コラム

民主主義の欠陥とこれからの民主主義

民主主義

安倍元内閣総理大臣を銃撃した容疑者。皆さんもご存じのように彼は供述の中で次のように話しています。

「母親が宗教団体にのめり込んで多額の借金を背負い恨みがあった。団体と元首相がつながっていると思ったから狙った」

この供述が本当か、それとも後付けの理由か、それは今後の捜査で明らかになっていくでしょう。この供述を聞いた著名人や評論家、政治家は次のように言っていた。

「どんな理由があっても暴力は許されない。民主国家は話合い、投票、選挙で解決するべき」

ごもっともな意見です。僕も99%賛成です。「暴力は許さない」の部分までは。でも、残り1%、「話し合いや選挙で解決する」この部分は未だに僕の中では答えが出ない。

僕達は何事も話し合いで解決しなければいけないし、国の運営に自分の意思を反映させるには、選挙で政治家を選ぶか、もしくは自分で立候補して運営に携わるかのいずれかしかない。

これは頭では分かっています。でも、これって現実的なんだろうか。。。例えば今回の容疑者。本当に安倍元総理に恨みがあったと仮定して。だとしたら、これって話し合いで解決できるのか?安倍元総理が話し合いの場につくことはない。

じゃあ、どうするか?twitterで叫ぶか?きっと安倍元総理はtwitterなど見ていない。仮にもし…安倍元総理がこの容疑者家族の不利益になることをしていたとしたら…そして警察、弁護士、政治家どこも力になってくれないとしたら…声を上げてもどこにも届かない…そんな状況。

あなたがこの立場だったらどうするか?僕がその立場だったら。このような事件を起こす度胸は自分にはないけど、まともな精神状態を保っている自信もない。

もう少し現実的な話をすると、今回行われた参議院選挙。自分が投票へいったところで自分の声が国会に反映されることはない。それでも選挙へ行かなければいけないのが民主国家だということはよく分かる。

でも現実問題。選挙へ行かない48%の人の気持ちが痛いほどよく分かる。だって、ぶっちゃけ自分が投票したところで何も変わらないし、どーせ勝つのは自民党でしょ、という気持ちに誰だってなると思う。

特に若者は絶対数で年寄りに負けているのでシルバー民主主義と言われるようにおそらくあと10年は政治家が若者の方を向くことはない。

これって民主主義って言えるのだろうか?民主主義の顔をした社会主義に限りなく近いんじゃないだろうか。

― そこでだ。

仮に僕達庶民の声が上に届く仕組みがあったら。もしかしたら今回の容疑者も銃撃ではなく話合いや「声を届ける」ことを選んでいたかも知れない。

結果、僕達は偉大な政治家を失わずに済んでいたかも知れない。最近、あらゆるところで
民主主義の限界が叫ばれています。

組織というのは、圧倒的存在感のある誰かが間違っていたとしても「それは違うでしょ」と言わないと、変な方向に進んでいくものです。

会社もそうですよね。上司の顔色を覗い、空気を読んで、間違っていることを間違っていると言えない環境があるとダメな方向に進んでいく。今の日本はこんな状態がほとんどでこれを日本では民主主義と呼んでいるが違うだろ!と。

本当の民主主義というのは、誰もが声を上げられる仕組みそのもの。そう。これは「仕組み」で変えていかなければいけない。

だって例えばあなたの会社の社長が

「みんな明日から遠慮せず好きなことを言ってくれ!」

と言ったとしても現実には解雇、減給が怖くて何も言えない。だから民主主義というのは
仕組みで変えなければいけないんです。その仕組みがDAOです。(ようやく結論に達しました笑)

僕は冗談抜きでDAOは世界を変えると思っています。社会主義国や独裁国家より民主主義の方が絶対にいい。でも民主主義なんて綺麗ごとで無理なんだ、というのが世界の通説です。

でもブロックチェーンが作る民主主義は完璧。なぜならトップダウンの組織ではなく、自立分散型だから。

国会のようなところはなくすべては国民が意見を出し国民投票で決められる。でも、いきなり国家運営は飛躍しすぎなので、まずは会社からというのがDAOです。

「みんな明日から遠慮せず好きなことを言ってくれ!」ではなく、仕組みでいつでも社長交代が出来る。そもそも社長は必要ないというのがDAOの思想。

こういう社会へ変わっていく。確実に。なぜなら今の民主主義では大きな欠陥があるから。それが露呈したのが今回の事件でありここ数年のテロ的な犯罪行為の数々です。

DAOは未来予想図ではありません。もうすでに動き出し成功しているプロジェクト。だから僕は初めから一貫して言ってきました。

これだけは早くはじめておいた方がいいよと。DAOであなたの未来と働き方が変わります。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!