コラム

「底辺の仕事ランキング」ってセンスないなと思う話。

またtwitter(X)で「底辺の仕事ランキング」が話題になってます。これは元々2021年に話題になった話で誰かがまたほじくり返してきたのでしょう。

ただ2021年当時と現在ではちょっと様子が変わってきているので解説します。

まず「底辺の仕事ランキング」がどういったものかを見ていきましょう。

1位:土木建設作業員
2位:警備スタッフ
3位:工場作業員
4位:倉庫作業員
5位:コンビニ店員
6位:清掃スタッフ
7位:トラック運転手
8位:ゴミ収集スタッフ
9位:飲食店スタッフ
10位:介護士

まずはこのランキング自体センスがない。もし、この世の「底辺の職業」があるとするのなら、それは「トレーダー」です。

トレーダーという職業は、お金が右から左に動くだけ。単なるマネーゲームで社会的価値は一切ありません。

あなたがトレードで儲かっても、社会の役には一個も役に立たないのです。世の中の仕事というのはどんな職業であっても必ず誰かの役に立っている。でも、唯一トレーダーという職業だけは、誰の役にも立ってない。

だから、前にも言いましたが、勝っているトレーダーというのは、寄付をしたり僕のようにトレードを人に教えることで社会的な価値を生み出しているのです。

こうした理由から、もし「底辺の職業」があるとするならそれは儲かったお金を私利私欲のためだけに使っているトレーダーかも知れませんね。

ただ僕が知ってる限り、勝っているトレーダーは皆、立派な社会貢献をしているのでやっぱり底辺の仕事なんてないんだと思う。

さて、ランキングに話を戻すと、上記の仕事は、どの職業も多くの人の役に立っています。

他の職業と比較するものじゃないけど土木作業員も、倉庫作業員も、どの職業よりも人の役に立っていると思います。

介護士や清掃スタッフなんかは、どちらかというと誰もやりたがらない仕事ででも、世の中には絶対に必要な仕事で、それをやってくれている人達には感謝しかないはず。飲食店スタッフがいない世の中を想像してみて下さい。美味しい料理が食べられない世の中になります。

コンビニのバイトだってそう。学生が学校に通うために必死に働いている。その勉強は将来の日本の役に立つはず。

そう考えると底辺どころか、上記の仕事が世の中を支えていると言えます。言うなれば「底辺」ではなく「土台/基礎」のような立派な仕事。

そして2021年と様子が変わってきたのがAIです。おそらくこのランキングを作ったバカは、肉体労働をバカにしデスクに座ったまま給料が発生する奴の発想だと思うのですが、AIの出現でそうした仕事の方が価値が失われました。

ライターとかプログラマーとか弁護士とか税理士とかエンジニアとか金融業とか保険屋とか先生とか。

今まで高収入で社会的地位が高く人を見下していた連中が今度は底辺になる番です。

2025年あたりにもう一回ランキングを作れ!って話です。きっとひっくり返っていると思います。

皆さん自分の仕事に誇りを持ってください。どんな仕事も必ず世の中の役に立ってます。「底辺」はこうしたランキングを作ってお金を稼ごうとしているセンスのない就職紹介サイトです。

ABOUT ME
takayukiota
2007年にサラリーマンを辞め独立。ネットビジネス、トレードを行いながら今日まで生き抜いてきました。これからはスマートビジネス、つまり組織に頼らず個人で活躍する時代が来ると思いますので、このブログが少しでも役立てば嬉しいです!