僕は起業してから約10年間、あるビジネススクールに属していました。おそらく、ここは僕が知っている限り、日本国内では最大級のビジネススクールだと思います。
会員は国内に数千人?(憶測ですが)という噂も。。。
このスクールでは年に一回、会員総会が行われるのですが、顔ぶれは、そうそうたるメンバーです。
ここ2~3年、僕は参加していませんが、僕が参加していた時は毎年100名以上が参加していました。これだけの人数が参加すると、色々な人が全国から集まってきます。
圧倒的な実績を残している人、僕のように、そこそこ成果をあげている人(笑)努力はしているんだろうけど、結果の出ない人。行動もせずに、くすぶっている人…など様々です。
行動もしない人は、ちょっとおいて。
これは、きっと何か他の問題があるんだと思います。
僕が注目したのは行動しているのに、結果が出ている人と出ていない人がいるってこと。ここに着目し、その違いを徹底的に洗いざらい調べようと思ったんです。
結果を出してい人と結果が出ていない人を自分の中でグループ分けし話を聞き回りました。このスクールは年に一回の総会以外にも、地域ごとで集まることが多く、そこに僕も参加して結果を出している人、結果が出せない人の話を聞きまくりました。
東京、東北、関西、九州・・・
色々なところへ顔を出したので投資額も相当に。でも、ここで得られたものは、あまりにも大きかった。結果が出ている人と出てない人の決定的な共通点が見えてきたからです。
まず結果を出している人達からはこんな話を聞くことが多かった。
「いま力入れているのはオリンピックに向けての投資だね!」
「AI時代に備えて仕組みを構築しているところなんだ」
「中国へ行ってキャッシュレス社会を見てこようと思ってる」
「高齢化社会むけのサービスを一緒に考えてくれないか」
一方、結果が出てない人達からは、
こんな話を聞くことが多かった。
「今月は何とか30万円を稼ぎたい!」
「YouTubeが稼げるそうだ!俺もやってみようかな」
「今は仮想通貨がアツい!」
この違いにお気づきですか?
結果の出ている人は常に「未来」の話をし、結果が出ていない人達は常に「いま」の話をしていたのです。
分かりやすく言うと、結果が出てる人は「こうなるから、これをしよう」という思考に対して、結果が出てない人は「いまこうだから、これをしよう」という思考になってるのです。
結果が出ている人達は未来をみて、種まきをしているのに対して結果が出ていない人達は「いま」を見て芽の出た稲を刈ろうとしていたのです。
でも、よく考えてみてください。
芽が出て成熟した稲はすでに誰かのものです。これを「くれくれ!」言ったって誰もくれませんよね?やっぱり米食いたきゃ自分で種まきしなきゃ!
この違いだったのです。
ビジネスや投資において「いま」に価値はありません。これは株に例えると分かりやすいのですが、みんなが知って上がった株を買うとどうなりますか?高値つかみさせられて終わります…大損です。すべては、この原理です。
「いま」という時間は頭に浮かんだ瞬間、すでに過去になっています。つまり、結果の出ていない人は「過去」に力を使っているということになるのです。
結果を求めるのなら、やっぱり「未来」を見る。そして、種をまくことです。これが理解できたなら、今すぐに結果を求めるのはもうやめましょう。「すぐ」結果が出るものなんてないから。
この思想があまりにも強すぎると最悪…犯罪に走ることにもなりかねません。犯罪をおかせば、すぐに結果出ますからね!強盗とか窃盗とか詐欺とか(笑)時間、掛からないでしょ?
真っ当に稼ごうと思うなら、いま未来を見て、いま種をまくことです。決して、いま稲を刈ろうとしないことです。