コラム

ベーシックインカムは本当に日本へやってくるのか?もし来るとしたらどんな社会になるのか?考えてみた。

ベーシックインカム

日本をベーシックインカムにした方がいい理由。

個人事業主の方はもう申請しましたか?「月次支援金」
月額10万円と微々たるもんですが、貰えるものは貰っておいた方がいいです。

月次支援金の他にも政府は様々な支援金、保障、助成金を用意しています。ただどうしても貰える人(企業)、貰えない人(企業)が出てくるわけです。

そして、僕もいくつかの支援金を頂きましたが、手続きがめちゃくちゃ面倒です…正直言って「面倒くさいから申請やめよ」と思わせるのが目的かな、と思うぐらい面倒です。

そこでベーシックインカムへ一本化すれば、みな平等に受け取れるし迅速に給付されます。「やらない理由はないよね」ということになってきているのです。

さらに前々から言われてきた、ベーシックインカムによる幸福度調査、ベーシックインカムにより勤労意欲がなくなる、よって幸福度も下がるのではないか?と言われてきましたが、これはフィンランドの約二年に渡る調査で幸福度は上がるということが分かりました。

さらに日本は他国と比べて、やった方がいいという理由があります。それが年金です。いま日本では年金暮らしの人が約4000万人います。これは世界でもトップクラスの多さです。他にも生活保護受給者が約200万人、これから失業保険を受け取る人も増えるでしょう。

このように、すでに国からお金を貰って生活している人が全国民の半数近くいるので、セミベーシックインカムみたいな国なんです。

もし本決まりするなら、本当の新時代の幕開けです。国民全員が、心にゆとりを持つことが出来るので、余裕で自粛をすることもできる。

今は何で自粛派と経済派でぶつかっているのかというとお互いにゆとりと余裕がないからです。経済派は自粛すれば給料が入らず死んでしまう。自粛派は、経済派が動き回ることで終息が遅れ、感染リスクも高まるので怒ってる。お互いフラストレーションが溜まって、それをお互いにぶつけあっている状態。

でもベーシックインカムになれば、経済派も家でゲームでもやってのんびり過ごせます。一定期間、みんなで自粛して余裕でコロナにも勝つことが出来る。

ベーシックインカムにも賛否はあります。でもお金を貰うことに反対する人はいないでしょ?働きたい人は働けばいいし、辞めたい人は辞めればいい。そこは自由なんだから対立する必要はないと思う。

最近の政府は、良くも悪くも世論で決定を覆すところがある。つまり、庶民の声が届いてるってこと。だからみんなでベーシックインカムを叫ぼう!早ければ3年後、遅くても10年後かな!と個人的には予想しています。

ベーシックインカムはどんな世界感か?

では、ベーシックインカムがくるとどんな社会になるのか?ちょっと想像をしてみよう。まず金額ですが国民一人10万円が妥当だと思います。夫婦2人なら20万円、僕んちみたいな4人家族なら40万円。昨年の特別定額給付金(10万円一律給付)が毎月続く感じですね。

「ところで財源は?」

という質問もあるかと思いますが、日本は自国通貨なのでお金を刷ればいくらでもあります。でも、政府は頭の良い人をコメンテーターにして、インフレが起こるとか、国の借金がとか言って「この国にはお金がない」と洗脳してきたのです。

何のために?「お金がない」と言っておいた方が都合がいいから。税金は上げられるし今回のような給付金も少なくて済む。その分、自分たちが使えるお金が増えるってわけです。

しかし、情報化社会により多くの国民が、正しい情報を得て、洗脳が解けてきた。日本には潤沢な資金があり、なおかつお金は作ろうと思えばいくらでも作れると知った。

だからコロナ禍では政府の少なすぎる対応に、SNSを中心に荒れてるんです。カネあるのに出さない政府に対して。

でも、政府もそのことを認識してきた。だから前回の定額給付金も国民の声を反映させて当初の計画から大幅に進路を変えて「10万円一律給付」とした。そうした背景があると思います。

考えてみてください。
リーマンショックの時は一律1万円だったのです。1万円でさえ、国民はありがたく受け取っていました。それは情報統制されていたから。

あれから10年、物価は、ほとんど変わっていなのに情報が解禁されてから給付は10倍です。「資金はある」という確固たる証拠だと思います。

とにかくこの国にお金はある、心配はいらない。

さて、ベーシックインカムでどんな社会がやってくるのか?まず生活のためだけに苦しい仕事をしている人は、その仕事をすぐに辞めることが出来るようになる。これがベーシックインカムの一番のメリットです。

そもそも「生活のためだけに働く」という古い時代の価値観はもう捨てるべきです。これを捨てない限り、ベーシックインカムが来ても幸せになりません。

ベーシックインカム反対派は、お金は汗水たらして稼ぐものとか、労働こそが素晴らしいと信じているから反対するのです。そして、その意見を人に押し付けてくるから、うっとおしい。

ベーシックインカムになれば衣食住には困らなくなる。それ以上の生活を求める人だけが働けばいい。だから僕は仕事は不定期なもの、季節的なものになると読んでいる。

例えば家族で海外旅行へ行きたいと思ったら、さすがにそれはベーシックインカムだけではいけない。だから旅費を稼ぐためだけに2ヵ月ぐらい働く。稼ぎ終わったら、その仕事はやめて旅行へ行く。

旅行から帰ってきて旅先で乗った外車が欲しくなった。今度はちょっと高い買い物になるので1年ぐらい働こう。みたいな感じ。

欲しいモノ、贅沢したい分だけ働く。その過程で生きがいになるような仕事が見つかれば続ければいい。

またフィンランドの調査では、ベーシックインカム受給者の多くがボランティア活動を行ったそうです。やはり人間が人間である限り、返報性の法則が働くので恩を返したくなるのでしょう。

これまでの資本主義社会では仕事の成功や富の大きさで人は人より優位に立とうとしてきた。けど、ベーシックインカムの世界ではそんな価値観はもう古くなる。

おそらくベーシックインカムの世界でも人は格付けを行い、人よりも優位に立とうとする。
それはある意味、人間として正常な証でもある。

でも、ベーシックインカムの世界では富の大きさや所有物で図るのではなく、もっと他の何か、人間らしさで図られるのだと思う。

例えばスキルとか知識とか知恵とか人間性とか。最近、筋トレブームが来ているのも、どこかでそんな時代が来ると予感してる人がいるからかも知れませんです。もうお金や所有物では人は人を認めない。そんな時代がコロナをキッカケに来ると思います。

そしてベーシックインカムが導入されると地方がアツくなると思います。例えば月10万円だとさすがに東京などの都会では家賃さえも払うことが出来ません。僕の住む札幌でも月10万円じゃ厳しいです。

そこで地方です。基本、会社へは行かなくていいので、住む場所はどこでもいいわけです。
地方であれば月10万円もあれば楽勝なので、地方へ住んでノンストレスな生活をする。

僕も昔、よく家族でニセコでキャンプしてました。今でこそ、ニセコは超セレブな別荘地になっちゃったんですが、昔は、ただの田舎町だったんですよね。

でも、羊蹄山の最高の景色があり、羊蹄山から噴き出る水がタダで飲めたり野菜がめちゃくちゃおいしかったり、タダで温泉に入れたりします。こんな生活が出来るところがきっと、日本中には山ほどあると思うんです。

で、それだけでは飽きちゃうんで、軽くネットビジネスでもして軽くお金を稼いで、月1ぐらいで東京へ行って買い物やレジャーを楽しむ。こういうライフスタイルが流行ると僕は思いますよ。

ちなみにベーシックインカム導入で真っ先に潰れるのが保険会社。
「万が一のお金」が必要なくなるわけですから、保険はもういらなくなる。そもそも、保険というのは歴史を辿ると分かるけど、健全なビジネスモデルとは言えない。なくなっても誰も困りはしないでしょう。

ベーシックインカム実現の可能性は?2つのシナリオ。

さて、ベーシックインカム自体はどれぐらい、現実味があるのか?本当に来るのか?僕はBI導入まで2つのシナリオがあると考えています。

一つは、日本が独自にのベーシックインカムの必要性を感じて導入する、もう一つは、諸外国が導入してその流れで日本も。

可能性として高いのは後者、海外が導入して、その流れで日本も。昨年の給付金がそうでしたよね。覚えていますか?政府ははじめ一律2万円の給付って言ってたんですよ笑

でも、同時期にアメリカが国民一人当たり、日本円で約13万円の給付と発表。この差に日本人の怒りが爆発してtwitterを中心に荒れたんでしたよね。

そこから2万円が5万円に。次に所得制限アリの一世帯30万円に。そして最後に全国民一律10万円になったのです。

今回はすべて世論が動かしました。もちろん、与党がtwitterを見てるかどうかは分かりません(笑)でも震源地があそこであることには間違いないでしょう。

だからベーシックインカムもアメリカの影響は多分にしてあると思います。アメリカがベーシックインカムを導入することによって日本も。という流れが一番、現実味があります。

じゃあ、アメリカは今ベーシックインカムに関してどうなのか?アメリカは失業者が2000万人を超えたことから、もう経済対策はベーシックインカムしか残されていないという見方もあります。

さらにトランプ元大統領はコロナ以前からベーシックインカムには前向きでした。それにより賛同者もFB社のザッカーバーグや天才イーロンマスク、さらにトランプ氏の対立候補だったアンドリュー・ヤン氏などベーシックインカムには党を超えた賛同がありコロナには国全体で立ち向かおうとしていました。この流れはバイデン政権でも同じです。さすがアメリカってとこですね!

以前に国の借金を返すために、1兆ドル硬貨を発行しようとしていたアメリカです(笑)
その案はさすがに廃案になりましたが発想が大胆で面白いですよね。そんなアメリカです。
僕は間違いなくベーシックインカムを導入してくると思います。それも、そう遠くない未来に。

じゃあ、日本はどうか?日本国内にもベーシックインカム賛同者は多い。元ライブドア社長の堀江貴文氏を筆頭に2ちゃんねる創始者の西村博之氏、経済学者の竹中平蔵氏、岸博幸氏、経済評論家の上念司などなど…挙げればキリがないほど面白い人たちがベーシックインカムに賛同しています。彼らは発信力もあるので力を合わせれば一瞬で広がるでしょう。

いずれにしても日本もそう遠くない未来にベーシックインカムが来るものと思われます。個人的には遅かれ早かれ必ず来ると考えています。

最後に。。。

ベーシックインカムが来ると投資、ビジネスのチャンスが山ほどあります。「え?ベーシックインカムになっても稼がなきゃいけないの?」と思うかも知れませんが僕の経験上、ベーシックインカムになった方が働く気が湧いてきます。

僕も数年前にセミリタイアを経験しましたが、そのとき、遊んでいたのは最初の1ヵ月のみでした。その後は心の底から意味不明なパワーが湧いてきて何でもいいから働きたいって気持ちになりましたから。

おそらく人は働くことをやめません。ただ、ベーシックインカムで本当にやりたい仕事をするようになるんじゃないかな。もしくは、めちゃくちゃ儲かる仕事だけを選んでやるとか(笑)

どっちにしても「生活のための嫌な仕事」はもうする必要がなくなる。では、どんなチャンスがあるのか?まず容易に考え付くのが100万円単位の安い不動産。

ベーシックインカム導入で地方がアツくなります。なので地方の比較的きれいで安いアパートを買っておけば不労所得が得られベーシックインカム収入が倍増します。

またベーシックインカム導入で出産率が上がることも予想され、第三次ベビーブームとなる可能性も高いです。そこで第一次、第二次ベビーブームの時にどんな商品が売れていたのかを調べると、意外なチャンスが眠っているかも知れません。

このように「いま」を起点に未来を想像し、過去と繋げることでコロナ後のチャンスが見てきます。

新型コロナウイルス、通称covid19はファミコンのリセットボタンのような存在だと思う。経済を一度リセットして、ゼロベースから作り直そう!ぐらいのインパクトがある。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!