最近、noteをはじめたこともあり、
新しい読者さんと絡む機会が増えてきました。
そこで改めて感じるのは、
「FXへの間違った認識」です。
例えば昨日もこんな話が出てきた。
「FXはじめてそろそろ半年が経ちますが
まったく勝てるようになりません。
手法は〇〇と〇〇を使っています。
何が問題なんでしょうか?
手法が間違っているのでしょうか?」
これが間違った認識の代表例。
何が問題かって、あなた自身の認識が問題。
なぜ半年やそこらで勝てると思ったのか?
勝つことは誰でもできる。
でも大事なのは「勝ち続ける」こと。
これにはどうしたって、
1年か2年は普通にかかる。
僕は5年かかったからね(笑)
トレーダーの収入というのは青天井。
どんな職業よりも圧倒的に高い。
極めれば大谷翔平の収入さえも抜くことできる、マジで。
それがトレーダーという職業。
それが、なぜ半年で完成するんだろう。
ちょっと考えれば分かることです。
僕はこう考えている。
はじめの2年で月利5~10%を稼げる、
という手ごたえを掴む。
3~5年でそれを確信に変える。
確信に変わればロット数を上げることができる。
そうすれば10~20年で大谷翔平を越える領域に達する。
これが正しい認識。
でも、多くの人はこんなイメージを持っていませんか?
・10万円が一ヵ月で100万円になる
・1年で億を稼げるようになる
・初心者でも簡単に稼げる
最近、特にこうした広告が増えてきた。
まずあり得ないと気付くことです。
そして、実際のトレードでも
間違った認識を持った人がほとんどで、
それが勝てない大きな理由です。
その間違った認識というのが、
「エントリーすれば稼げる」という幻想です。
冷静に考えてください。
勝ちトレーダーと負けトレーダーの差は、
どの手法を使っているかではありません。
本質は
「どこで仕掛けるか」「どこでやめるか」
それだけです。
負けトレーダーは、
仕掛けどころが毎日あると思い込んでいる。
ここもよく考えて欲しんだけど、
そんなに毎日チャンスがあるのなら、
もうすでにみんな億万長者になっていませんか?
そうなっていないのは、
チャンスなんて滅多にないからです。
ようやく来たチャンスだって7割は逃す。
残りの3割しか取れないのがトレードです。
これが正しい認識。
でも負けトレーダーはどうですか?
そもそも「仕掛けどころ」なんて気にもしていない。
感情のままにトレードしている人がほとんど。
ちょっと経験したでも、
どこで仕掛けるかは意識しているけど、
その仕掛けどころを自分の都合で決めちゃってる。
「高値越えたから買いだろ!」
「これダブルトップだから売りだな!」
「ゴールデンクロスしたので買いました」
こうした声をよく聞くが、
それを聞くたびに僕は・・・
「根拠が薄っ」
ダブルトップが仕掛けどころ?
そんな場は相場の中に星の数ほどある。
確かにダブルトップから暴落した箇所もある。
でもそうじゃないところは10倍以上ある。
ダブルトップというのは、
それ自体が根拠ではなくて、
そこに注文が溜まりやすいという場に過ぎない。
だから、そこでどう動くかで
相場の方向性が決まる場にもなってくる。
つまり仕掛けどころではなく、
方向性を見極める場です。
三尊天井、ゴールデンクロス、デットクロス、
ダブルボトム、トリプルボトムなんかも一緒。
仕掛けどころというのは、
「勝ちやすい条件が揃った場」のことを指します。
具体的には・・・
・トレンドがはっきりしているとき。
・トレンド転換の明確なサインが出た時
・プライスアクションが味方するとき
・中央銀行から「市場との対話」があった時
こうした相場の流れが自分に
有利に働きやすい場面が、仕掛けどころです。
こうした場面が頻繁に訪れるはずはないんです。