孫正義。
あなたはこの人のことをどれぐらい知っているでしょうか?実は孫さんには意外と否定派も多いんですよね。
「彼のやり方は単なるギャンブラーだ!」
と。けど、少なくても僕は、この人に出会って人生が変わった一人です。出会ったと言っても、直接会ったわけでもなければ、セミナーなどで何かを教わったわけでもない。
それでも魂あふれるこの人の話は文面や映像だけでも伝わるものです。
僕は数年前…
あるセミナーの映像を見て、成功するための答えを頂きました。その成功の秘訣は、おそらくはどんな分野においても通用する王道の成功法則と言ってもいいと思います。
そのセミナーは学生を中心に行われました。そこで孫さんは早速、第一の成功の秘訣を教えてくれるのです。
「自分が成功したのは、誰よりも勉強をしたからだ、これ以外にない」
さらに孫さんはそう続けました。
「ここにいる皆さんも相当に勉強しているかも知れない。だけど、当時の私以上では絶対にない。」
なぜ孫さんはそう言い切れたのでしょうか。もしかすると孫さん以上に勉強をしている学生がここにもいるかも知れない。
孫さんは言いました。
「肺炎を起こしたって、肺炎になっていることに気付かなかった。私はそれほど勉強に集中していた。ご飯を食べる時も勉強をしたし移動中も音声を聞きながら勉強をしていた。
寝る時間も最小限。それ以外のすべての時間を勉強にあてていた。つまり“物理的”に当時の私より勉強をすることは無理なんだ。」
世の中には様々な成功法則がありますが、そのほとんどはマーケティングです。本を売るための成功法則ってことです。だからみんなの目を引く言葉が並んでいる。
「簡単に成功できる!」
「思考するだけで手に入る!」
「一か月で100万円が手に入る!」
などなど…こうでも言わないと売れないからです。そしていつしか、本当の成功法則は埋もれてしまった。本当のことを言ったら売れないから。
その本当のことが孫さんが言っていた、死ぬほど勉強して死ぬほど努力しなさいというもの。成功の秘訣がこれだったら、誰もそんなノウハウ買わないでしょ(笑)
だけど、本物はこれでしかない。
僕はそのことに早々に気が付いた。だから余計な回り道をせずただひたすら努力してきた。じゃあ、なぜ?結果を出す人は努力ができるのか?
ここが一番知りたいんだと思いますが、それも孫さんが教えてくれました。知っている人もいるかも知れませんが、孫さんは坂本龍馬の大ファンです。坂本龍馬に影響を受けて、16歳という若さでアメリカに渡るのです。
孫さんが龍馬に一番影響を受けた言葉が下記です。
「世に生を得るは、“事を成す”にあり」
つまり、人は誰もが志をもって、それを成し遂げるために生きているということです。
自分は何のために生きているのか。
何を成すために生きているのか。
そこをもう一度考えてみてください。
魂レベルで。
これが見えれば、自然と努力ができるようになるはずです。
「目指すべき山を決めずに歩くは彷徨うに等しい」
これは孫さんの言葉ですが、まさに多くの人は彷徨っています。自分はどの山に登りたいのか?何をしたいのか?
人生を賭けて何を成すためにこの世の生を受けたのか?そう簡単に見えるものではありません。僕も30年以上掛かりました。
30年以上掛けて、ようやく残りの人生すべてを賭けて「トレードを極めたい」とぶれない志が見えました。どのくらいお金が欲しいとか、いくら稼ぎたいとかじゃありません。
何をしたいか?
何をするために生きているのか?
こっちです。世に名前を残した偉人で、「あの人はこんなに稼いだ!」なんて人は一人もいないわけです。
みんないくら稼いだかではなく、「何をしたか」「何に人生を賭けたか」で名を残しています。つまり、お金を追っても意味はないということ。
お金は“事を成す”
そのあとに付いてくるものだったのです。
あなたも出来るだけ早い段階で見つけてください。
「自分は何のために生きているのか?」
「なぜこの世に生を受けたのか?」
「残りの人生を賭けて何がしたいか?」
「志は一体何か?」
これを魂レベルで考える。これが正真正銘の王道の成功法則です。