よくありがちな話です。例えば、ある野球選手が打率アップのためにフォームの改造に取り組みました。
「よし、これなら3割は打てそうだ」
そして、いよいよシーズンが開幕!新しいフォームでシーズンにいどみます。ところが、初戦は4打数1安打…次の試合も同じく4打数1安打…次の試合は4打数ノーヒット…3試合で12打数2安打ですから、打率は1割6分ということになります。
野球好きな人なら分かると思いますが、とても、いい数字とは言えないですよね。
「おかしいな、何が悪いんだろう…
明日はもう少しバットを長く持ってみるか…」
と、早速フォームを変えてみることに。実は、ここにある落とし穴があるのです。確率論というものには、「大数の法則」と呼ばれるものがあります。
大数の法則が効くまで継続する
サイコロは何百回も何千回も振れば、それぞれの目の出る確率は均等化してきます。たとえば、最初の10回のうちに、たまたま1の目が連続して3回出たとしても、続けてサイコロを振って回数が増えれば増えるほど確率6分の1に近づきます。
このことを応用しているのが保険業界です。仮に顧客が数えるほどしかいなくて、そのうちの一人がいつ亡くなるかわからないようではビジネスは成り立ちません。
ですから、数万人の顧客が必要なのです。多ければ多い方がいいということはわかるはず。そして、数の法則に従って保険料の設定をし、儲けが出るように逆算しているわけです。
要するに、先ほどの野球選手の場合でいうと、たった12打数という極めて少ない試行回数で本来なら実現可能であった3割の打率を無理と判断してしまうのは早合点ということ。
これが投資の世界でいうギャンブラーの誤謬(ごびゅう)といわれるもので、そういったトレーダーが非常に多いのが事実です。思い当たる節はありませんか?
インターネットというツールの恩恵で僕達は、たくさんの情報を一度に、しかも大量に収集できる反面、アレもコレもと、次から次に試しはするが、いずれも長続きしない。
事実、目新しい手法に手を出しては、すぐに放り出すタイプの人は上手くいっていないでしょう。もう少し試してみると、大きく違う結果が待っていたにも関わらずです。
結局、すぐに乗り換えていることが原因で本当の成果が測れていない場合があるわけです。
やはり何事も「継続思考」です。
ただ一方でこんな考え方もあります。
お金は努力することなく一瞬で手に入る!?
「物事は段階を踏んで現れるものではなく
瞬時に出現するものだ」
これが最近の物理学のトレンドです。あなたの欲しいものが、何かは僕は分かりません。
お金かも知れないし車かも知れない。仲間や愛が欲しいという人もいるでしょう。
しかし、それはもうすでに用意されていて、あなたのすぐ手の届くところにあります。でも、あなたがフィルターを掛けて勝手に消しているだけだったんです。
例えばお金が欲しいという願い。これを先ほどの…「物事は段階を踏んで現れるものではなく瞬時に出現するものだ」に当てはめて言い変えるとこうなる。
「お金は努力することなく一瞬で手に入る」
何とも魅力的な話だけど、同時に怪し過ぎる話でもある(笑)
実はこの「怪しい」がポイントなんです。多くの人は「一瞬でお金が手に入る」と聞くと必ず何か罠がある、怪しいと感じてしまう。もしくは「どーせ俺にはムリ…」と思う人も少なくないでしょう。
そう感じることがフィルターとなり、先入観となり、最後は固定概念となり、勝手にお金を消してしまっていたんです。
だけど僕にはお金に関して、先入観も固定概念も何もない。だから儲け話も「あるかも知れない」を前提に実行してみる。するとお金は本当に一瞬で手に入る(笑)
もちろん、天からお金が降ってきたリ、ある日、ポストに大金が入っていたり、そんな非現実的なものではない。それは物理的にあり得ないでしょ。
例えばお金も欲しい、自由な時間も欲しいと願う人がいる。これは意外と簡単に手に入る。不動産だ。5000万円の不動産をローンを組んで購入してみる。年利12%で廻せば、それだけで年600万円の収入。半分をローンの返済に充てたとしても年収300万円の不労所得を得られる。
ここで多くの人が言うのは…
「いやいや、5000万円もローン組めないし」
これが思い込み。固定概念・先入観ってやつ。あなたが「ムリ!」と思うのは、消費のためのローンだからじゃないですか?確かに車を買ったり、マイホームを建てたり、生活費であったりのローンは審査も厳しい。
それは消費のためのローンだから。銀行も回収できなかったら困りますから…でも投資のためのローンであれば物件(投資対象)さえしっかりしていれば仮に債務者が払えなくなっても物件を担保に入れるので銀行側からしてみれば何の問題もない。
確かにいくつか条件もあるけど、過去に金融事故を起こした人でも、意外と組めたりする場合もある。
ちなみにサラリーマンの方が銀行は喜んでお金を貸してくれるので僕よりも有利。
もう一つちなみに言えばアメリカは90歳のおじいちゃんが30年の不動産ローンが組める(笑)
なぜか?なぜ30年後亡くなっている可能性が高いおじいちゃんにお金を貸すのか?
アメリカの金融が審査しているのは「人」ではなく「物件」だからです。
人は極端な話、誰だっていい。なぜなら物件が担保になっているから。その人に何かあれば物件を頂いちゃえば金融としては何の問題もないわけです。
だから思い込みさえ捨てれば、お金や自由な時間は一瞬で手に入る。ちなみに、さっきの不動産の話。僕の経験ですが書類数枚と2カ月ほどの時間で手に入った。
苦労も何もせず。ただ勇気をもって銀行の窓口で…
「不動産ほしいんですが…」と一言いっただけ(笑)
まさに…「お金は努力することなく一瞬で手に入る」を証明したことになる。不動産は、たとえ話にしても、実はこういった話が世の中にはゴロゴロある。最近で言えばクラウドファンディングとかね。ペラページ1枚作るだけで一瞬で大金が手に入ります。
あなたの意識が欲しいモノを勝手に消しているだけ。
恋愛で似たような経験をした人も多いかと思いますよ。例えば学生時代、好きだった女の子がいた。告白しようかどうしようか、迷っていたけど、何となくその子に、さけられているような気がしたから告白はしなかった。
数年後…
同窓会で当時の気持ちを告白すると、なんと、相手も自分のことを気にしていたと言う。さけられていた気がしたのは、相手も自分のことを意識していたから。告白さえしていれば、実は、実った恋だったんです。
これは…「愛」も「幸せな時間」もすでにそこに用意されていたということになる。だけど、自分の思い込みが勝手にそれを消していただけ…
これが物理学者が言う
「すでに用意されている」という意味。
手に入らないのは、物理的な問題ではなく、すべて僕たちの「意識」の問題だったんです。
「継続することが大事」
「欲しいものはすでに用意されていて一瞬で手に入る」
今日は異なる2つのお話をしました。あなたはどっちを信じる派ですか?それによって今後の結果は変わってくるでしょう。