ビジネス

ベンチャーキャピタルvsDAO

対決

近年、すごい勢いで成長しているベンチャーキャピタル。ベンチャーキャピタルとは、一言でいえば投資会社や投資ファンドの総称。

一般的に創業間もないベンチャー企業は銀行からお金を借りることが出来ません。実績も担保もないので当然と言えば当然です。

まあ、これが銀行の限界。銀行は普段、数字しか見ていないので、その企業が成功するかどうかという「企業を見る目」がないのです。巨額融資でもして万が一、倒産でもしたら責任を取らされるのは銀行マンです。

何もしなければ将来安泰な職業なのにリスクを背負ってベンチャーへ融資するなんてそんな銀行マンはいません(笑)

でもベンチャーキャピタルは違います。ベンチャー企業に出資してその会社の株式を取得する。将来的にその企業が上場したら巨額な儲けを出すことが出来ます。だから彼らは銀行と違って1勝9敗でもいいんです。

1億ずつ10社に投資して、そのうち1社でも上場してくれたら十分な儲けを出すことが出来るからですね。

投資家は儲けを出すことが出来るし、ベンチャー企業は資金調達が容易にできる。まさにWINWINの関係です。

しかしベンチャーキャピタルの中には上場した会社を丸ごと売ってしまうハゲタカのような連中もいます。そうなると創業者も創業メンバーも会社から追い出されます。

このように会社や社員をモノのように扱う冷酷なベンチャーキャピタルもいるわけです。まあ、このドライさが投資には必要と言われるとその通りなのですが…

僕も過去に2度ベンチャーキャピタルに携わったことがあります。出資を受ける側のメンバーとして。しかし、いずれもあまりいい思いはしていない。というか、かなり面白くなかった。

どう面白くなかったかというと、やっぱりお金だけを「はいどうぞ」と出してくれる投資家はいるはずなく、彼らも結果を求めるわけですから、お金と同時に変なコンサルみたいな奴もやってくる。

そして僕達は彼らの言いなり。創業したのは僕達なのに、まるで従業員のような扱いでした。二度目も同じような感じだったため僕はそこでもうベンチャーキャピタルを使うのはやめようと思いました。

お互いに尊重し合える関係を築ければ最高なのですが僕の経験上ではなかなかそうはいきませんでした。

そんな経験もあって、だから僕はDAOに期待しているんです。DAOならみんなが経営者。みんなでお金を出し合ってみんなでプロジェクトを成功へ導く。投資した奴が偉いとか企画を作った奴が偉いなんてことはない。

トップダウンの形式ではなくひとつの輪になってプロジェクトを進めていく。組織としては理想的な形です。理想的ではありますが、今まで仕組みがなかったので出来なかったんです。

DAOはブロックチェーンを使ってこれを可能としたのです。ベンチャーキャピタルももう終わります。やっぱり、どちらか一方が力を持つ組織はバランスが悪いため、いずれ崩壊します。

これはこの世の真理。万物は常にバランスを保とうとする。分散型自律組織。いい言葉ですよね。各々が自立し決して群れない組織です。それでいて必要に応じて協力し合う。最高にバランスの取れた組織だと思います!

僕はDAOをこのように感じています。これがこれからの組織の在り方です。

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【DAO】3000倍以上続々!!DAOの稼ぎ方とWeb3.0の歩き方 いつもありがとうございます、太田です。 このブログでは過去に「DeFi」「NFT」「メタバース」と新しいテクノロジーの話をして...
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2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!