twitterを買収したイーロンマスクの社員宛てに送ったメッセージが物議を呼んでいますね。
「長時間の激務を伴うハードコアな職場環境にコミットするか、
それとも会社を去るか」
日本では、これを解雇通告だといったように報道されていますが、実際にはちょっと違うようです。
翻訳の違いもあるし、そして何よりも日本メディアの悪い癖であるキリトリ報道もあるようです。実際には、次のように書いていたと僕は聞いています。
「週120時間以上やらないとテクノロジーは進化しない。
それぐらい熱意をもってる人間が世界を変えるんだ」
この文章があって、冒頭の言葉へ続くわけです。つまりイーロンマスクが言いたかったことは解雇通告ではなく、twitterを世界のテクノロジーを変える熱意ある企業にしたいということ。
そのためには今の勤務体制ではダメ。もっとハードコアな職場に変える必要がある、というメッセージを社員に送ったと僕は聞いています。
それでも相当な数の社員がやめたそうです。なぜかというと、今までのtwitter社は、ゆるゆるな職場環境だったから。
まず職場へ行かなくて良かったそうです。完全リモートワークという形式ですね。そうすることで半分以上の社員がまったく働かない状態になっていたそうです。
そんな労働環境でもtwitterの給料は中央値で日本円で年収2500万円ほどだったとか。それは赤字を垂れ流す企業になりますよね。
だからイーロンマスクの社員宛てのメッセージ。僕は個人的に真っ当な内容だと思います。
今の日本の労働基準法は、週40時間以上働いてはいけないことになってます。週一回休んでも一日6.6時間。そんなぬるま湯の中から、新しいテクノロジーが生まれるわけがない。
だから僕は個人的に思うのは、イーロンマスクが言うように週120時間、これぐらいやれ!ということではなくて、週120時間、没入できる仕事を見つけようってこと。
こういうメッセージを本来は政治家が出すべき。そして、メッセージだけではなく、多くの人がそういう仕事ができるような体制作りをして欲しいですよね。
だから僕はベーシックインカム賛成派なんです。最低限の生活が保障されていたら、嫌々やってる単なる作業みたいな仕事をやめ、いろんなことにチャレンジできますよね。色々やってみて、没入できる仕事が見つかると思いますから。
でも今の日本はまず生活のために働かなきゃいけない。そして、その仕事も週40時間と規制されている。仕事の時間を規制しているということは、「いやな作業をさせている」と認めてるってことでしょ。
そんな社会から新しいイノベーションは絶対に生まれないよね。
もちろん働かなくなる人もいるでしょう。twitter社のリモートワークのように。でも、それは副作用として仕方ないことで、これからの時代は働きたい人だけが思いっきり働けばいいんじゃないかな。
僕の友人にも何人かいますが、やっぱり働くことが人生で一番楽しいことだと思っている人も沢山いるわけだから。
そういう人に働く時間の規制はいらないでしょ。ゲームや趣味を楽しんでいるようなもんだから。
また、イーロンマスクは世界を変えるには…と言っていましたが、これは僕達、個人にも同じことが言えます。
「自分の人生を変えたいならどうするか?」
と置き換えてみると良いと思います。
ネットビジネスにしてもトレードにしても家に帰ってきてから、ちょろっとやって、人生なんて変わるわけがない。やっぱり週120時間と言わないまでも、それぐらいの情熱は必要だってことです。
まずは目標を決める。本当は自分はどうなりたいのか?どうあるべきなのか?それを決めたら絶対にブレさせない。
そしてその手段のために、トレードやネットビジネスをやる。そうすれば眠いとか疲れたとかモチベーションが上がらないとか言わなくなるから。
今のままでいい。年金で細々暮らせばいい。そういう人はそれで全然いいと思う。でもね、人の足を引っ張るのはやめてくれ。頑張って稼いでいる人を批判したり、妬み僻みで嫌がらせをしたり。そういうことはせず、自分の生活だけを楽しんで欲しいと思います。
僕は世界を変えたい…とまでは思わないが自分の人生はいつまでも、より良いものに変えていきたいと思う側。だからそういう人も応援するしできる限りの協力もしていきます。