

でも、この状態だから本当に自分のやりたいことが見えてきました。今はまだはっきり「これだ」とは言えませんがそこも太田さんと相談しながら一年以内に形にしていきたいと思います。

こんな時代です。皆さんもFIREは目指して損はしないと思います。

FIRE達成した人ってみんな、どこかゆるいんですよねー笑。K君もどことなくふわっとしたコメント。でも、わざわざありがとうございました。僕もK君と同意見。FIREは目指して損をひとつもありません。

FIRE
バリストFIREという新しい生き方のご提案。いつもありがとうございます、太田です。 あなたは最近話題のFIRE(ファイヤー)という言葉をご存じですか? 日本人にFIREって...
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2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!