「お金を稼ぐ」とは、どういうことか?そもそも「お金を稼ぐ」というワード自体が、もう今の時代に適さないのかも知れない。そのことに気付いているだろうか?
「お金を稼ぐ」というのは労働の対価でした。会社へ行って自分の時間を差し出し、その分の報酬を会社から貰う。これが一般的な労働の対価。
自営業者や経営者も一緒。会社員と違って時間の制約は少ないが、基本は、労働の対価としてお金を貰う。
ここで問題になっていたのが、やりたくもないことを嫌々やる労働が大半だということ。先日、ある公共事業の作業現場を通り掛かりました。作業員はみんな、暗い顏していたので、
僕は思い切って聞いてみました(マジ話です)
「あのー、ずいぶん暗い顏して仕事してますけど、仕事おもしろくないんですか?やりたくないんですか?」
見事に無視されましたけど、そのあと、比較的若い人が近づいてきて、僕にこう言いました。
「お前ふざけてるの?こんな仕事やりたいわけねーだろ!」
これっておかしくないですか?だって、誰も得してませんよね?無駄な公共事業のために、いやいや働かされる従業員、そこに使われているのは僕達の税金です。だったら、公共事業を中抜きして、僕達の税金を直接、この従業員たちに渡しちゃった方が、まだマシなんです。
だって、そうですよね?従業員がお金を稼ぐために、無駄な仕事を無理やり作り出してるわけだから。しかも、その仕事は誰もやりたくないんですから。
それだったら従業員は稼ぐ必要はなくて、お金を直接あげた方が、税金も安く済みます。すると、もちろん全員じゃないけど、この中の何人かは…
「お金貰っちゃったんだから、世のため人のために何かしよう!」
ってことになる。つまり何が言いたいのかというと、お金は無駄を中抜きして直接渡しちゃった方が“生きた金”になるということです。
こっちの方が社会的にも全然良くて、こういう仕組みが出来上がりつつあるんです。そのひとつがクラウドファンディング。
「企業に投資するより、個人にお金渡しちゃった方がよくね?」
という考えからはじまり、今では投資家の多くが株を買うよりクラウドファンディングに流れています。
企業へ投資すると、自分のお金が何に使われているか不透明な部分があります。そして投資額に対してのリターンも適切なのか疑わしい。だったら、企業を中抜きしちゃって、優秀な個人へ投資した方が有意義でしょ!って考えです。
こんな思想が今、世の中で広がりつつあります。
僕もある程度のところまでいったら、新規の顧客を参加者に渡そうと思っています。(もちろん、売上ごと渡します)
さらに何かやりたいけどお金がない、という人には少額支援なども考えています。あくまでも助けるだけ。リターンは望んでいません。
もう、こういう時代なんです。「お金を稼ぐ」というのは時代遅れでお金は貰う、支援してもらう、という時代へ。
SDGsってご存知ですか?興味ある方はネットで調べて見て欲しいのですが、これは2030年までの国際的な目標です。
どういった目標かというと、地球上の誰一人として取り残さず、幸せにするという国際的な取り組みです。
これに日本も積極的に参加しています。僕は、これを小学校5年生の息子から教わりました。話を聞いた時は、本気で涙が出てきましたね(笑)
「とうちゃん、ぼくもSDGs取り組む!」
息子がこれを言った以上、僕もやらないわけにはいきません。
“地球上の誰一人として取り残さず”
このフレーズがイイじゃないですか!そして、会議の最後にパン・ギムン国連事務総長が次のように言ったそうです。
「国際社会に期待する数十億の人々を裏切ってはなりません。約束を守ろうではありませんか」
パンかっこいいじゃないか笑!