ビジネス

「最新」を追い求める日本人。だから稼げないのかも知れません。

書物

日本人の欠点の一つに、
「常に最新のモノを求める」という質があります。

車は新車がいい、家は新築じゃなきゃ嫌だ、家電は最新モデルが当たり前…このように常に新しいモノを求めます。

iphone発売日には常に行列ができます。これは新しいものを誰よりも早く手に入れたいという表れでもあります。

しかし、この考え方が、あなたの成功を妨げているかも知れません。なぜなら、お金稼ぎの場面においては、必ずしも「最新」が良いとは限らないから。むしろ、最新はリスクになることの方が多い。

新しいことというのは、それだけ実績がないわけですから、何が起きるか分からないものです。けど、日本人は平気でそこへ飛び込む。

「日本初上陸のビジネス」とか、
「まだ誰もやってない最新ホニャララ」とか…

新しいモノへ早く飛びつけば儲かる、そんな幻想を抱いている人が多いのです。確かに仮想通貨のように、そういった局面もあるのは確かです。けど、それにしたって、土台にあるのは「相場」という古臭い仕組みです。

ここが重要なんです。土台にある仕組みそのものは、何年も何十年も年百年も変わっていません。まずはここを学ばなきゃいけない。だから僕は仮想通貨の時に何回も言ってきた。

仮想通貨を行うのは全然OK!けど、その前にトレードを学んでくださいと。トレードという土台、仕組みの部分ですね、これを知らずに仮想通貨をやっても無駄なんです。それは基礎のない家を建てるようなもの。基礎がないのに上物だけ立派にしてるんです。

デザインはこんな感じがイイとか、オシャレな家具を置いたりとか、バカでしょ!?けど、仮想通貨の時、みんなこれをやっていたんですよ…

僕の大好きな言葉に、「不易流行」という言葉があります。これは、いつまでも変化しない本質を忘れず、そんな中で、時代に合わせて進化させていく、という意味です。

不易流行

いまの日本人は流行ばかり追いかけ、本質的な部分を忘れてしまっているように見える。それはお金稼ぎの場でも同じです。上っ面だけ新しいものにして、肝心な土台の部分、仕組みを無視している。

いつまでも変わらない本質的な部分。ここが最も重要なわけです。アップルにしてもAmazonにしても常に新しい何かを世に出していますが、土台、根っこの部分、つまり仕組みは変わりません。

けど、この基礎の部分というのは、土台ですから外側からは見えない場合が多い。だから、多くの人は成功者の上っ面だけを真似してしまうけど、それじゃ上手くいかない。肝心なのはそこじゃないから…土台、基礎、仕組みがあって、はじめて上っ面です。

そもそも新しいモノに価値を感じるというのが間違いかも知れません。これは田舎者の考え方で、日本は世界的にみると、まだまだ田舎者です。

だから、新しいものに価値を感じ、常に新しいものを手にしたがる。けど、海外、特にヨーロッパなどでは古いモノに価値を付けるでしょ。

例えば家なんて古ければ古いほど価値が出ます。車も時計も古いものほど価値がある。それは、それだけ使われてきた、多くの人々に支持されてきたという証拠だから。

以前に地震による停電対策としてストーブを買ったんです。どんな最新のストーブかと思いきや、知っている人は知っているアラジンのストーブ。

今どき、ライターで火をつけるストーブです(笑)けど、このアラジンの凄いところは、30年モデルが変わってないんです。それだけ、多くの人々に支持されてきたということ。そして一見、古臭いストーブなのですが、物凄い技術が詰まったストーブでもあるんです。だから、そこらへんのストーブよりも全然、価値があり値段も高いんです。

大事なのは根っこの部分、土台、基礎、仕組みです。これは不変なものです。何年も何十年も変わりません。古いものにこそ価値があります。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!